仕事帰り
現在進行形で……
🇩🇪は卐をおんぶしている。
🇩🇪
……なぁ、ナチス。
卐
なんだ?
🇩🇪
お前……
🇩🇪
今でも世界を変えたいと思っているのか?
卐
…………
卐
……はぁ……
卐
こんな私にそんな事ができると思うか?
🇩🇪
まあ……できないよな。
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それに……
卐
この世界も……悪くは無いと思う。
🇩🇪
?……
🇩🇪
な、なぜそんな風に考えてるんだ?
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……私は、沢山の死体の山の上で立っていた者だったからな……
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平和とは……こんなにも美しいものなんだな。
🇩🇪
お前……
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だが、いつか必ず支配する野望はあるがな。
🇩🇪
いや、まだあったのかよ。
🇩🇪
その野望を叶えるために……
🇩🇪
俺に取り憑くなよ?
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……それは、どうだろうな……
🇩🇪
はぁ……
🇩🇪
朝言っただろ?
🇩🇪
「決して俺に憑依するな」って。
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そういや、そうだったな。
🇩🇪
もしかして……忘れてたのか?
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いいや。はっきり覚えてる。
🇩🇪
なら、しっかり守ってくれ。
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はいはい。
卐
…………(・ω・ = ・ω・)
🇩🇪
どうしたんだ?
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……平和という物は……
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やはり……景色も美しいな。
🇩🇪
そうだろ。
🇩🇪
……俺の記憶では……
🇩🇪
戦争なんか、火と血の海の
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まるで地獄そのものだったからな……
🇩🇪
だが、戦争で犠牲になった人達によって……
🇩🇪
この平和があると思うと……
🇩🇪
…………
卐
……戦争はなぁ……
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自分とは違う考え方をしている奴を間違っていると見なして
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そこから、争いに発展してしまうんだ。
🇩🇪
……考え方が違うとかなら……
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話し合えばいいじゃないか?
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だがな……
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人は相手は性格などは変更不可能と見なしてしまうんだ。
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つまりは……話し合ったって意味は無いという訳だ
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…………
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そういう世界を……私が作り出したんだ。
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だが……私だけじゃない。
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他にも……沢山いる。
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……なんか、お前からそういう話を聞けるなんて
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思わなかった。
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お前が、あんな事を言ったからだろう。
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それに、私は答えただけだ。
🇩🇪
そうだな……
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おい!前!
🇩🇪
ん?って!
🇩🇪
危ない……
🇩🇪は横断歩道を渡る時……
赤信号のまま行こうとしてたよ。
卐
何をしてるんだお前は……
🇩🇪
すまん……
🇩🇪
よく考え事をすると……
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前が見えなくなるんだ。
🇩🇪
たが…ありがとな。
🇩🇪
お前がいなかったら……俺……
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あぁ、だが次からは気をつけろ。
🇩🇪
あぁ、わかってる……
🇩🇪
はぁ……
🇩🇪
帰ったら、食事の用意もしないといけないし……
🇩🇪
家事も少しあるし……
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いつもそうなのか?
🇩🇪
あぁ、毎日のようにな。
🇩🇪
だが、俺はこんな毎日に不満はない……
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何事もなければ……それでいい。
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ふーん😒
🇩🇪
まあ、お前には到底分からない事だ。
🇩🇪
世界を変えるという野望のあるやつはな……
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……だが、そんな私にも少し分かる事だってあるぞ?
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え?
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……景色とか日常とか……
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私の時代にはなかった「何か」が今ある……
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それを見た事がないせいか……
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美しいなって思ってしまうんだよ。
🇩🇪
……そうか😊
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あと……
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ん?
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さっき言った野望は……
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今からする必要は……ないと思う。
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今だけはな……
卐
カク……カク……(眠たそうな様子)
🇩🇪
ん?どうした?
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……すごく……眠くなってきた……ような……
🇩🇪
なら、そのまま寝ててくれてもいいぞ。
🇩🇪
家まで、まだ距離はあるし。
卐
そう……か……スゥー……スゥー……
🇩🇪
本当に寝てしまった……
🇩🇪
だが……ふとした「何か」を感じるな……🤭
🇩🇪
昔は……あんなに暴れていたのに……
🇩🇪
なぜだろうな……
🇩🇪
まあ……いいか。
続く……






