赤side
赤
此処に君が?
桃
桃
起き上がった体は雪でビチャビチャになっていて指先が震えていた
少しぎこちないピンクの彼に少し疑問を抱きながらも無視をする
赤
スクッと立ち上がるがズキっと脇腹に痛みが走った
バレないように近づいてくるピンクに背を向けて足を動かした
桃
足を止める
桃
赤
どうしよう、片付けるの忘れちゃった
まぁでも、此処にいるってことは片付けてる途中を見られたかもだからこっちの方がいいのかな
赤
「もう行きますね」とまた足を動かした
振り返ることはせずに__
赤side
理事長
後ろから腰らへんを軽く握られて理事長が楽しそうに笑う
赤
赤
数メートル離れた所には何台ものパトカー
理事長
赤
遡ること数分前
2人と合流して怒られている中、通話が来て出てみると理事長で
嫌な予感しかしなくて出てみればさ!
赤
ギアを最大まで上げてパトカーから距離を離すがまた追いつかれるだろう
赤
そのまま近くの道を曲がり一つギアを下げた
理事長
赤
理事長
赤
もう追いついてきた…
しょうがない、2人呼ぶか
赤
黄
るぅとくんの声の裏で何かゴトゴトと音がした
黄
ころちゃんの声が遠くて聞き取れないが嫌な予感がする
赤
インカムから手を離してある角を曲がる
その時すれ違った一つのバイク
赤
後ろに乗っているフードを被って狐のお面をつけている人の手に持っているもの
理事長
それは、コーンバーだった
桃side
桃
突き放された気分だ
口を覆うように手を置いて外を見つめる
降り続ける雪
どうしてもあの日を思い出してしまう
やはり雪の日は
桃
コメント
3件
最高でした😭👏✨ぶくしつです✨
続きは♡200〜