s h k
瞼が落ちそうなのを我慢して knを起こすために体を揺さぶる
k n
布団にくるまって泣き始める
s h k
学校と勘違いしているknに告げると ゆっくり布団からでてくる
k n
s h k
涙を隠すかのように勢いよく 押し倒すかたちで俺に抱きついてきた
至近距離き胸が高鳴る
s h k
k n
優しく笑って俺に謝るkn
k n
座り直した俺に今度は バックハグをしてきた
s h k
knの息が首に吹きかかり くすぐったくて笑ってしまう
加えて恥ずかしさも込み上げてくる
k n
k n
絶対わかってて訊いてる
ドSな弟に翻弄されるのは悔しいが 元気でいてくれているのは嬉しい
なんとも複雑な気持ちだ
k n
朝食を食べようとしたが 冷蔵庫は空っぽに近しい状態だった
s h k
k n
俺たちは2人暮らしをしている
親がいないとか家庭環境が 荒れたりはしていない
当時俺が大学に通うために一人暮らしする ことになってknがついてきたという流れ
おかげで寂しい思いをせず 楽しく暮らせている
k n
s h k
準備とはいっても バッグと財布を用意するだけ
2人
俺らは誰もいない家に挨拶をして 家の外に出た
s h k
外気に晒されて徐々に冷えていく 両手を擦って息をかける
k n
行動を見ていたknが要求をしてきたので 素直に手を貸す
k n
指同士が絡み温かさが伝わってくる
k n
s h k
s h k
大半の学校の人は俺らが兄弟と知らない
傍から見ればただの生徒と教師
面倒なことになること間違いなし
k n
k n
どうして恥ずかしいことを 堂々と言えるのだろう
俺には到底無理
s h k
s h k
k n
この無邪気に見える笑顔は 信用していいのか?
k n
繋いでいない方の手で ある一点を指さすkn
さされた方向には
大満開の桜が何本もあった
s h k
ピンクの花びらたちが風に舞う
遠くへ、また遠くへと見えなくなる
k n
もうすぐでknも高校三年生
大学受験に向けて勉強に励むことになる
高校受験の時はかなり苦しんでいたから 余計に心配
s h k
k n
こんなにも傍にいるのに
どこか遠くて儚い
桜の花びらのように
触れようと思えば風に流されてしまいそう
k n
俯いていると手を離され顔を覗き込まれた
俺は怖くなって思わず手を掴む
s h k
k n
s h k
k n
気をつかってからかわない優しさが 眩しくてたまらなかった
人への接し方が本当に上手い
俺にもknのような社交性があれば 彼の苦しみを解消できたのかもしれない
だけど現実は理想と全く別物
救ってあげられないのが現実
k n
k n
社交性がある故に苦しむ人もいるけどね
コメント
4件
年下攻めだぁぁぁッ...萌え萌えきゅんですわねおほほ((((?) しかも兄弟パロだなんて... 性癖詰め込みました?(( 社交性...?任せてくださいy
もうほんとに可愛いが上手いんだから好きですありがとうございます