エリック
ッ!!何故その名を知っている

早乙女 雅
ふふ、家には優秀な諜報員がいるもんで

早乙女 雅
まぁ、そのお陰で中々一緒に居られないんやけど…(´._.`)

エリック
(呑気な奴…)

エリック
兎に角…俺の本名を知っているなら死んでもらう

エリック
(銃を構える)

早乙女 雅
え、ちょ、俺は殺し合いをしに来た訳じゃ…!

エリック
((バァンッ!!

銃を撃つ。次の瞬間目の前の女の周りに殺気が纏う。完全にゴミを見てるかのような目で、俺を見てくる
早乙女 雅
ザシュッ))…ふぅ、危なかったァ

エリック
…嘘、だろ。俺の銃弾は鉱石を使った物だ…

エリック
そう簡単に斬られるはずが…

早乙女 雅
ふふ、これは"厳鉄鉱石"を使ったものやから

エリック
!、本当に存在していたのか…

【厳鉄鉱石】
この世に1つしかない鉄鉱石
その鉄鉱石を使った剣で斬れ無いものは無い。
早乙女 雅
ふふ、存在していたのだよ!凄いやろ?( *¯ ꒳¯*)

エリック
(今のうちに、)ダッ…

早乙女 雅
ちょ、待って、本当に殺し合いをしに来たわけじゃッ…

エリック
((ザシュッ

早乙女 雅
あ゙ッ!!((ゴフッ…ポタポタ

エリック
(抵抗もしないというのか…つまらない奴)

女の腹に刺さった小刀をぬこうとした時、手を掴まれる
エリック
ッ…離せ!

早乙女 雅
俺は…君を、殺しに来た訳じゃないんよ…((ポタポタ

エリック
だったらなんだって言うんだ!

早乙女 雅
君を…仲間に引き入れようと思って…((ふへ、

エリック
……巫山戯るなぁ!!

早乙女 雅
……どうしたの?((ゴホッゴホッ

エリック
…俺は、殺りたくてこんなことしてる訳じゃ無い!!

早乙女 雅
……

エリック
親に毎日のように殴られて、どれだけ苦しかったか…!

エリック
そのまま、親を殺してしまった時の恐怖なんてお前なんかに分かるわけッ…

早乙女 雅
…((抱きつく

エリック
は、

早乙女 雅
ごめんね、辛い話させて

早乙女 雅
…分かるよ、殺したくなくても、もうそれしか生きていく方法が無いんだよね?

エリック
ッ………

早乙女 雅
それで所属した職場では、殴られて、辛かったね

エリック
なんで、知って…

早乙女 雅
言ったやろ?家には優秀な諜報員がおるって

早乙女 雅
君、戦うこと自体は嫌いやないやろ?

エリック
…嗚呼

早乙女 雅
家なら悪いようにはしないよ?どう?来ない?

エリック
お前らが所属する場所は、なんて言うんだ?

早乙女 雅
シュヴァルツ…過度な悪さをした犯罪そしきを成敗する組織だよ

エリック
…乗った

早乙女 雅
ふふ、よろしくね

エリック
嗚呼

早乙女 雅
俺は雅よろ、しく、ね((バタンッ

エリック
ッ!?雅…!

エリック
大丈夫か…!

早乙女 雅
ご、ごめ、血を流しすぎたみたい、やわ

エリック
そ、んな、俺のせいで

早乙女 雅
君の、せいや、ないよ…俺が避け無かったから…

エリック
で、でも

幹部
雅ッ!!

早乙女 雅
あ、み、んな((ゴホッゴホッ

雷羽 誉
雅ッ…!

白雪 桜
ど、どうしてこんなに血だらけに、

仁坂 青砥
【そんな事より早く止血をしろ!】

雷羽 誉
あ、嗚呼!

シロユリ
お前か、お前のせいで、BOSSが…

シロユリ
…死ね((ギロリ、ダッ

エリック
(ああ、死んだか…もう、無駄に恐怖を感じる必要も無いと思ったんだがな)

目を閉じる。…けれども、どれほど待っても痛みは感じない。
早乙女 雅
ま、待て!

シロユリ
ピタ…何BOSS

早乙女 雅
そいつを殺す事は俺が許さない!((ゴホッゴホッ…ビチャッ

雷羽 誉
雅!大声を出したらダメ!

早乙女 雅
そいつは、エリックは、たった今からシュヴァルツの幹部になった!

早乙女 雅
例え、シロユリでも、"仲間"を殺す事は、許さないッ!!

エリック
ッ…なか、ま

シロユリ
でも!此奴はBOSSを傷つけた!

早乙女 雅
シロユリ、辞めてッ…

シロユリ
でもッ…!!

早乙女 雅
シロユリ、これは命令だ。やめろ

シロユリ
ッ…わかった

白雪 桜
…いいの?雅、

白雪 桜
僕は、雅が決めた事に否定するつもりは無いけど、仮にも命を狙ったヤツなんだよ…?

早乙女 雅
うん、いいの…俺も、似た過去を持っているから…

雷羽 誉
似た、過去?

仁坂 青砥
【(俺も知らない、過去って一体…)】

早乙女 雅
…エリック、おいで

エリック
…あ、ああ

早乙女 雅
君は何も悪くないから、思いつめないで

早乙女 雅
もう、俺たちは、仲間、いや、"家族"何だから

エリック
家族、?

早乙女 雅
うん、家族((にこ、

エリック
……((ポロポロ

早乙女 雅
ふふ、なか、ないで?

エリック
ありがとぉ、((ポロポロ

早乙女 雅
うん、じゃ、後は頼んだよ、皆…((ガクッ

幹部
ッ!!雅!

白雪 桜
い、急いで帰るよ!

シロユリ
わかってるわ!!

雷羽 誉
君、エリック、だっけ?

エリック
嗚呼…

雷羽 誉
僕は誉、よろしくね。じゃ、着いてきて

エリック
…わかった(此奴も、どうしてこんなに優しく接してくれるのだろうか…)
