/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
凛花
えっ…と
凛花
聞くよ？もちろん聞くけど
凛花
葵ちゃんにも呼び出されてるんでしょ
凛花
いいの…？
涼
あぁ、その事なら
涼
もう葵ちゃんには遅れるって連絡しといたから大丈夫
凛花
そ、そうなんだ
涼
で
涼
小学生のとき…凛花に告白されたとき
涼
俺、凛花のこと好きだったよ
涼
でも、付き合うのに不安とか恥ずかしさとか色々あって
涼
葵ちゃんは好きな人でもなんでもないのに好きな人だって言っちゃったんだ
涼
葵ちゃんは幼馴染で仲が良かったから、つい。
涼
でも、その告白がドッキリだって言われたから俺は
涼
失恋したと思った
涼
そうしたら、葵ちゃんの顔が浮かんで
涼
気付いたら葵ちゃんの元に走ってた
涼
家が近いからでも幼馴染だからでもない
涼
ただ話を聞いて欲しかった
涼
それで葵ちゃんに話を聞いてもらったらスッキリしてさ
涼
同時に胸がドキドキした
涼
でもそん時葵ちゃんとはは幼馴染だったし、俺はガキだし、それにずっと一緒にいたから
涼
一緒にいたい気持ちなんて、1ミリも分かんなかった
涼
けど、あれは
涼
3月のことだった
小学生の頃、3月、葵の家で
涼
え！？
涼
葵ちゃん、中学受験するの！？
葵
うん…
葵
みんなと離れたくないよ
涼
うそだ…俺はずっと葵ちゃんと一緒にいたのに、どうして
涼
…葵ちゃんは、中学受験したいの？
葵
当然、したくないよ…
葵
いやだよ
涼
じゃあ、葵のママとパパに行ってくる
葵
え！？ちょ、ちょっと待ってよ！涼くん！
葵ママ
あら？涼くん来てたの？
葵ママ
こんにちは
涼
こんにちは、お邪魔してます
涼
あの！
涼
葵ちゃんを受験させないでください！！
涼
葵ちゃんも嫌だって言ってます！！
葵ママ
え…葵が？
葵ママ
葵、そうなの？
葵
…ごめんなさいママ
葵
でも私みんなと離れたくないの…お願い、ママ
葵
お勉強は頑張るから
葵ママ
…しょうがないわねぇ
葵ママ
そこまで言うなら、、
葵ママ
でもお勉強はちゃんとやるのよ？
葵
うん、ママ！
現在
涼
…って言う訳で、葵ちゃんは中学受験しないで済んだ
涼
その頃から葵ちゃんを好きになったんだと思う
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
