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同じクラスであった潔世一の葬儀は、雨天の日に行われた。
たくさんの人の涙があるであろうお葬式にも、
昨日の夜の通夜にも俺は行かなかった。
ずっと、家にいた。
彼が休日中に死んでくれたおかげで、
天気の悪い日に外にでなくてもすんだ。
俺は休日自分の部屋で過ごす毎日だった。
大抵の時間は、本を呼んでいる。
現在読んでいる本は、彼から以前借りたものだ。
彼が死ぬ前には読んで返そうとおもっていたのに、それも間に合わなかった。
ふと、スマホのLINEをひらいた。
そこには俺が同じクラスだった彼に送ったメールがあった。
たった一言のメール。
これを彼が見たかは知らない。
俺はベッドに突っ伏した。
彼に送った言葉を心の中で反芻した。
『君の余命が欲しい』
見ていたしても、彼はどう受けとるだろうか。
考えていると、眠ってしまっていた。
俺は夢の中で彼と会っていた、かもしれない。
『君の余命が欲しい』
凛
凛
潔
潔
凛
潔
潔
潔
凛
凛
潔
潔
そんな彼もこちらを見ず仕事に従事しているようだった。
凛
潔
凛
潔
凛
潔
凛
潔
凛
潔
凛
潔
潔
凛
先生
先生
潔
凛
潔
凛
潔
凛
潔
潔
凛
潔
凛
潔
凛
潔
潔
凛
凛
潔
凛
潔
凛
潔
潔
凛
凛
潔
潔
潔
凛
潔
潔
潔
凛
潔
潔
潔
凛
キーンコーンカーンコーン
潔
潔
潔
潔
潔
凛
凛
ボフッ
凛
そういえばアイツとはどうやって出会ったんだっけ?