同じクラスであった潔世一の葬儀は、雨天の日に行われた。
たくさんの人の涙があるであろうお葬式にも、
昨日の夜の通夜にも俺は行かなかった。
ずっと、家にいた。
彼が休日中に死んでくれたおかげで、
天気の悪い日に外にでなくてもすんだ。
俺は休日自分の部屋で過ごす毎日だった。
大抵の時間は、本を呼んでいる。
現在読んでいる本は、彼から以前借りたものだ。
彼が死ぬ前には読んで返そうとおもっていたのに、それも間に合わなかった。
ふと、スマホのLINEをひらいた。
そこには俺が同じクラスだった彼に送ったメールがあった。
たった一言のメール。
これを彼が見たかは知らない。
俺はベッドに突っ伏した。
彼に送った言葉を心の中で反芻した。
『君の余命が欲しい』
見ていたしても、彼はどう受けとるだろうか。
考えていると、眠ってしまっていた。
俺は夢の中で彼と会っていた、かもしれない。
『君の余命が欲しい』
凛
.....いきなりなに?
凛
なにかに目覚めたの?
潔
昨日テレビで見たのだよ、
潔
昔の人は悪いところの部分をたべたんだってさぁ~
凛
.....それが?
潔
胃が悪かったら胃を食べる
潔
そうしたら病気が治るって信じられてたらしいよ
潔
だから俺は、君の余命が欲しい
凛
全然話しと合っていないんだけど
凛
ていうかその君っていうのは俺のこと?
潔
他に誰がいるの?
潔
((フフッ
そんな彼もこちらを見ず仕事に従事しているようだった。
凛
君を救う重荷は背負わせられない
潔
君に、凛くんにしか頼めないよ
凛
...あっそ
潔
重大さを知らないな?
凛
知ってるよ
潔
!
凛
だから君の余命を貰うことはできない
潔
凛くんもちゃんと俺に興味を持ってくれてるんだねぇ
凛
まぁ余命とかについては其なりにはある
潔
俺という人間には?
凛
.....さぁ
潔
さぁってなに?!
潔
((フフッ
凛
....
先生
もう閉める時間だから、
先生
帰っていいわよ
潔
は~い
凛
...はい
潔
ねぇ
凛
....なに?
潔
明後日、暇?
凛
まぁ...暇だけど
潔
じゃあ、
潔
明後日、遊ぼ!
凛
はぁ?
潔
時間はぁ~
凛
おい、
潔
8:00、いや9:00か?
凛
おい、おい待てって!!
潔
もぉ~
潔
なに?((怒
凛
なに?って
凛
なんでかってに決めてるんだよ!!
潔
え?
凛
は?
潔
いや、行かないの?
凛
だからまだ答えてないんだけど
潔
黙ってるってことは、OKってこと
潔
だから
凛
(頭イカれてんのか?)
凛
(コイツ)
潔
あ!
潔
頭イカれてんのかコイツって
潔
今思ったでしょ!!
凛
....
潔
NOアンサー?!
潔
というか、
潔
明後日来てくれる?
凛
...行く
潔
!
潔
じゃあ、明後日8:00ロッテリア
潔
集合ね!
凛
分かった
キーンコーンカーンコーン
潔
え?!
潔
もうこんな時間?!
潔
やばっ!!
潔
じゃあね!!
潔
凛くん!!!((手振
凛
あぁ
凛
はぁ
ボフッ
凛
いろいろと疲れた
そういえばアイツとはどうやって出会ったんだっけ?






