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三章十一話
残り4日
俺の寿命はもう5日もなく、
死がすぐそこにあって来世がすぐそこにあった
みんなは俺が笑う度に泣きそうになって
笑うのが辛かった
でもみんなには笑ってて欲しい
湊
紫陽花
湊
紫陽花
彼はなんで俺が笑顔を作ってるのを見破れたんだ?
湊
紫陽花
カイ
言われて思ったんだ
自分の事なんて気にしなかった
周りの事ばっかで気づいたら
抱えきれない物まで抱えて
いつからか周りを気にして生きて自分の事なんてどうでも良くなっていた
零雷
零雷
零雷
紫陽花
自分を探す?
紫陽花
湊
湊
正直難しかった
周りの目を気にして生きてきた俺からしたら
周りの目を無くすのは考えられなかった
でも
紫陽花
やる価値はありそう
カイ
あと今日入れて4日
ありのままの自分でお別れしたいな