テレビから流れる悲鳴。 追いかける幽霊の唸り声。 なんか井戸から出てきた。 「あッ…」 人が捕まった… 俺は今、テレビでホラー映画を見ている。 周りの人が見てて、軽い気持ちで。 しかし、今になって後悔した。 めちゃめちゃ怖い… 「…もういやや…(泣)」 俺は急いでリモコンを手に持ち、お笑い番組に切り替えた。
か○いたちの番になったと同時に、俺の彼氏のなーくんが帰ってきた。 「ただいまーっ!」 「…!おかえり…!」 今は夜11時。 「俺もうお風呂入ったから、なーくんええよ!沸かし直したから!」 「おっ、ありがとー!」 なーくんにはバレんようにせんと…! 「ふぅッ…」 しかし怖かったなぁ… この時は思ってもいなかった。 あんなことになるとは…
「おやすみー」 「おやすみー」 自分のベッドに横になっていると、さっきの映画がフラッシュバックした。 「っ…」 怖い… 寝れるかな… 「ぅぅ…」 30分くらい経ったけど、やっぱり怖い… 「なーくん…ッ」 俺は部屋を出て、なーくんの部屋に向かった。
ガチャッ 「なーくん…っ」 「んっ…どうしたの?」 なーくんは目を擦りながら、部屋の電気をつけてくれた。 「……ッ…」 「?…」 「いっしょに…寝てくれへん…?」 「えっ…?」 「ッ、その…怖い映画見ちゃって…」 「ww、なんで見ちゃったの?ww」 「周りも見とるし…もう平気かなと思って…」 「ん、じゃあ、こっち来て?」 なーくんは小さく手招きした。 素直になーくんの方に行くと、いきなりベッドに押し倒された。 「なぁ、くん…?」 「じゃあ、俺が…、」 「怖いのなんか忘れさせてあげる…♡」
コメント
2件
ブクマ失礼します!
単発です。雑です。