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さ と み
※今回もさとみくん視点です
俺は直ぐに追いかけようとした
でも、動けば動くほど、体のあちこちが痛む
さ と み
さ と み
雨零はゆっくりと立ち上がった
なんで、立てるんだ?
雨零はフラつきながら階段をダッシュで降りていった
俺は痛みを我慢して必死に走った
雨零はただひたすらどこかに走っていた
何度呼んでも、振り向かなかった
雨零は地面に血を落としながら走っていた
キキー
雨零が信号を渡ろうとした瞬間
軽トラが横から突っ込んで来てた
俺は、助けるために痛みを忘れて雨零の元へ走った
でも
遅かった
雨零は道路に横たわっていた
色んな所から血が出ていた
俺は雨零の元へ駆け寄った
周りがざわめき始めた
ピーポーピーポー
誰かが救急車を呼んでくれた
救急隊員
周りの人
救急隊員
救急隊員は雨零の傍に駆け寄った
救急隊員
救急隊員
雨零はビクともしなかった
その瞬間
俺の何かが切れた音がした
好きな人を助けられないって
こういう気持ちなんだ━━
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