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I NEED U

2 - I NEED U

♥

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2020年08月15日

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テヒョン

どしてそんな思い詰めた顔してんのさ

ジミン

えっと、

ジミン

…○○と別れたんだ

テヒョン

ええええ!?!?

テヒョン

あんなラブラブだったのに!?

ジミン

…仕方ないよ

ジミン

○○が別れたいって言うんだから

ジミン

僕にそれを拒否する権利はないよ

テヒョン

…お前良い奴だな

ジミン

えへ、ありがと

テヒョン

俺だったら何してでも別れないけどな

ジミン

お互いの為だから

テヒョン

ふーん

テヒョン

てかなんでこんな所にいるのさ

ジミン

あー、久しぶりに練習室以外でも踊りたいなって思って

テヒョン

だからってクラブ来るか?笑

ジミン

だって他に行く所ないもん

テヒョン

仮にもお前練習生だろ??

テヒョン

そこら辺大丈夫なのかよ

ジミン

バレなきゃいいんだよ

テヒョン

やっぱジミナクズだわ

ジミン

テヒョンアに言われたくないかな

大広間から鳴り響く音に体が勝手にリズムを刻む。

テヒョン

おお、練習生っぽい

ジミン

練習生ですよ?笑

テヒョン

まぁ悪い事してんのは俺もだけどさ

ジミン

え、テヒョンア悪い事してるの

テヒョン

やらなきゃやってられないよ

ジミン

…何があったの?

テヒョン

うふ、聞きたい?

ジミン

うん、聞きたい

テヒョン

簡単に言えば親友に彼女寝度られた挙句、勝手に結婚されたかな

ジミン

はっ!?!?

テヒョン

追加で言えば、その親友が別の人とも寝てて何故か俺がとばっちり受けてる

ジミン

うっわ…

テヒョン

ほんとドロ沼関係だよね~

ジミン

テヒョンアの方が何億倍も大変じゃん

テヒョン

でも俺より何億倍も辛いのはジミナでしょ?

ジミン

……………

テヒョン

ジミナ風邪引いてる??

ジミン

え、なんで分かったの

テヒョン

風邪引いてるのにクラブ来てんのかよ笑

ジミン

じゃなきゃやってられないよ

テヒョン

それもそうだな

テヒョン

俺の友達に薬剤師さんが居るんだけど

テヒョン

いい風邪薬貰う?

ジミン

え、悪いよ…

テヒョン

大丈夫、俺のコネだから!

ジミン

…分かった、ありがとう

テヒョン

いいってことよ!!

ジミン

ほんと良い友達持ったわ

テヒョン

だろ?笑

テヒョンアは笑って僕の頭を撫でた。

なんだか少し楽になったような気がして、僕も笑い返した。

彼の笑みの意味も知らずに。

あれから、半年

昔は忙しくても定期的にしていた連絡も、あの日以来ぱったり途絶えてしまった。

それで良いはずなのに、その方が良いはずなのに

日常から大切なものがすっぽり抜けたみたいな気分になった。

あなた

…ジミン、元気にしてるのかな

目を閉じれば、未だに鮮明に浮かぶあの笑顔。

私は彼の笑顔が誰よりも好きだった。

優しくて、何よりも私の事を優先してくれて

本当に良い彼氏だったな、

そう思うと、尚更寂しさが込み上げてきて

我ながら自分勝手だな、と思った。

よく行くモールで買い物していると、後ろから聞き覚えのある声がした。

ジョングク

○○さん?

あなた

あっ、グク!?

ジョングク

はい、お久しぶりです

グクは、ジミンと同じ事務所の練習生で

高校の後輩で、よく3人で遊んだりしていた。

あなた

グク久しぶりねぇ

ジョングク

相変わらず変な人ですね

あなた

相変わらず嫌味だなぁ

ジョングク

嫌味というか結構ストレートに言ってるつもりなんですけどね

あなた

あ、確信犯なのね

ジョングク

言葉の使い方間違ってますよ

あなた

うるせぇ

ジョングク

というか最近ジミンさん元気無いですけど

あなた

ジョングク

なんか集中出来てないし、ダンスも乱れてるし

ジョングク

何かあったんですか?

あなた

…別れたんだ

ジョングク

えっ

あなた

お互い、将来の為に別れようって

あなた

私から言ったの

ジョングク

そうだったんですか…

あなた

グク、ジミンの事カバーしてあげてね

ジョングク

言われなくてもしてますよ

あなた

あはっ、さすがグクだね笑

ジョングク

たまには連絡してあげて下さいね

あなた

へ?

ジョングク

ジミンさん、相当参ってるみたいだから

あなた

ああ…うん、そうする

ジョングク

またね

あなた

うん、またね!

手を振り、グクの後ろ姿を見送る。

逞しくなったな、グクは。

買い物を終え、家に帰った時

誰かから電話が来た。

あなた

?誰だろ、

見ると、そこに映し出されていたのは

『ジミン』の文字だった。

一気に早くなる鼓動を感じながら、電話に出る。

あなた

も、しもし…?

ホソク

あ、誰!?

あなた

へっ!?

ホソク

彼女さんですか!?!?

あなた

あ、今は違いますけど、

ホソク

そーゆーのは今いいです!!

ホソク

ジミナがっ…!!!

彼から出た言葉は、私の思考回路を停止させるのに充分な言葉だった。

『ジミナが、倒れましたっ…』

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コメント

19

ユーザー

~~~~~(ノ≧ρ≦)ノいやじゃぁぁぁぁジミンちゃぁぁあん!!

ユーザー

((^ω^三^ω<ギャアアアアアア ジミナア゙ア゙ア゙ア゙ア゙

ユーザー

面白すぎてフォローしました! 最高です!! 続き待ってます🤍

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