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僕の名前は… タニシとでも言っとこうかな。 勿論偽名だよ。
ついさっき親に黙って高校を中退 してきた元高校生。
辞めたのにはちゃんとした理由が あるんだからね? 勘違いすんなよ
あ、家に着くまでに 僕が高校を中退した理由教えてあげるよ
そうそう、最近僕ね、 よく体調を崩して学校を休みがちに なってたの
そんな僕からしたら朝はすごーく憂鬱なの
……て
…きて
起きて!!!
母親
母親
母親
お母さんは文句こそ口に出さなかったけど、凄く呆れたような口調で返事を毎回返してきた
隠れて泣いてた朝もあった気がする
学校に行けても
れいな
友達と話す時もなんか疲れる
りん
れいな
りん
りん
れいな
無理やりテンションあげてた
会話に上手くとけ込めなかった
部活だって辞めたかった
さき
ゆず
圧倒的に実力が足りなかった
家に帰っても気が休まるわけなかった
母親
自分の時間でさえもなかった
弟
母親
唯一気が少し楽になれる スマホを触れる時間でさえ、 皆に奪われた
性格に、性別に、体に、自分自身に、疑問を持つようになった
記憶から消えたい
自由になりたい
だから僕は学校を辞めた
家出した
髪も染めた
そして、自分に関する記憶が思い出せなくなった
名前も思い出せない 思い出したくない
逆にそれを利用して、またやり直そうと思ってる
この物語は、そんな僕の新しい日常