孤独だった少女

ここは…どこ？

…そうだ、私は…産まれてからここにいたんだっけ……

あとすこしで…騎士様達が…くるのかな……

私は外の世界をしらない

ずっと、ちか？で、過ごしてる

お母様とお父様が…ここに私を入れたんだって、言ってた

人体実験に使われてたりされるけど…でも気にしないの

だって、私のために…おもちゃも本も、ご飯もくれるから…

そうして私は外の世界が書いてある本を手に取った

それからというもの…生活は一変した

本を与えてくれなくなったし、ご飯もいつも硬いものばかり

味さえも感じなかった

人体実験が更に増して、時には酷い事もされた

そんな生活をして、4年経った

だから、私はもう8歳

…でも、ある日

何も感じなくなった

今まで嫌がってた実験も何も思わなかった

でも、やっぱり違和感があって、嫌だった

それでも、逆らう事だけは、ダメだから

そう願っていた日

その日を境に私は……

うわっ！なんだお前は！！

ぎやぁぁぁぁぁ！、！

なによ、あなた、いや、いやよ！！！！

ミニャさえ居なければ！！！！！！

バンッ！

誰だか分からない人は、私に近付いて、手を差し伸べてくれた

「ミニャ！」 「どうしたの？ロゼ！」 「俺達、いつしか外にまた出よう！」 「えぇ？」 「んで、めっちゃ綺麗な景色見まくろうぜ！」 「くふふ、いいよ、楽しそう！」 「「約束！」」

「ごめ、ごめん、ミニャ」 「え、どうしたの、ロゼ！その怪我！！」 「俺、殺されるらしいから…でも、絶対…迎えに来るから…っ！」 「殺されるの…？」 「…あぁ」 「なら、逃げて！」 「…っごめん、でも絶対助けに来るから！それまで待ってて！」 「！うん、死なないでね」

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