コメント
36件
感動作ありがとうございます! ( '-' )スゥゥゥ⤴︎︎︎ちょっと今から中学時代にいむくんを虐めていた人を○ってきます!!
わわわっ! とても綺麗な作品でしかも青組のめっちゃ良い話しだ、、これは心臓にきますね、、、
しむね
しむね
しむね
しむね
6月の梅雨入りの季節
気温も高くなりジメジメするこの季節に好きなやつなんていないだろう…
そう思っていた
イフ
イフ
イフ
俺は歩いていた足を止めた
俺の目線の先には傘を差しながら紫陽花をジッと見つめている俺の"好きな人"がたっていた
紫陽花を見つめるそいつの横顔がとても綺麗で思わず見惚れそうになっていた
イフ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
謎の沈黙
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
意味不明な事を言う彼女だが、こいつがそうしたいなら別に何も口出しする必要も無いと思った
イフ
ほとけ
イフ
ザァーッ……
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
この日は俺の用事があったから先に帰ってしまった
そして次の日
イフ
ほとけ
今日は傘を差しながら少し屋根がある所に座り込んでボーッとしていた
イフ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
言われた通り静かにジッとして雨音を聞く
ほとけ
イフ
ザァーッ……
人通りや車の少ない道のため、雨音が響き渡る
そして何故か…心が洗い流されて、浄化される、そんな気持ちにもなっていた
嫌なことや不安な事があってもこうやってジッと雨音を聞くだけで気持ちが楽になれるのかもしれねぇ
そんな不思議な感覚だった
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
ほとけ
イフ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
そして次の日
今日は昨日と同じように傘を差して座り混んでいたが
耳にはイヤフォンを付けていた
俺は当たり前のようにほとけの隣に座った
ほとけ
イフ
ほとけ
ほとけ
イフ
イフ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
〜♪
イフ
ほとけ
イフ
でも、こうやって1つのイヤフォンを好きな人と片方づつ付けるのには少し憧れていた
イフ
ほとけ
沈黙する時間がたまにあるけど…この時間さえも愛おしいと思えてきた
そして次の日
土日に入るため学校は休みであった
前は休みの日は嬉しかったのに…今日は何故かとても退屈だった
アイツと一緒にいたい。
頭の中はアイツの事でいっぱいだった
イフ
普段の日常ではよく口喧嘩していた俺らだけど、あの瞬間(時間)だけはお互い心を通わせていたと思う
あの時間が心地よくて…終わって欲しくないと思った
休みが終わって登校日
今日も今日とて雨は降っていた
ないこ
イフ
ないこ
イフ
ないこ
ないこ
イフ
ないこ
イフ
ないこ
イフ
ないこ
あの時間だけは2人きりで居させて欲しい。ないこには申し訳ないけど、俺はあの時間が今はとても大切なんや
イフ
ないこ
イフ
確かにジメジメして気持ち悪いけど、アイツといる時はその気持ち悪さが忘れられるぐらい爽やかな気分になる
ないこ
イフ
学校に来るのが早かった為、まだ教室には俺とないこ以外来ていなかった
イフ
ないこ
ないこ
イフ
ないこ
イフ
ないこ
困る。雨が降らないとアイツとまたあそこで会えへんかもしれねぇ
しかし、いくら梅雨でもずっと雨が降り続けている訳では無い。それは俺でも分かっていた
イフ
イフ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
イフ
でも晴れてもうたらこんなに早く来る必要もなかったな…。またあそこで会いたくて楽しみで早めに来てしもうただけやのに…
数分後
ほとけ
初兎
ほとけ
初兎
りうら
初兎
ほとけ
初兎
ないこ
りうら
ないこ
りうら
りうら
ないこ
初兎
初兎
悠佑
初兎
悠佑
初兎
悠佑
初兎
なんかイチャイチャし始めたな
この隙に俺はほとけに近づく
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
ほとけ
イフ
ほとけ
ないこ
初兎
※ちなみにこの人達は付き合ってます
そして下校時間
俺はないこと生徒会の仕事がある為大概いつも遅れて帰るようになっている
仕事を終わらせて一目散にアイツの元へ向かった
今日はアイツに告白をする
俺は意を決して駆け出していた
ポツッ……
イフ
イフ
俺は朝に傘を持っていた為濡れることはなかった
イフ
イフ
もしかしたら遅くに来たほとけは傘を持ってきてないんじゃないか。そう思って俺は急いでほとけの元に向かった
イフ
ほとけ
ほとけは小さい屋根の下にいた
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
無邪気に笑うほとけがホンマに可愛らしくて胸が熱くなった
今ここでどうしても伝えたい
イフ
ほとけ
……ー
俺が想いを伝えようとした瞬間、雨が止んでしまった
イフ
ほとけ
ほとけ
イフ
ほとけが屋根から抜け出して紫陽花の方へ向かった
ほとけ
イフ
ほとけ
言われてみればほとけの水色と紫のグラデーションの髪色と俺の青い髪が紫陽花と同じ色をしていた
雨にかかった紫陽花はキラキラと輝いていてとても綺麗だった
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
空には大きな虹がかかっていた
イフ
ほとけ
虹に見惚れているほとけ。でも俺は虹を見つめているお前の横顔に目がいってしまう
今俺はこの美しい女性を独り占め出来ているのかと思って嬉しくてたまらなかった
イフ
ほとけ
なんてキザな事を口に出すと、ほとけがびっくりしてこちらを見た
その驚いた顔も愛おしくて俺は微笑んでしまった
ほとけ
イフ
ほとけ
驚いた顔からイタズラっ子のような少し悪い顔になって俺に問いかけた
なんだ…そういう事か…
イフ
ほとけ
俺が自分から好きって言う前に…当てられてしまったな
イフ
ほとけ
告白をしてしまった。ほとけからどんな返事が返ってくるのか胸に期待が高まってくる
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
俺は思わず間抜けな声を出してしまった
でもホンマに高校の入学式の前にほとけと会った記憶が全くなかった
ほとけ
イフ
ほとけ
ほとけ
中学生の頃、僕はクラスでいじめを受けていた
水を浴びせられ、蹴られ殴られ…毎日ボロボロな学校生活を過ごしていた
いじめっこ
いじめっこ
いじめっこ
いじめっこ
いじめっこ
ほとけ
イフ
いじめっこ
いじめっこ
イフ
いじめっこ
いじめっこ
イフ
いじめっこ
いじめっこ
イフ
イフ
いじめっこ
いじめっこ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
イフ
ほとけ
梅雨時だった為外はかなり雨が降っていた
イフ
ほとけ
イフ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
先生
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
先生
ほとけ
先生
ほとけ
イフくんはクラスではかなりモテて居たらしく、声を掛けたくても全くかけれない状態が続いていた
そして結局その後は中学を卒業するまでイフくんとは会えなかった
そして高校の入学式の日
ほとけ
ほとけ
ないこ
悠佑
イフ
ないこ
悠佑
イフ
いいなぁ…僕もああやって仲良く話せる友達が欲しいな…
ほとけ
ほとけ
ないこ
イフ
ないこ
イフ
悠佑
イフ
イフ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
イフ
ないこ
悠佑
イフ
イフ
イフ
ないこ
悠佑
イフ
ほとけ
呼ばれるとは思ってなかったから思わずビックリしてしまった
イフ
本当に忘れてるっぽい。でもまあいいや…
また…梅雨の日に思い出して貰おう
思い出してくれるのか分からないけどw
ほとけ
ほとけ
イフ
高校では仲良くなれるといいな…
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけが俺の手を握って優しく微笑みかける
ほとけ
俺の手を握りながら俺の目を真っ直ぐに見つめ、淡々と喋る
ほとけ
ほとけ
イフ
最後の告白は…嬉しいのか、恥ずかしかったのか分からへんけど、少しだけ泣きそうな声だった
イフ
ほとけ
イフ
ほとけから握られていた手を今度は俺がほとけの手を覆うように包み込む
イフ
ほとけ
ほとけ
多分今のこの瞬間が人生で1番嬉しい瞬間なのかもしれない
そう思うくらい俺はめちゃくちゃ嬉しかった
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
🤪💎
パラッ…
ほとけ
イフ
ザァーッ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
イフ
イフ
ほとけ
イフ
ほとけ
イフ
結局傘の奪い合いになって俺ら2人ともびしょ濡れになってもうたけど…
一生に1度の幸せなひと時だったと思う
その後の梅雨の時期も、俺達は幸せな時間を過ごしていた
梅雨が導いた君との幸せな時間
𝑒𝑛𝑑
しむね
しむね
しむね
しむね
しむね