一覧ページ

俺達は最強の軍だった【参加型】【完結】

第41話 - 38話　あの件について。

102

2023年10月29日

#参加型

#オリキャラ

#軍パロ

#我々だ/日常組/ワイテルズ/らっだぁ運営ぴくとはうす

ハンヌくん

＿W国城内･総統室

グルッペン

にしても……手紙を送ったその日に来るとはな

トントン

手紙ってあれか？今日の昼書いとったやつ

ハル

…という事は昼に出し夕方に此方に届いたという事になりますね

トントン

………はぁ？

トントン

つまり3時間前に届いた手紙を見てそれからここに来たって事か？

トントン

……………大丈夫かよあんた()

グルッペン

www

ハル

失礼ですね……日時は問われませんでしたし自由にしたっていいでしょう

トントン

あぁうん…でもその日の夜に来ようとは誰も思わんやろな

ハル

………まぁそうでしょうね

ハル

F国からW国は歩いて1日程度、馬車や俥等で半日ですからね

グルッペン

っはは、じゃぁ君は“何”で来たんだ？

ハル

……足でしか無いですよ

ハル

なんなら私は物で移動しませんよ、自分で走った方が早いんで

トントン

………は、走る？？

トントン

そっちの方が疲れるんじゃ…？

グルッペン

いや、トン氏

グルッペン

F軍の力は聞いただろ？

グルッペン

ゾムが｢あれは脅威の軍隊や｣って

トントン

あいつが仲間の内で最大の脅威なんやけどな

グルッペン

それ(脅威)でも、世の中には同じ者(脅威)があるんだろう

ハル

(味方最大の脅威でも恐れる事なんて……仲間を失う以外にあるんだぁ…？)

ハル

………はぁ

ハル

それで、グルッペンさん

グルッペン

お？

ハル

…あの手紙の通り、話をお聞きしてもよろしいでしょうか

ハル

貴方が知り得た情報について

グルッペン

………あぁ

トントン

……人払いは

グルッペン

頼む

トントン

分かった

トントン

…じゃ、2人で話しとってくれや

トントン

俺には関係無さそうやし、仕事もまだ残っとるもんでな

ハル

…お疲れ様です、トントンさん

トントン

……はは、恐縮だよ

トントン

…………

トントン

(ま、インカムで伝えればどうとでもなるけど…今の時間帯だといつものやかましい奴らは寝てるやろ)

トントン

(……っし)

トントン

………というか、エミさんはどこ行った？

トントン

ちょっと出てくるって言って行きよったけど…また酒でも飲んでんのか？

トントン

……いや確かに図書館管理人やから仕事も少ないやろうけど…

トントン

…………

トントン

……まいいや

トントン

はよ終わらそ………さっさと寝たい

グルッペン

さて…何から話そうか

ハル

………

ハル

まず初めに、最初に知ったことからお願いします

グルッペン

あぁ…そうしよう

グルッペン

……初めに情報収集部から聞いた話情報だが、A国共にC､E､K国の裏にいたのはX国だということ

グルッペン

その情報は交易元と機密事項となっているものから得た情報だ

グルッペン

…まぁここまでは知っているだろう

ハル

………えぇ

グルッペン

その後だ

グルッペン

君があの重体から目が覚めたことがほぼ全国の総統及び幹部達に伝わり、勿論裏にいたX国の耳にも入った

グルッペン

普通なら君の回復力に恐れ正直に言って身動きが取れないだろう？だがX国は違った

グルッペン

逆だった……動きを大きくさせていたんだ

グルッペン

その内妙な動きがあってな……なんだと思う？

ハル

…………兵の補充でしょうか

ハル

そして機関銃等の戦闘時に使うような武器の在庫を増やした事

ハル

彼らは“今やらなくてもいい”ことをわざわざ今行い、他国からの視線を集めている

ハル

……戦争でも仕掛けるような…

ハル

このような動きは他の所でもやっていますが、時が違います

ハル

兵の補充は戦争前後、そして春等に多い

ハル

武器の補充は主に戦争前に行われます

ハル

この事から分かるのは…X国は“何処かに戦争を仕掛ける準備をしている”と分かります

ハル

…………と、言いたいんでしょう？

グルッペン

…嗚呼、そうだ

グルッペン

まさか…分かっていたのか？

ハル

いえ…そこまで私も万能ではありません

ハル

貴方の話振りや経緯、話題の順序から予測致しました

グルッペン

……ほー………流石の判断力だ

グルッペン

まさかこれ程とはな…

ハル

…お褒めに預かり光栄です

ハル

ですが、気付かせようとする配慮はいりませんよﾆｺ

グルッペン

……あー…なんだ、気付いてたのか

ハル

あの時私に答えを出させようとしたのも、気付かせようとしていたんでしょう？

ハル

話し方や順序…やはりと言える、わざと気付かせた

ハル

そうですよね

グルッペン

嗚呼、全くもってその通りだ

グルッペン

くく…やはり面白いな、君は

グルッペン

こんなの誰も気付かないぞ？

グルッペン

ましてや言葉の裏をいつも視ているかのように考える等……誰もしない

グルッペン

その誰もしないことを平然と行う君の思考を、俺は1度たりとも読めたことがないんだがな

ハル

……左様でございますか

ハル

貴方の余興になったつもりは…無いのですけどね……ﾆｺ

グルッペン

まぁそう言うな、お陰で色んなことに目を向けられるようにもなったのだから

ハル

…それはまぁ…良いのですが……

グルッペン

……さて、話が逸れたな

グルッペン

この件について、問題があるだろう

ハル

はい

グルッペン

｢何処の国に仕掛けるのか｣だ

グルッペン

ハル、何か目安は付いているか？

ハル

………まぁ

グルッペン

！……はは…w

グルッペン

…流石だ

グルッペン

では聞こうじゃないか

グルッペン

X国は何処に宣戦布告する？

ハル

……まぁあくまで憶測にしか過ぎませんが

ハル

X国は…

ハル

我々F国に宣戦布告をするでしょう

グルッペン

……何故君らに？

グルッペン

その理由はどう考える

ハル

X国は約5年前に1度滅んだ事はご存知ですよね？

グルッペン

嗚呼

ハル

あれ、私も関わっているんです

グルッペン

………は？

ハル

私の産まれはX国の近くです

ハル

そして前X国との関係もありましたから、あの事件で私が生きている事を知り

ハル

私が前X国…旧X国と呼びましょうか

ハル

私が旧X国を滅ぼした関係者だと、ある人物達がそう唱えたのでしょう

ハル

世間では彼らの壊滅は未だ謎、だから情けをかけ復興に協力する者が多かった為、2､3年で今のX国が成り上がった

ハル

そして私の存在を知った事で復讐や因縁を抱え、戦争を仕掛ける

ハル

けど初見の相手に1回で勝つにはそれはまた別の話になる…だから駒を使った

グルッペン

………駒というと、他の軍ということか？

ハル

えぇ

ハル

それが…初めに私達に戦争を吹っ掛けてきたA､G､O､M国です

グルッペン

……なんだって？

グルッペン

あの4国が…其方に戦争を……？

グルッペン

……………よく……勝てたな…？

ハル

………4つの戦争の内、どの戦争も最初こそは押されていましたよ

ハル

でも私に着いてきてくれた…あの子達が前線に出て、兵達を引っ張ってくれた

ハル

だから勝てたんです…私の勝利では無い、彼女達の勝利です

ハル

私が褒められる事ではありません

グルッペン

そ、そうか…

ハル

……その後はご存知の通り

ハル

らっだぁさんからの招待でR国に赴き、あなた方にお会いしました

ハル

その時にもいたんでしょう…X国の人が

グルッペン

……あの場に居たのか…

グルッペン

…………！…っ、まさか

ハル

ご想像の通り…その時ちょっとした騒ぎがありましたよね

ハル

あの場に居たのなら、あの騒動から私が旧X国の関係者だと知った

ハル

だから、様々な“仕掛け”を送り出した

グルッペン

仕掛け……やはり…あの事件も、彼奴らの仕業だったのか…？

ハル

……まぁ仮説にすぎませんが大まかな流れで考えればそうなるでしょう

ハル

そして私は見事敵の罠に嵌り重体に陥った

ハル

敵はさぞ喜んだでしょう…因縁の相手に復讐し、生死を彷徨いさせたのですから

グルッペン

だが君は生の道を見事歩み、目を覚ました

グルッペン

想定外の状況と君の回復力を恐れ、彼奴らは早めに対策を、と思い…戦争を仕掛ける事にした

グルッペン

戦力や戦法は初期の駒を使った4つの戦争で見ていたから、それ相応の対応が出来る…

グルッペン

……という事だな？

ハル

はい、全くもってその通りですね

ハル

流石です

グルッペン

そんなにでは無い、君よりかは劣る

ハル

いいえ、総統の立場であるからには聡明な判断と賢い頭脳が必要となりますから…

ハル

貴方ぐらいの判断力と考察力が無いといけませんからね

グルッペン

あぁ……そうだな

グルッペン

…だとしたら他は大丈夫なのか…？w

ハル

……まぁ…心配は無いかと

ハル

彼らも彼らなりの判断や思いがありますから

ハル

(仲間の為なら自分の命なんて軽いものだと言えるような人もいれば)

ハル

(仲間ですら無い他人にも目を向け寄り添う人もいれば)

ハル

(恐怖しながらも目の前で瀕死になっている人を助けられる人も…いるんだから……)

ハル

(………そして…この人も…)

グルッペン

……ちゃんと視ているんだな

グルッペン

言葉の裏だけでは無く、人の裏も視ているのか

ハル

…………ﾆｺ

グルッペン

………まぁいい

グルッペン

…では次に移ろう

グルッペン

今の状況で、君はどうする？

グルッペン

どのような対応をする？

ハル

……そうですね…

ハル

迎え入れましょう

グルッペン

…ふむ

ハル

彼奴らが此方に宣戦布告をするのならば……いや

ハル

“私を復讐相手”と認知するなら、それ相応の対応をします

ハル

幾ら私が聡明で慈悲深い人だと言われていようと、仲間に手を出されそうというのなら

ハル

私は私の持つ全てを…全力を持って迎え入れましょう

グルッペン

………はははっ！！

グルッペン

いいぞ…面白い！！

グルッペン

それでこその貴方だ…！

ハル

………ﾆｺｯ

グルッペン

それでは…此方も

グルッペン

それ相応の処遇をあの者達に下そうではないか

＿廊下

コネシマ

お？トントンやん

トントン

……あ？なんでお前…

エーミール

おや、トントンさん

トントン

…………あー(察し)

トントン

……はぁ…で何してるん

コネシマ

エミさんが城下から戻ってきたからなんとなく土産話聞こかなおもて

エーミール

そんなに無かったですけどね

コネシマ

いやオモロいのあったやん、あのバーの話！

エーミール

あぁ、ハルさんと出くわした事ですか

トントン

……は？ハルと？

エーミール

はい

エーミール

確かグルッペンさんとお会いする為に此方に来たと仰っていましたが…今総統室に？

トントン

あ、あぁ……

コネシマ

入ってきた時怖かったであの人！！どないなってんねん！

エーミール

私も少し驚きましたが声をかければ中身は一緒でしたので怖くはありませんでしたよ？

コネシマ

あのフードが不気味やねん…

トントン

………ちょっと待てハルがバーにいたってまさか酒呑んだんか！？

エーミール

カクテルでしたよ、度数は然程ありませんでしたが

トントン

…いやアウトだわ……

遅れてしまった挙句夜中投稿誠に申し訳ありませんでした

俺達は最強の軍だった【参加型】【完結】

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

102

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

ハンヌくん

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

俺達は最強の軍だった【参加型】【完結】

第41話 - 38話　あの件について。

作者の他の作品すべて見る

#参加型の新着小説
一覧

関連するタグ

俺達は最強の軍だった【参加型】【完結】

第41話 - 38話 あの件について。

作者の他の作品すべて見る

#参加型の新着小説一覧

関連するタグ

第41話 - 38話　あの件について。

#参加型の新着小説
一覧