佐久早
小森
財布の中にある500円玉 他の硬貨と比べて一際綺麗に光ってる
小森
佐久早
小森
佐久早
昨日のことを思い出す 服についたホコリを特に気にする様子なく淡々と払い真っ直ぐと俺を見つめる大きな瞳
小森
佐久早
キラリと光る500円玉。を、無視して 千円で崩れた100円5枚を古森に渡す
小森
佐久早
チッと心で舌打ち 何故か目につくそれがあいつを思い出す
渡さなかったのはただの気まぐれだと そう自分の中で完結させた
𓏸𓏸
風が吹いてきた今日この頃 ひんやりとした空気が町全体を覆う
夏の終わり、少し肌寒くなってきた頃
やはりこの頃の屋上は寒い
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ガチャ
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佐久早
《自販機の変な人》
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佐久早
入れ違いのようになってどっちが先に通るか、譲り合いが始まる、心理戦か?
同じ学校だからいるのは当然なのだが こう会うとは ようやっと譲り合いが終わって お互い通り過ぎようとする 私が軽く会釈すると、彼は少しビクッと肩を震わせた そのまま行ってしまう
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佐久早
そう思うも、それ以上はなく 互いにそれぞれの道へ向かった
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