千手 凛
ば、バカなことを言うな‼
藤原 祐介
バカなこと?
千手 凛
お前と話すと気が狂う!
藤原 祐介
ちょっと待ってよ
千手 凛
うるさい‼からかうのは嫌いだ!
藤原 祐介
からかう?
藤原 祐介
バカなこと?
藤原 祐介
俺はそれに当てはまることしてないよ
藤原 祐介
俺は、本気だから
千手 凛
っ~!
藤原 祐介
凛ちゃんは、知らないと思うけど昔凛ちゃんに助けられたんだ。
千手 凛
え?
凛(6歳)
ままぁ‼ゆうちゃんと遊びにいってきていい?
祐介(6歳)
いいでしょ!
藤原 祐介
近くの公園に行こう!
凛(6歳)
うん!行こう!
そして、僕らは公園にいった
凛(6歳)
ゆうちゃん!
凛(6歳)
こっちこっち‼
祐介(6歳)
風船だ!
藤原 祐介
貰えるの?
凛(6歳)
ゆうちゃんのために貰ってきた‼
祐介(6歳)
ありがと!
凛(6歳)
鬼ごっこしよ!
祐介(6歳)
うん!
俺は凛ちゃんを追いかけた。
祐介(6歳)
はぁはぁ
凛(6歳)
まだまだだよ!
祐介(6歳)
うぉぉ‼
ブチ
祐介(6歳)
風船が...ふうせ、ん
祐介(6歳)
うわーん
凛(6歳)
ゆうちゃん?
凛(6歳)
そっち道路だよ?
凛(6歳)
ちょっと‼
その時トラックが俺の目の前にいたんだ
祐介(6歳)
よいしょ...
凛(6歳)
ゆうちゃん!危ない‼
その時凛ちゃんが走って俺を押してくれたんだ。
押してくれなかったら俺は死んでたかもしれない。
藤原 祐介
だから、凛ちゃんに恩返しをしなきゃって
千手 凛
何故その時に恩を返さなかったんだ‼
藤原 祐介
それは...
藤原 祐介
俺のせいで凛ちゃんに、怪我をさせたから...。
千手 凛
え?私は、そのような記憶はない
藤原 祐介
そうだよ。俺が話したとき気づいてくれなかったしね
千手 凛
何をいっているかわからん!
藤原 祐介
だから‼俺を押してくれた代わりに、
藤原 祐介
凛ちゃんの頭に強い衝撃が....
千手 凛
そしたら、私は?
藤原 祐介
記憶が飛んだらしい。トラックではなく、車かもしれなかった。
千手 凛
記憶喪失というわけなのか?
藤原 祐介
うん。
千手 凛
私が?