親友ネッ友はクラスメイト！？

数週間後

今日はちぐをデートに誘う

あの三人に沢山強力してもらい 計画を立てた

少し悲しそうなのが気がかりだが 勇気を出す

台本通り口実も完ぺきなはず

…だった

けちゃに調べてもらってちぐが週末に予定がないことは把握済み

今日いきなり予定ができた？

それともけちゃに言えなかった?

それとも…

あぁ…これは…

俺を避けてるんだ

なんとなくちぐと話す機会が減ったと 思ってた…

やっぱ…無理だったか…

数日前

私はその日、渋谷に遊びに来ていた

気晴らしも兼ねて、珍しく一人で

色々買ったりしようと思ってた

あの時を見るまでは

そこには顔を赤くしたあっとくんと あっきぃがいた

あぁ、あっとくんの好きな人はあっきぃ なんだ、

すぐに分かった

私は走った

カフェに入っていく二人を横目に

人目のないところまで走った

泣いた

叶わないとはこんなにも辛いのか

私よりもあっきぃがいいに決まってる

スタイルも良くて明るい

私は好きな人のしあわせを願えれば それでいい

そう自分に言い聞かせた

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

ふいに電話がかかってきた

大丈夫、電話越しならなんとかなる

笑え

顔よりも声で騙せ

演技部の実力発揮の時だ

なんでそんなに悲しそうなの？

いつもなら駄々をこねてもっと伸ばしてただろう

でも今は

私が思う日が来るとは思わなかったな〜…

あっとくんにそう誘われ驚いた

そして嬉しかった

でも

あぁ、あっきぃへのプレゼントかな？

やだな、まだ気持ちもまとまってないのに

好きな人の恋愛相談とか…

けちゃから何か誘われるかもしれない

予定を埋めるわけには行かない

…そう、言い聞かせた

あっとくんは驚いてた

なんで…？

あっとくんはまだ誘ってくる

でも…

今はあっとくんといたくない

ごめんさない

でも、気持ちが落ち着くまで

一緒にいるのは避けてほしい

いえたら良かったのにな

去っていくあっとくんの背中は小さかった

私は静かに涙を流した

この恋が諦められたら

君の幸せを心から祝福できる日まで

待っていてください

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