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意味怖『探しモノ』
深夜に目が醒める事なんてどんな人でも一度はあるのではないか?
ましてやそのタイミングで電話なんてかかってきたら尚更の事だ。
プルルルルル
山口
かく言う俺も、今まさにその状況に置かれていて
電話の主は同級生であり、親友(幼馴染)のツッキーだった。
山口
山口
山口
当然の事ながら俺はツッキーに何の用かと聞いた。
月島
ツッキーのその弱々しく掠れた声に俺は違和感を覚えた。
電話では話せない内容なのか、理由を聞いても返事はなく、
どうやらツッキーは俺の家の前に居るらしいので
俺は家の外に出る事にした。
家の前に居たツッキーは
月島
と一言言うと、1人夜道を歩き出した。
突然の事で言われるがままに俺はツッキーに着いて行った。
山口
タッタッタッ
道中ツッキーに
山口
山口
と、聞いてみた。しかしツッキーは
月島
と言うのみで、何を見つけるのか、何処へ向かうのかは言わなかった。
その普段のツッキーと違う異様な不気味さと夜の雰囲気に
俺はそれ以上聞けずにいた。
歩き続けて、少しずつだが冷静を取り戻した。
そして、それに伴って違和感が呼び起こされた。
頭の隅で何かが引っ掛かった。
おかしい。
言ってしまえばこの状況自体が既に不可解なのだが
そうではなく、ツッキーが何処かへ向かい出してから、
何かが引っ掛かっている。
しばらく歩き続けるとツッキーは森の中へ向かう一本道に入っていった。
途中、顔に蜘蛛の巣が引っかかったりしながらも
山口
山口
俺はツッキーの姿を追った
タッタッタッ
山口
月島
前を向いたままツッキーは答えた。
と、その時不意に気づく違和感の正体。
山口
直後ツッキーは歩みを止めた。
月島
ツッキーは指を差した。
彼が向ける視線の先、そこにはなんと_____
ツッキーがいた。