真冬の寒い中、薄着一枚で家を飛び出してきてしまった

もう寒いなんてもんじゃない

雪が降りそうな気温の中、しかも夜

外に出て寒くないなんて人がいるだろうか

こうなった原因は、喧嘩

仕事で疲れていたないくんと、

勉強で疲れていたりうら。

少し、ぶつかってしまった

……

一周回って熱く感じるんだけど。

ないくんと二人で住んでいる家なので、

自分から飛び出してきた今、家には帰れない

かと言え、このまま外にいたら凍死してしまう

久々にプライベートでゲームをするらしい

そこに入るのは申し訳無いが、まろは予定がわからないのでお邪魔させていただこう

…風邪、ひいたかなぁ…

当たり前か、こんな時に外にいるんだもんね…

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

中から元気な声。

たぶんほとけっちだろう

正直、限界だった

そりゃあ、三十分は外にいただろう体では当たり前か

何て、言ってるの…？

あぁ…温かいなぁ…

ちょっと…眠くっ…

急に家にりうらが来たと思ったら

夏のような薄着で。

顔色だって、悪い、何てもんじゃない

そっと、手のひらに触れる

氷のように冷たい

ぎゅっと、赤色の彼の手を握る

…どこだろ…

〜〜、〜〜…

〜〜。

下から微かに話し声が聞こえる

りうらが寝込んで丸２日

りうらが来た次の日の早朝、ないことまろが来た

『りうらっ…居ないっ…？』

明らかに困っていたので、状況を伝えたところ…

喧嘩して、りうらが出ていってしまったらしい

それでりうらは真冬にあんな薄着で出ていたのだ

…だいぶねたかなぁ…

あたまガンガンする…

後日

🎲/なんだこの会話…