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あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あぁぁぁア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙、、…

母の悲痛な叫びが部屋中に響いていた

響いているはずなのに

何も聞こえない

まるで何かが途切れてしまったかの様に

この世の音を全て消し去ったかのように

ただひたすら俺の中で無音が響いた

最終話

何かが切れた糸師 凛

凛が死んだ…

俺のせいだ…

あの試合の時ちゃんと褒めてやってたら

糸師 母

ー…えー

違う

あの雪の日だ

あの時俺があんな言葉を凛にぶつけたから

糸師 母

…さ…ぇーー

てかほんとに凛は死んだのか?

誰かが流したデマじゃないのか?

またいつもみたいにクソ兄貴って睨みながら俺を追いかけてきてくれるんだろ?

それで、今度あったら今までのこと謝って、褒めてやってそれで

糸師 冴

ポロ…、((

それで……

また昔みたいにッ…兄ちゃんって…、、

糸師 母

冴ッ…!!!

糸師 冴

ぇ…?

糸師 母

冴ッ…とりあえず近くの病院に…、凛が運ばれてるから行くわよ…

医師

近くの海で発見されました。

医師

発見された時にはもう息を引き取っていました

医師

ーーーーーー、ーーーーー~~~ーー、、、ーーーーーー。ーー。ーー、、

医師が何か言っていたが何も聞いていなかった。俺は目の前の寝てる凛を見ていた

あまりにも綺麗でほんとはただ寝てるだけだと思った。

まだりんが死んだってことに実感がわかない

どうせ兄ちゃん騙された?とか言いながら起きるんだろ…?

糸師 冴

なぁ…ッ?

なぁ凛起きてくれよ…今までのこと、これ以上ないほどに後悔してるんだ、

凛がいつも追いかけてくれるが当たり前だと思っていたんだ…

俺がどれだけ高みへ行こうとお前は絶対這い上がってきてくれた。

俺はそれに甘えてたんだな…ッ

糸師 冴

クソッ…!!ポロポロ

凛なんでこんなつめてぇんだよ…

俺お前がいなくなってからずっと探してたんだぜ?色んな国回ってッ…色んなホテル回って…ッこの間なんて初めて長期休暇 とったからな?笑ッ、

それで、…今日マネージャーがうるさくて、…1回休んで来いっていってこっち帰ってきたんだぜ…?

凛?

お前に話せてないこといっぱいあるんだ

なんで死んだんだよッ…、、

糸師 母

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あぁぁぁ凛~~~、、、、

糸師 母

ごめんねぇ、、辛い思いしても相談できない母さんでッ、、、、

バンッ

糸師 父

母さんッ!!

糸師 母

お父さん…ッ、

糸師 父

あぁ、、凛ッ!!

糸師 父

クッ…ッ

糸師 冴

なぁ、凛

糸師 冴

本当にごめんな、

糸師 冴

こんなに追い詰めて、

糸師 母

冴…ッッ、

糸師 冴

言い訳になるかもだけどッ…俺あの冬の日…ッ俺がMFになりたいって言ったのには理由があるんだ…ッ、

俺は日本一になった凛の試合の動画を見たんだ

どうせ凛がバンバン決めて注目の的になっているんだと

そう思ってた

けど実際は

糸師 冴

(なんだよ…これ)

日本はりんの才能を押し潰していた

下手くそな奴らを目立たせ滑稽な青春を作り上げていた

凛がその下手くそなヤツらの引き立て役になっていた

糸師 冴

(なんで今パス出さねぇんだよ…ッ凛マーク付いてねぇだろ!)

なんでこいつら何かのために凛の才能が無くならないといけないんだ

あぁそうだ…

凛が活躍できないのはおれがいないからだ

俺は世界一のMFになって世界一になった凛を支えるんだ

そしたら一緒に世界一の夢も変わらない

俺は凛の

糸師 冴

(MFになる…ッ)

けど現実は甘くなかった

血反吐を吐くような練習に耐え、精神を鍛え、フィジカルを作った

だが世界の壁は大きい

俺は日に日にストレスが溜まっていた

飯を食べない時もあった

糸師 冴

ハァッ…ハァ…ッ

糸師 冴

(ックッソッ、!!)

糸師 冴

(まだまだ全然だめだッ、もっと練習して!もっと!もっと)

どれだけ努力しても乗り越えられなかった

そんな俺でも世界に届いた

レ・アールのFW

サエ!今のパスナイスコースダッタヨ!

レ・アールのFW

さすがだネ!

糸師 冴

ッ!!!!

すごく嬉しかった

これで凛を世界一に

世界一のストライカーに

出来るはずだった

けれど

俺が一緒に夢見た兄ちゃんは

そんな兄ちゃんじゃない!

一緒に世界一のストライカーになるってのは嘘だったのかよ

俺なんのためにサッカーをしてるのかわかんないよ…

糸師 冴

ぁ…?

何故かものすごくイライラした

お前のために!お前のための MFになるために!

あんなにも努力をしたのに簡単に否定してくる

糸師 冴

(俺の思いも知らねぇでッ…)

何か言ってはいけないことを言おうとしていた

けど歯止めが聞かなかった

糸師 冴

ぬりぃんだよ…

糸師 冴

じゃあやめろ

糸師 冴

才能ねぇんだよ

糸師 冴

お前は今じゃただの俺の愚弟なだけな欠陥品だ…

言ってしまった

後悔するには遅かった

実の弟に愚弟と

愛してる弟に欠陥品と

弟のためになったMFになったのに弟を傷つけてしまった

糸師 冴

けどッお前はいつも這い上がってきてくれたよなッ…

糸師 冴

お前がすごい辛い練習を乗り越えてきたのはわかっていたんだッ…

糸師 冴

けど俺はッ…それにッ甘えて!!

糸師 冴

ごめん…ッ

糸師 冴

ごめんな…ッ

糸師 冴

もっと褒めてやればよかった…ッ、褒めてあげたかった…

糸師 冴は静かに泣いた

今までの事を悔いるように

後悔するのは遅いと自分に 言い聞かせるように

唇をかみ、声を殺して、

ただ溢れ出る感情をしまい込み

愛してる弟の横で

静かに涙を流した

遺書

兄ちゃんへ

兄ちゃん、俺は死にます。

俺、兄ちゃんに謝らないといけないことがあるんだ

俺、ほんとはサッカーが嫌いだったんだ

兄ちゃんとの関係を壊したサッカーを俺は好きにはなれなかった

けど、唯一兄ちゃんと俺を繋いでくれるのもサッカーだった

だから俺、兄ちゃんを理由にサッカーしてた

ただ、兄ちゃんとの繋がりが出来るなら何でも良かったんだ

兄ちゃんからしたら迷惑でしかないよね

今思うと兄ちゃんが言ったことは間違ってなかったと思う

俺は確かに心のどこかで兄ちゃんに甘えてた

世界の壁の大きさもわかってなかった

それなのにあんな無神経なこと言ってごめんなさい。

あの時俺がガキだったから、兄ちゃんは俺に才能ないって気づかせてくれたのに俺は一方的に怒って、

手紙でしか謝れないけど、本当にごめんなさい

でも、欠陥品な俺でも兄ちゃんの役にたとうとしたんだ

兄ちゃんを潰すのも目的だったけど、やっぱり兄ちゃんとの夢は捨てられなかった

世界一になろうとしたけど、俺には世界一になる資格なんてなかったみたい

兄ちゃん、今まで欠陥品な弟でごめんね

けどこれで全部終わるからあんしんしてね

俺は兄ちゃんのことずっと応援してるから

潔と一緒にまた世界一になってね

兄ちゃん、今までありがとう

さようなら

この作品はいかがでしたか?

2,157

コメント

70

ユーザー

すごくいい話でした😭凛、、 是非ハピエンもみたいです

ユーザー

やばいこんなに、神すぎる作品初めてみました😭 まじで天才です😭

ユーザー

面白かったです😭

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