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カリ腐マ色々詰め

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カリ腐マ色々詰め

1 - ☆ふみりか RBBマフィアパロ ‎裏切り者は私だった 1

♥

543

2025年01月15日

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両片思いなふみりか。 当人2人以外は気付いていて、早くくっつけみたいな雰囲気です。 捏造まみれなので注意!

理解

はぁっ…はぁっ…!

夜中、ハウスをこっそりと出た理解は、ひたすらに宛もなく走っていた。

理解

はぁっ…グスッ…

堪えきれない涙を無視して、1人ハウスを後にする。

理解

これでいいんだ…

理解

私は…

理解

みなさんの…

理解

ふみやさんの傍にいちゃいけないから…

翌朝、ハウスにて

依央利

理解くん?理解くーん?

テラ

どうしたの、依央利くん?

依央利

理解くんに頼まれていたスタンステッキ、新しいのが出来たから渡そうと思って部屋に来たんだけど、さっきからノックしても反応がないんだよねー

テラ

そういえば、今日理解くん見てないかも

ガッシャーン、ガラガラ

天彦

ふみやさんっ?!ふみやさん!!ふみやさーーん!!

おいふみや落ち着けって!!

1階から物音と、ふみやを止める天彦と慧の声が聞こえた。 その後バタバタと依央利達の元に向かってくる足音が聞こえる。

大瀬

テラさん!いおくん!大変です!
理解さんがっ!!

テラ

えっ?

依央利

理解くんが?

カリスマハウス、リビング

依央利

えっ…?

テラ

なにこれ、ふみやくんはどうした

依央利とテラがリビングへ行くとそこには魂が抜けたように項垂れるふみやと彼が零したであろうコーヒーを拭く天彦と慧がいた。

大瀬

朝起きたらふみやさんの枕元にこんな手紙があったみたいで…

ふみやさんへ 記憶が全て戻りました、私はあなたやハウスのみなさんとこれ以上一緒にいることは出来ません。 あのオークション会場から、形はどうであれ連れ出してくれたこと、今までハウスに居させてくれたこと、全て感謝しています。 ありがとうございました。 さようなら 草薙理解より

依央利

そんな、どうして…

テラ

家出ってこと?理解くんもう帰ってこないの?

この書き方はそうだろ。あいつ、本当にどうしたんだよ

ふみや

…リカイ

テラ

あっ、ふみやくん生きてた

天彦

少し落ち着きましたか、ふみやさん

ふみや

うん、ありがとう天彦、慧

朝からビビらせんなよ

依央利

理解くん、苗字草薙だったんですね

テラ

ねー、理解も漢字だったんだ。記憶戻ったみたいでよかった。

でも記憶が戻ったから俺たちと居られないんだろ。どういうことだよ

大瀬

あの…自分草薙って名前に心当たりがあるんです。

テラ

え?ほんと、オバケくん

大瀬

もちろんこの裏社会での話です。草薙の苗字は表社会の方もいるので断言は出来ませんが…

ふみや

今すぐ調べて、人違いでもいいから

大瀬

わかりました!

天彦

天彦もお手伝いします、僕は聞き込みに行ってきますね

ふみや

ありがとう、大瀬、天彦

依央利

あれ?猿ちゃん、どっか行くの?

理解のヤツを探してくる。
もしかしたらまだ近くにいるかもしれねぇし

依央利

僕も行こうかな!
理解くーん、最高の負荷をありがと〜

テラ

まって、2人とも。
ふみやくん、理解くんのGPSの反応は?
確かサングラスに埋め込んでたよね

えっ…こわ

ふみや

あっ、そうじゃん
だいぶ前だったから忘れてた。すぐ確認する!

おい、あいつやべえだろ

依央利

理解くんには悪いけどしょうがないよねー

テラ

惚れられた相手がやばいヤツだったからね。まあ、理解くんも渡された時嬉しそうだったしいいんじゃない?

ふみや

おまたせ、反応あった!

依央利

どれどれー?
あっ港方面のコンテナがたくさんあるところだ!

なんでそんなとこにいるんだよ

ふみや

そこには1人で行くなって散々言ったのに…

ふみや

ちょっと心配だな。
今すぐ行こう、テラ車出せる?

テラ

もちろん!

絶対に捕まえろ! 逃がすな!!

理解

っ…!

理解

(最悪だ…まさか別の組織と鉢合わせるなんて)

理解はコンテナの物陰に息を潜める。 宛もなく、とにかくハウスから遠ざかるために走っていた理解は運悪く別組織の取り引き現場に鉢合わせてしまう。 幸いふみやから貰ったサングラスをかけていたおかげで、"レッドアイ"だということはまだばれてはいない、しかしそれも時間の問題である。

理解

(相手は複数、私の武器はスタンステッキ…)

理解

(分が悪すぎる…)

理解は命を奪う事がとても苦手だった。 悪いやつは死ねとはよく言うが、自分で手を掛けるとなると話は変わってくる。 そんな理解でも扱える武器、それがスタンステッキだ。 ふみやがせめて自分の身はある程度守れるようにと依央利に頼んでスタンガンをステッキの形に改造して貰ったものだ。

スタンガンは元々、護身用として使われるため殺傷能力はない。せいぜい当たった箇所への火傷と気絶程度で済む。 そんな代物をステッキ型に改造したのでもちろん、理解のスタンステッキに殺傷能力はない。

理解

(今の手持ちのステッキは2本、どっちもそこそこ消耗してる。使えるのは恐らく2本合わせて3発が限度か)

殺傷能力がない武器はこの世界において、殺すという選択肢がないという最大のデメリットが生じる。 加えてスタンガンは一瞬で高圧力の電流を出すため、消耗が非常に激しい。 もちろんその欠点はスタンステッキも同様で壊れたり、バッテリーがダメになる度、依央利がいつも笑顔で作って渡してくれていた。本来今日新しいステッキを貰う予定だったが貰うことなくハウスを出てしまった。

いたぞ!

理解

あっ…ぐぁっ…!

相手の声と同時に銃声が響き、弾丸が理解目掛けて飛んでくる。 咄嗟に避けようとしたため急所は外れたが、右足に弾丸を受けてしまいその場に座り込んでしまう。

理解

(おしまいだ…)

数人に身体を取り押さえられ、銃口を額に押し当てられる。唯一の対抗手段だったスタンステッキも目の前で2本ともへし折られ、使い物にならなくなってしまった。

お前は… もしかして"レッドアイ"!

理解

あっ…

流石にすぐ近くまで来られたらサングラスと顔の隙間から元の目の色が見えてしまう。 連れて行けという1人の指示で理解は縄で拘束され、担ぎ上げられてしまう。

理解

(…最期にふみやさんに会いたかったな…)

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