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ふつうとやらになりたかった僕達は

第11話 - ふつうへの1歩？

2024年10月06日

#dzr社

#おんりー

#ご本人様には関係ありません

推様尊し（死）

こばとあんな

まず1つ聞く。あんたらは実の親を殺したいか？

ぼんじゅうる

俺は全然大丈夫。めんは？

おおはらめん

正直、親の顔も知らないからなんとも言えない。

こばとあんな

…そうか。なら良かったんだが。

こばとあんな

まず先になんで俺がこんな計画を立てようとしたのかを話してもいいか？

どずる

はい、お願いします。

こばとあんな

確か君は運命の神とのハーフだったよな？

どずる

はい。

こばとあんな

でも全員の全ての人生や運命を決めることが出来るわけじゃない。

どずる

確かに…選択肢が出てきて選んでるだけだったし。

ぼんじゅうる

それと何か関係が？

こばとあんな

俺はあの馬鹿を見返してやりたいんだ。

ぼんじゅうる

それだけ!?

おらふくん

（悪い顔…）

こばとあんな

俺をリマインダー代わりにしやがったあの野郎…

こばとあんな

あいつはこの世の全てを自由自在に操ることが出来る。

こばとあんな

何時何処で誰がどのようにしてどうゆう状態で産まれどう生きていき死ぬのか。

こばとあんな

…まあ俺は見事に手綱を握られてしまったみてーだが。

ぼんじゅうる

それって…

こばとあんな

お気づきか？ま、それはどうでもいいんだが。

こばとあんな

あの唯とかいう子供が“ふつうではない”状況で産まれてきてしまったのもそいつのせいだ。

こばとあんな

人間を弄ぶ暇人だからな。

こばとあんな

そして人間だけでは飽き足らず、魔王や神、人外なんかにも手を出し始めたと。

どずる

それが僕たちということ…？

こばとあんな

ご名答。そしてその人たちは“ふつう”を求めて生きていくことになる。

おらふくん

確かに、ふつうに生きていくことを求めていたような気もするんよなぁ。

こばとあんな

君は特段冷気を発しやすいから気をつけてくれ、寒い。

ぼんじゅうる

その“ふつう”と殺害計画になんの関係が…

こばとあんな

“ふつうではないひと”はもう運命が定められちまってるんだわ。

こばとあんな

率直に言おう、じーさんの考察は当たっている。

こばとあんな

明日、唯とかいう子供は確実に死ぬ。

ぼんじゅうる

…冗談だったら笑えないね。

こばとあんな

こんな時に俺が冗談言うとでも思うか？

ぼんじゅうる

…

こばとあんな

俺は「今日はテンション高いじゃないですか。どうしたんすか？」と、そいつに聞いてみたんだ。

こばとあんな

そしたら「あ、明日この子を殺してみるんだ！周りの人がどういう反応を取るか気になっちゃって！」

ぼんじゅうる

…じゃあ、そいつを

こばとあんな

殺すことは出来ないぜ？一旦頭冷やせ。

こばとあんな

まあ、とりあえずポジションを確認する。

こばとあんな

まず絶対条件として唯に稲荷とあと2人は護衛をつける。

こばとあんな

一応俺には人の心というものがあるから、魔王兄弟は護衛に当たってくれ。

ぼんじゅうる

じゃあ誰が俺達の親を…

こばとあんな

俺の栄養分にさせてもらおうかな。

どずる

僕たちはどうすればいいんですか？

こばとあんな

あんたは戦闘能力低そうだし、雪ん子は暴れたら止められなさそうだからな…。

こばとあんな

まあ空からでも眺めておきな。

どずる

…はい。

おらふくん

ショック受けとる。

こばとあんな

だがまあ好きにすればと言うだけだな。

ぼんじゅうる

ところで、実行日っていうのは…

こばとあんな

勿論明日だよ。

こばとあんな

運命に逆らってまで少しでもふつうを手に入れようとしている時点でもうふつうでは無いかもしれないが、

こばとあんな

ま、少しでも頑張ろうじゃないの。

こばとあんな

まあ帰らせてもらいます。

どずる

なんか、胡鳩さんって何でも知ってそうな感じただよってますよね。

ぼんじゅうる

まあ聞いたところ満点以外取らないらしいよ。

おらふくん

うわぁ…頭良…羨ましい…

おおはらめん

てか、リマインダー代わりにしたっていうのはまじでなんなんだ？

ぼんじゅうる

さあ…？

おんりー

やっと終わったんですね。待ちくたびれた…

ぼんじゅうる

あ、いつの間にいたの!?

おらふくん

あの…体調大丈夫？

おんりー

うん、元気だよ。

おおはらめん

飯食うか？

おんりー

食べる。

ぼんじゅうる

本当にこれから気をつけて生活するんだよ？

ぼんじゅうる

こんな短期間に2回も死にかけることなんてなかなかないんだからねか。

ぼんじゅうる

もう盗聴器とかつけた方がいいのかな…

おんりー

えー、メンヘラうざーい。

どずる

メンヘラw言われてますよぼんさんw

ぼんじゅうる

…( ｰ̀ н ｰ́ )

おんりー

そういえば、影の中をぷらぷらと歩いてた時、なんか明らかに別世界の情報？が見えてたんですよ。

おらふくん

どういうこと？

おんりー

なんか…緑髪の女の子？が魔法の本みたいなのを持って旅をしてるんです。

ぼんじゅうる

なんか変なの…

おんりー

でも、そっちの世界でそれが普通なら…とか考えちゃって。

ぼんじゅうる

…なるほどね。

おおはらめん

あのー、ところで気になってたことなんだけどさ。

おらふくん

どしたん？

おおはらめん

なんかおんりーﾁｬﾝのほっぺた黒くない？

おんりー

ほんとだ！( °△° )🪞

ぼんじゅうる

ホントじゃん！おそろっちじゃん。

おんりー

え、そう言われると嫌なんですけど…

ぼんじゅうる

Σ＞─(´・ω・｀)→ｸﾞｻｯ…

どずる

体調に変化とかはないの？

おんりー

全く…というか目に見えてはそれ以外あります？

おおはらめん

いやぁ？全然？

おんりー

なら大丈夫じゃない？

ぼんじゅうる

そ、そっかぁ…

ひいらぎなお

胡鳩様、恐縮ながら質問があります。

こばとあんな

いや、迷惑がかからない質問にしろよ？

ひいらぎなお

彼、一体何者なのですか？

こばとあんな

ほれみろ、恐縮でもなんでもないじゃん。

ひいらぎなお

影の中に入っても無事に歩き回ることが出来たのは彼が初めてです。

ひいらぎなお

しかもあいつでさえできなかったことが…

こばとあんな

…俺や唯とかいう子供みたいなやつはこれから1人で生きていく可能性がある。

こばとあんな

そして、影への耐性も桁違いだ。

ひいらぎなお

胡鳩様方と言いますと？

こばとあんな

………

こばとあんな

1度死んだ人間ってことだ。

ふつうとやらになりたかった僕達は

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推様尊し（死）

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