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うっしーと同棲して数年。
幸せな時間ほどあっという間に過ぎていく。
長年想い続けた結果、付き合えると分かった時は 膝から崩れ落ち号泣するほど嬉しかった。
普段ならこの時間は一緒にゲームをしているか、 あたたかい飲み物を入れお話してるのだが
今日はうっしーが友達と飲み会のため、 1人で愛しい人の帰りを待ちわびていた。
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さっきから、なにも鳴っていない携帯を 無意識に確認してしまっている。
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じっと待受画面を見つめながら呟く。
テレビもつけていないからか、 カチカチと時を刻む音と自分の声だけが 部屋中に響いていた。
ガバッッ!
ソファに寝転がっていたが、 携帯の通知音が鳴ったと同時に飛び起きる。
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一旦会話を終え、携帯をポケットにしまう。
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ふと思い付き、 うっしーが帰ってきたら一緒に飲めるようにと あたたかいお茶の準備をしにキッチンへ立った。
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両手で頬を撫でると、 無意識に頬が緩んでいることに気がつく。
もうすぐ会えると思うとドキドキして、 胸が張り裂けそうになる。
お互いあまり出かけたりしないから、 普段は一緒にいるのだけれど
やっぱり少し離れるとすぐ会いたくなる。
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うっしーが帰ってくるまで落ち着かないので、 1人でやる気が出なくて放置していた食器を洗い始めた。
ガチャ
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洗い物を済ませソファに座りかけたところで、 玄関が開く音が聞こえ急いで玄関に駆け寄った。
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目の前に俺が居ることに驚いた顔をする。
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優しく俺の頬を撫で、愛おしそうに見つめられる。
その手はほんのりあたたかくて、 愛しい人の顔をまじまじと見ると頬が赤い。
見つめられる目は酔ってるのが分かるほど 目がとろんと溶けていて、俺の目から離さない。
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照れて顔が見れず俯いて頷き、 そのままうっしーの腕の中に飛びついた。
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最初は俺の行動に驚き受け止めれていなかったが、 すぐにふわっと優しく抱きしめ返してくれた。
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そう言い頭を優しく撫でてくれる。
あぁ…幸せすぎる。
心地のいい低い声と、 ずっと嗅いでいたくなる匂い。
そしてフィットする抱き心地。
もうずっと、こうしていたい。
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先程とは違う甘い低い声で、 俺のお尻を触りながら呟かれ
思わずビクンと跳ね上がる。
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いきなりのことで頭が整理できず、 抱きしめられたまま1人焦り始める。
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俺の焦った姿を見て突然笑ううっしー。
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さらに混乱し頭が追いつかない。
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俺の両肩を両手で持ち体が離され、 ニヤニヤと意地悪に笑っている。
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やっと状況を理解しうっしーから離れると ポカポカと軽く叩く俺を見て、
また意地悪に笑う。
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ジリリとうっしーを睨む。
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俺の反応に満足したのか、 クシャッと笑いワシャワシャと頭を撫でられる。
あ…この顔、好き。
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愛おしそうに見るうっしーに負け、 渋々リビングへ向かった。
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着ていたアウターを脱ぎコート掛けに掛けた後、 ドサッとソファに座った。
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すぐ感謝を伝えてくれるところもたまらなく好き。
自分用のも一緒に湯呑みを出し、 ルンルンで先程沸かしたお茶を注ぐ。
湯気の中で香るお茶の匂いが鼻をくすぐる。
両手で湯呑みを持とうとしたが、 思ったより熱そう…
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お茶に気を取られうっしーの存在に気づかなかった。
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そう言うと俺の背中を押しソファに誘導する。
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2つの湯呑みを両手で持ち、 ソファの前にある机に置いた。
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うっしーも俺の隣に座り、 フゥフゥとお茶を冷ました後一口飲む。
うっしーが飲んだのを確認してから、 自分も同じように冷ましてから飲んだ。
2人で並んであたたかいものを飲んでるこの時間も、 俺を気にかけてくれてることも、
何もかもが幸せで、 ほころぶ頬が戻ってくれない。