俺達の略奪戦

ショックと感動の交じった感情に 少し戸惑いながら コタツは自分の目をまじまじと見つめた

いや、ショックなんて正直 微塵も感じていなかった

目の変化に気づいて5分ほどで 少し焦りを感じ始めたところで

ピコン

という通知音を聞きすぐに スマホを手に取る

大分 焦ってるようだった

そしてコタツはそのままグルチャでカズキとハルトに電話をした

ちら、と時計をみる

そう言って通話を切った

すこし、ハルトを煽ってそのまま 眠りについた

次の日

眼帯みずらいな…

少し眠い目をこすりながら コタツはミコを待っていた

この2人はいつも一緒に登校するのである

少しすると

ﾀﾀﾀﾀﾀ

よく見るとミコの体には 泥や擦りむいた傷が沢山あった

雑談をしながら歩いていると

眼帯をはずし、緑色になった目を見せる

まじまじと、目を眺めるハルト

謎のドヤ顔のコタツ

カズキが眼帯をとって見せる

コタツはまじまじとカズキの 目を見つめる

横からミコも入ってくる

ミコと喋りながら廊下を歩く

⚠ここは、誰がなんと言おうと、 廊下です

廊下です!!

カズキたちと別れ、 保健室へと廊下をミコと喋りながら歩いていた

急に前から数人の男子が走ってきた

2人にとって聞きなれた声が聞こえた

チラリと九豆先生がこっちをむく

ミコに名前を呼ばれハッとする コタツ

コタツは九豆先生が苦手だった

九豆先生がおもむろにコタツに 手を伸ばす

コタツが手を避け仰け反る

ミコが逃げようとコタツの手をとる

すかさず、九豆先生がコタツの手を引っ張る

ミコが耐えきれず、 九豆先生の顔面に拳を喰らわせようとした時

またも、聞きなれた声が聞こえた