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-hotoke-の部屋
ズルッ…(座り込む
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
コンコン
-hotoke-
「…ほとけ」
-hotoke-
「…ごめん…」
「…怒っとるよな…?」
「…俺、別にほとけとのキスが嫌やったから泣いた訳じゃないで…?」
「……怖かってん…」
「…俺、どれくらいの人間関係でほとけを傷付けるんか分からん…」
「…やっぱりいれいすの皆とは友達やし、家族みたいに思ってる…」
「…だから俺は、スキンシップしたり甘えたりとか結構するし…_」
「…それがほとけの負担になってるって全然気づいてなくて…」
「…だから…ごめん……」
-hotoke-
-hotoke-
if
if
「……違うよ」
if
「…if君のせいじゃない…」
「…悪いのは全部…、普通になれない僕のせいだから……」
if
「…だって僕、異常でしょ…?」
「…分かってる…、自分でも異常だって事くらい……」
「…僕がもし普通だったら、if君の事…こんなに苦しめないのにって…」
if
「…違うってば…(笑」
「…if君はほんとに優しいよね…」
「…一度だって僕を責めた事なんて無かった…」
「…いつも自分のせいだって…」
「…ねぇ、if君」
「…僕の事…好き?」
if
-hotoke-
-hotoke-
…僕に縛られてる
-hotoke-
-hotoke-
if
-hotoke-
if
-hotoke-
if
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
-hotoke-
「…別れよっか」
if
if
「…僕の言うこと…聞いてくれなかったからだよ」
「…if君なんてもう要らない…」
if
ガチャ
if
-hotoke-
-hotoke-
パタン
行って欲しくなかった
…でも、いきなりの事に衝撃を受けた俺は、ただ一晩枕を濡らす事しか出来なくて、自分はこんなにも無力なのだと思い知った
僕が一生をかけてif君を幸せにするんだと思ってた
…でも結局僕は何処までも自分勝手で子供で、if君の気持ちを尊重する事なんて考えた事もなくて…
それでもif君は、寄り添ってくれようとした
…僕を捨てようとした事なんてなかった
僕が勝手に被害妄想をして、if君の首を締めていたんだ
”僕が居ない方が幸せになれる” そう思った
…初めてif君の為に行動しようと思えた
だからこれは、最初で最後の僕からの_
愛情だ
朝、if君の顔を見ると、目元が真っ赤になっていた
…こんなに身勝手な人間の為にも泣いてくれるif君が好きで、愛おしくて
より一層離れたくなくなって
…手放したくなくて…
そんな気持ちを押し殺して僕は家を出た
家を出たい気持ちと出たくない気持ち、両方あった
…家を出るまでは泣かない
そう決めていた
だって僕が泣いてることに気づいたらif君は、自分の心を殺してでも僕と一緒に居ようとするから
今すぐにでも零れ落ちてしまいそうな涙を必死に堪え、平然を装い
-hotoke-
と、何事もなかったかのように微笑み、家を出た
if君の顔は見た事もないくらい悲しみに満ちていて、見ていられなかった
僕は耐え切れず、早々と家を出て行った
ほとけが家を出て行った
…俺は結局最後の瞬間まで沈黙していた
…どんどん遠くなっていくほとけの姿を見ることしか出来ずに__
ほとけは家を出る前
-hotoke-
と何事もなかったかのように微笑して、早々と家を出て行った
病的な程に愛してくれていた頃のほとけとはまるで別人のようで、記憶喪失にでもなったんじゃないかと思う程、態度が一変していた
ほとけの顔には”泣いた跡”すらなかった
それほどまでに俺がどうでも良くなっていたんだろう
逃げたがったのは俺なのに、今まで感じた事の無いくらいの痛みが胸が締め付けた
if
自分の無力さに打ちのめされ、俺は何も出来なくなった
…ただ泣く事しか出来ない自分を恨みながら__