テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
107
すもも@びじりす
99
467
苑楽 アソビ
目を覚ますと見覚えのある薄暗い部屋にいた
周りを見渡しても誰もいないーーー。
身体は何故か動かせないが、 不意に痛みが襲ってきた
手足は恐らく拘束されているのか、 引っ張られている感覚……
苑楽 アソビ
ぼんやりとした頭で記憶を呼び起こす
苑楽 アソビ
思い出せ!最後の記憶を!
苑楽 アソビ
その時、静寂を切り裂くノック音が響いた🚪
コンコンッ🚪
苑楽 アソビ
何となく気絶したままのフリをした
さんしあ
念の為、意識のないフリを貫く
さんしあ
次の瞬間、ベッドが軋む
直後に吐息が耳にかかる
さんしあ
苑楽 アソビ
耳元で囁かれた さんしあ君の声に 思わず、反応してしまった
さんしあ
俺のこの状況に相反して、 無邪気な笑顔を向けてくる さんしあ君
さんしあ
苑楽 アソビ
必死に声を振り絞った、が
さんしあ
俺のSOSは無情にも届かなかった
苑楽 アソビ
さんしあ
苑楽 アソビ
さんしあ
苑楽 アソビ
さんしあ
理解が追いつかなかった というか脳が理解することを拒んでいた
苑楽 アソビ
さんしあ
そう言って さんしあ君は部屋を出て行った
苑楽 アソビ
サーッと血の気が引いた
苑楽 アソビ
だが俺の必死の抵抗も虚しく、 拘束は解けなかった……
そうこうしている内に皆が戻ってきてしまった…
さんしあ
キルハ
幽凪 こなた
ナガレ
幽凪 こなた
苑楽 アソビ
状況が飲み込めないもどかしさと 自分だけが蚊帳の外にいる虚しさに 涙が溢れた
キルハ
さんしあ
パニックになった俺は さんしあ君から差し出された飲み物から 顔を背けた
苑楽 アソビ
幽凪 こなた
ナガレ
キルハ
困惑している皆を他所に さんしあ君は冷静に ペットボトルの蓋を開けた
さんしあ
そう言って俺の口に ポケットから取り出した 複数の錠剤を捩じ込んだ
苑楽 アソビ
そして次の瞬間、自分の口に含んだ水を 俺に直接飲ませてきた
苑楽 アソビ
抵抗する間もなく、そのままの勢いで 薬を全部飲んでしまった……
さんしあ
ナガレ
苑楽 アソビ
幽凪 こなた
さんしあ
幽凪 こなた
無造作にベッドに置かれたそれはスタンガンだった
キルハ
ほんの少しだけ動けるようになったが、 逃走するだけの力が入らない…
キルハ
キルハ君が見せてくれたのは… 俺のネクタイだった…
キルハ
聞けば聞くほどに意味が分からなかった。
さんしあ
苑楽 アソビ
俺の視線に気付いたナガレ君が話し出す
ナガレ
苑楽 アソビ
何だかさっきより、意識が朦朧としてきた……
ナガレ
徐ろに耳元へ近付いてきたナガレ君の声に 俺は絶望した
ナガレ
次の瞬間
苑楽 アソビ
俺はナガレ君に首を絞められていたーーー
ナガレ
感情がぐちゃぐちゃになりながら、 俺は意識を手放したーーー
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
……どれくらいの時間が経っただろう?
苑楽 アソビ
目覚めると拘束は解かれていた
さんしあ
苑楽 アソビ
苑楽 アソビ
声が、出ない……?
苑楽 アソビ
何度やってもダメだった……
それに気付くと段々、首の痛みや 手足の擦り傷にも嫌でも気付く
苑楽 アソビ
俺はもう歌えない・・・
苑楽 アソビ
声は出ないのに、涙だけが止まらなかった……
苑楽 アソビ
そうして俺の心は真っ黒に塗り潰されたーーー
さんしあ
ナガレ
キルハ
幽凪 こなた
全員
ーEND?
心絆
コメント
3件
やっぱりアソビくん総受けと受けは美味しいね!!(?)これイラストにしていい!?
読了しました。第2話、本当に重かった……😢 アソビくんが目覚めた瞬間から違和感しかなくて、さんしあ君の“バレバレだよ”の囁きでゾッとした。メンバー全員が役割分担して“愛”を押し付けてくるのが、甘いようで完全な支配で…。最後に声を奪われて、涙だけが止まらない描写が胸に刺さりました。「一生かけて愛してあげる」の合唱が、呪いみたいに響いて離れない。 綺々さんの描く“歪んだ執着”が、本当に生々しくて怖いのに、なぜか目が離せない。この先どうなってしまうんだろう……続きが気になります。