初めて人を殺した時、 いつもの訓練と余りにも変わらないから、 何とも思わなかった でも何とも思わない自分に、 後から吐き気がした その内…吐き気がしてた事も忘れちまったけどね、
キルア
25時を回った頃、 肌寒い澄んだ空気と同時に、 キルアは、隣で同じベッドに横になっているクラピカに話しかけた。 キルアの露草色の目は涙で潤っていた その涙をクラピカの左手が拭い、 右手はキルアの手をぎゅっと握っていた。 「泣くな、大丈夫だ」と言うように。 キルアは少し安堵の息を吐くと、ゆっくり話し始めた。
キルア
キルア
キルア
キルア
キルア
キルア
キルア
キルア
キルア
クラピカは、ここまで黙ってキルアの話を聞いていたが、そう問われて少し眉を顰めた。
キルア
クラピカはごくり、と唾を飲んだ。
キルア
かつての、自分の事を少し得意げに話す自信家のキルアとは、 全く様子が違い本当に怯えているだけの、 ただの子供がそこにいた。
それは、と言いかけたクラピカの声が声になる前に、 キルアは話し始めた。
キルア
キルア
キルア
キルア
キルア
キルア
キルアは力無く、ふっと笑った。
キルア
キルア
ふふっと笑うキルアを見て、 クラピカは何も言えなかった。 かけられる言葉を見つけられなかった。
キルアは、 自分のアイデンティティを無くしてしまったのだ。 好む好まざるを問わず、 唯一の、キルアが縋ることの 出来た、たった一つの拠り所を…。
初投稿(あすかの)どうだったでしょう•́ω•̀)?
あと、不眠症さんっていう人?が居るんですけど、あらきさんの白昼夢っていう曲を最近ハマっててw 是非とも見てみて下さい!!w
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