コメント
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騙されたああああああ!!!!!
神作品ありがとうございます!!
初めて書いた? ありえん…… 神作品すぎる
ぺいんと
腕を伸ばした後、そう声を出す。
ん?何が終わったって?
動画編集だよ、動画編集!! 実況者は動画が命でしょ?
だから俺は動画編集に力を入れて…
ぺいんと
そう独り言を言った後、 よく売られているペットボトルの 紅茶を飲む。
ぺいんと
ぺいんと
なぜ俺がこんなにテンションが高い かというと…
実は何もやることがない時間が 久しぶりなのである!!
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
う〜ん… やっぱたまにはこんな時間もいいな。
だけど…
ぺいんと
この頃撮影続きで 皆でワイワイしてたし…
1人で過ごす時間が あまりなかったので、 どこか寂しい。
ぺいんと
そうやってソファーの上で のたうち回っていると…
ぺいんと
願いが届いたのか、 らっだぁから電話が来た。
ぺいんと
と、一人で意味のわからない 照れ隠しをしながら、 俺は電話に出た。
らっだぁ
いつもよく聞く間抜けな声に なんだか安心しながら返事をする。
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
らっだぁ
ぺいんと
あまりにも唐突なので、 思わず間抜けな声が出る。
ぺいんと
らっだぁ
終わらせる…?何を…?
らっだぁ
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
そう大声で伝えた後、 俺は急いで電話を切った。
電話を切ったあと、 俺はそこら辺にほっぽっていた パーカーを着ながら家を飛び出し、 階段を駆け上がっていった。
急に体を動かしたため、 頭はクラクラし喉はヒューヒューと 音を立てていたが、 あまり気にならなかった。
だって… だってもしかしたららっだぁが…
少し涙目で最後の一段を上がり、 倒れ込むように 屋上への扉を開けると…
憎たらしい程の青空と、 柵の向こうに立っている 彼奴が見えた。
ぺいんと
ぜぇぜぇと呼吸をし、 汗を流しながらそういうと、 彼奴はふふっ…と笑った。
らっだぁ
らっだぁ
ぺいんと
ぺいんと
そう怒鳴りつけるように言うと、 らっだぁは横に首を振る。
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
らっだぁは光の無い目でそう言う。
なんでだよ… 前会った時はお前、嬉しそうに 惚気話してたじゃねぇかよ…
なんで…なんで…
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
あぁ、違う。違うんだ。 本当はこんなこと言うべきじゃないのに。
ぺいんと
らっだぁ
らっだぁが俺の言葉を遮る。
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
またらっだぁが言葉を遮る。
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
そう淡々と告げる彼奴の目は、 まるで俺の事は見ていないようで。
あぁ、嫌だ。おいてかないでくれ。
頼むから一人にしないでくれ。
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
届くわけないとわかっていながら、 手を伸ばす。
あぁ、嫌だ。死なないでくれ。
そんな願いは天には届かず、 らっだぁは空へ足を進め…
…
……
…地面へと落ちていった。
ぺいんと
ぺいんと
俺は、へなへなと力無く崩れ落ちた
柵の向こう側へ行ったらっだぁを、 俺は確認する勇気がなかった。
認めたくなかった。
こんな、こんな現実…
ぺいんと
もしかしたら、 下でらっだぁが笑顔で待っている かもしれない。
ぺいんと
そんな淡い期待を抱きながら、 俺はふらふらと階段を降りていった
階段を全て降りて、 らっだぁが落ちたと思わしき場所へ 向かう。
そこには…
………
…らっだぁが、いた。
ぺいんと
ぺいんと
俺はふらふらとした足取りで らっだぁの元へ向かった。
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
そう言いながら、 俺はらっだぁを揺さぶった。
ぺいんと
手に何か赤いものがつく。
ぺいんと
必死にらっだぁを揺さぶる。
が、返事は帰ってこず、 動きもしない。
ぺいんと
怖くなり、らっだぁの手を握る。
ぺいんと
握っている手は冷たく、 まるでマネキンのように硬かった。
…あぁ、本当はわかってる。 なんで動かないのかも、 赤いものが何かも。
でも…でも…
ぺいんと
ぺいんと
視覚が歪んでいき、 大粒の涙が零れる。
らっだぁの手をおでこに当て、 必死に呼びかける。
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
あぁ、らっだぁがいなくなってしまったら、俺はどうやって生きればいいんだ。
どんな顔をして暮らしていけばいい。
どんな顔をして、活動すればいい。
らっだぁのいない生活なんて 無意味に等しい。
こんな無意味な生活送っていたって…
ぺいんと
そうすれば、らっだぁと一緒に…
らっだぁ
ポンッと両肩に手を置かれる。
ぺいんと
あぁ、今1番聞きたかった声が 上から降ってくる。
恐る恐る上を見上げると…
らっだぁ
にやにや笑いながら俺を見てる らっだぁがいた。
ぺいんと
訳が分からず目をぱちぱち させていると、 らっだぁの後ろからしにがみくんと トラゾーがでてきた。
トラゾー
しにがみ
らっだぁ
ぺいんと
しにがみ
トラゾー
は?え?ドッキリ?
じゃあ、俺はまんまと騙されたってこと?
俺が無駄に恥かいただけってこと?
トラゾー
ぺいんと
ぺいんと
そう叫びらっだぁに 勢いよく抱きつく。
らっだぁ
しにがみ
そう言い、しにがみくんが 慌てて僕の顔を拭く。
らっだぁ
ぺいんと
そう悪態をつきながら、 らっだぁを抱きしめる力を さらに強める。
らっだぁ
ぺいんと
そうグズグズと言うと、 トラゾーがくすくすと笑う。
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
らっだぁ
しにがみ
らっだぁ
ぺいんと
トラゾー
ぺいんと
しにがみ
いつものノリで騒いでいる 3人を見て、改めて安堵する。
あぁ良かった。 本当にドッキリだったんだなって。
らっだぁ
ぺいんと
あぁ、何時までもこんな風に 皆と騒いでいけますように…
そう強く願いながら、 俺はらっだぁ達の元に 向かって行った。
~おしまい~
~オマケ~
ぺいんと
ぺいんと
らっだぁ
トラゾー
しにがみ
ぺいんと
ぺいんと
トラゾー
ぺいんと
トラゾー
ぺいんと
~本当の本当におしまい~
時雨
時雨
時雨
時雨
時雨