保科
ぼ・・・僕を第一部隊に?

鳴海
そうだ

保科
な、何故ですか?
僕はただの一般隊員で

鳴海
そう謙遜するな。
勝手だとは思ったがお前の事を少し調べさせてもらった

保科
!

鳴海
スーツ及び武器の解放戦力も高く、戦闘能力も申し分ない

鳴海
銃器に対する解放戦力の低さは、ボクや他の連中がカバーすれば何の問題もない

鳴海
うちの部隊は他の部隊よりもさらに強者揃いだ。
お前の才能は第三部隊ではなく、うちの部隊で開花させるべきだ

保科
・・・・

鳴海
だから、
ボクのところに来い保科

鳴海
『お前が欲しい』

保科
・・・ッ////

保科
・・・・・・鳴海隊長

鳴海
ん?

保科
僕もあの後
貴方の事を亜白隊長から聞きました

保科
日本防衛隊で最強と謳われとる貴方にそこまで言われて、誘って頂けて光栄です

鳴海
じゃあ、

保科
ですが、

鳴海
!

保科
僕はもう着いて行く人を決めとるんです

鳴海
・・・亜白か?

保科
はい。
あの人も今の貴方のように僕を認めて居場所をくれはったんです

鳴海
(居場所、か)

保科
あの時決めたんです

保科
あの人が敵を射抜く時
僕が道を切り開く、と

保科がまっすぐボクを見つめながら言った。
その開かれた紫色の瞳からは強い意志が
ひしひしと伝わってくる。
『七瀬』と『ボク』が惹かれた美しい瞳だ。
そんな瞳でこう言われてしまったら・・・
なぁ?
鳴海
ハァ〜〜〜

保科
鳴海隊長?

鳴海
そこまで言われたら
諦めるしかないじゃないか

保科
す、すみません

鳴海
謝るなよ

鳴海
・・・・

鳴海
じゃあ代わりにお前の

保科
僕の?

鳴海
その・・・れ

保科
?

鳴海
連絡先教えてくれ

保科
は?

ボクの言葉が予想外だったのだろう、
保科がキョトンとする。
鳴海
だから、その、ボクはお前と
もっと仲良くなりたいんだ。
ダメか?

保科
駄目やないですよ

保科
ほな連絡先交換しましょ

鳴海
そうか!(パアアア)

保科
(何やこの人、かわええな)
