華火
ここが…自分の部屋……
キーンコーンカーンコーン
「夜時間です!食堂は閉まります」
「では良い夢を!」
華火
寝る、か…
??
なんで……
??
なんでお前は「 」で生まれてきたんだよッ……!
??
うちに「 」は要らないッ…!
??
出てけよッッ!!
ピーンポーン
華火
ん、ぁッ……?
インターホンが鳴り、起きた私の背中には汗がびっしょりかいてあった
悪夢……のせい…?
華火
ふわぁッ……
華火
どう、しました……?
扉を開けると…
セレスがいた
セレス
今晩はよく眠れましたか?
華火
まぁまぁ…かな…?
華火
セレスは?
セレス
わたくしもぼちぼちですわ
セレス
やはり急に閉じ込められると怖くてあまり眠れないのですよね…
華火
ですね…
華火
で、ご用件は?
セレス
実は石丸君の提案で朝は食堂に行くことになったのです
セレス
音成くんの部屋にも手紙が来ていたはずなのですが…
華火
……あっ、これ?
セレス
それですわ
セレス
みんな朝起きたらその紙を見て食堂に来ているのですが…
セレス
音成くんだけ来ないのでみんな心配してますわ
華火
えっ、もうそんな時間?
セレス
皆さん集まってるので早く食堂に行きましょう
華火
そーするか
─食堂─
明日香
あっ、華火くん!
響子
生きてたのね
さやか
死んじゃったんじゃないかってみんなで心配してたんですよ
怜恩
何回もインターホン押しても起きねぇし…
華火
あー、ごめん
白夜
時間の無駄だ
白夜
早く食べるぞ
誠
なにか学園内で出れそうな所はあった?
盾子
窓も鉄板で塞がれてるしなぁ…
清多夏
出れそうな所は無いか…
雫
とにかく調べていくしか…
康比呂
今日はお開きだべ!
華火
あれ、千尋探索行かないの?
千尋
えっと……
千尋
なんか…1人行動怖くて…
華火
じゃあ一緒に回る?
華火
俺も1人は心細いし
千尋
い、いいの…?
華火
もちろん!
華火
こんな可愛い女の子が1人で回るなんて危ないし
華火
なんかあったら俺が守るよ!
千尋
あ、ありがとう…!
─体育館─
華火
相変わらずデカイな~
華火
ん?千尋どしたん
千尋
えっと……
千尋
こ、こんなのがあって…
華火
……ッ!
華火
なにか分からないからあんま触らん方がいいk
千尋
………
千尋
……え?
ガチャッ
千尋
ッ!?
冬子
あ、あんた!
冬子
なに隠したの…?
冬子
ブスには見せれないって…こと!?
千尋
そ、そういうわけじゃ…
華火
まぁまぁ
華火
冬子は綺麗だよ?
冬子
な、なに…?
冬子
急に褒めてきて……
冬子
男に褒められたことなんてないのに…
冬子
てか、アンタら男女でいるってことは…
冬子
ひ、卑猥な関係ってこと…!?
華火
違う違う!
華火
たまたまいるだけ
冬子
お、お邪魔しました…
ガチャッ
千尋
なんか変な勘違いされてる…?
華火
ぽいね…
華火
それより……
華火
それ…見た?
千尋
う、うん……
華火
そっか…