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ユズキ

本当に図々しいのはわかってるんだけど、お願い…聞いてくれる?

椿

? いいよ!

ユズキ

僕を君の帰る用の車に乗せて、僕の家の父方のお爺様の所まで連れてって欲しいの…

椿

もちろんだよ!!!

ユズキのお爺様の家

椿

ここでいい?

ユズキ

うん

ユズキが家のチャイムを鳴らす

ユズキ

お爺様……

ユズキ

助けて

ユズキ

お願い…もう耐えられない…

椿

…?(耐えられない?)

そうユズキが言うと家の扉がガンっと開く

ユズキのお爺様

ユズキ!!!大丈夫か!?

ユズキ

お爺様…!

ユズキが足を引き摺ってまでお爺様の所へ歩こうとするも、椿が止める

ユズキのお爺様

無理しないでそこにいなさい。

ユズキのお爺様

今向かうから

ユズキのお爺様がユズキを抱っこする

ユズキのお爺様

お前がユズキをこんなふうにやったのか?

ユズキのお爺様が椿をギロッと睨みつける

椿

ッ!!!僕はやってないよ!

椿

ユズキがここに運んで欲しいっていうから運んだだけだよ!!

ユズキのお爺様

本当か?

ユズキ

うん、この人は悔しいけど命の恩人だよ

ユズキのお爺様

そう………なのか…

椿

ユズキのお爺様

すまなかった。もっとしっかり話を聞いておけばよかった。

ユズキのお爺様

さぁさどうぞ、家にお入りください

椿

え?いや、僕はここで…

ユズキ

お願い

ユズキが真剣な瞳で椿を見つめる

椿

うぅ……

椿

わかったよ…

ユズキ

ありがとう。

ユズキのお爺様

それじゃあどうぞ中に

中に入る

家の中

ユズキのお爺様

ユズキ、傷を手当するからこっちを向きなさい

ユズキ

はい

ユズキの腕と脚、怪我したところを消毒し、包帯と絆創膏を貼る

ユズキのお爺様

ひとまずはこれでいいだろう

ユズキのお爺様

それよりも、ユズキ。

ユズキのお爺様

話を聞かせてもらってもいいかな?

ユズキ

はい

ユズキ

……

ユズキ

今日はパーティーにお父さんとお母さんと一緒に参加していました

ユズキ

ですが、この椿く……じゃなかった

ユズキ

つー君と話してる時、僕が嫌そうな顔をしていたのをお母さんに見られて平手打ちされてしまい、会場の外に連れていかれました

ユズキ

外と言っても階段ですけど…

ユズキのお爺様

それで、どうしてこんな傷を…

ユズキ

それはお母さんが多分、面倒事しか起こさない僕にきっと嫌気がさしたんでしょう…

ユズキ

お母さんに、目を瞑って階段に立っていろと言われて言う通りにしたら、階段から突き落とされました

ユズキのお爺様

は?

椿

え!?あの人が!?

椿

でもあの人…会場に戻ってきた時ユズキが突然消えたって泣いて戻ってきたよ…!?

ユズキ

きっと演技だよ

ユズキ

昔、演者だったから…

ユズキのお爺様

……

ユズキのお爺様

それで、倒れているところをコイツに助けられたと…

ユズキ

はい

ユズキのお爺様

そうか…

椿

……

他ではない君達を信じたい

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