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ヾ( 〃∇〃)ツ キャーーーッ♡ バイト疲れが癒される(◦ˉ ˘ ˉ◦) 次回が最終回なのがちょっと悲しい気もしますが、楽しみにしてます( *´꒳`*)
ひな
ひな
ひな
ひな
ひな
ないこ
自分で断ったくせに、なんだか胸が痛い
If
If
If
あの挨拶にいつもどれだけ元気を貰っていたのか、やっと分かった
ないこ
久々に1人で乗る朝の電車
相変わらず人はいっぱいいて、いつも乗る時に立っていたところに移動しても正面で壁になってくれていたまろがいなければ何も変わらなかった
ないこ
まろと乗るようになってから、俺にとって電車は、まろと二人きりになれる特別な時間だったから
こんな感覚すっかり忘れていた
ないこ
手すりに捕まりながらそんなことを考える
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
何のために迎えを断ったのか
結局気づけばまろのことばかり考えている
ないこ
そう自分に言い聞かせていた時だった
ないこ
ないこ
すぐに分かった。覚えのある触られ方
はあ、と生暖かい息が耳元にあたる
???
同時に手が前の方にまで這わされる
股間に押し付けられた手を必死ではらう
声をあげようとするも、怖くて声が出ない
ないこ
ないこ
周りを見渡しても全員携帯をいじっていたり寝ていたりでこちらを見ている人はいない
俺は俯いて耐えるしかなかった
ないこ
気持ち悪さと恐怖で涙が出てくる
完全にドアの前に追いやられ、もう逃げられなくなっていた
足が震えて、息さえ上手くできない
???
背後から太い指が俺の涙を拭おうとするのを顔を逸らして避ける
ないこ
ないこ
ないこ
噛み締めた唇から血の味がした
ないこ
ないこ
ないこ
自分で突き放したくせに、頭に浮かぶのはその名前だけ
If
名前が呼ばれたような気がして弾かれたように顔を上げる
俺の大好きな青く澄んだ瞳と、ガラス越しに目が合った
早すぎる時間に鳴ったアラームを止めてもう一度ベッドに潜り込む
If
ないこのことを好きだったのがバレたのだろうか
いい機会なのかもしれない。ないこには好きな子がいる訳だし
叶わない恋なんか辞めておいた方がいい
If
If
そう、昨日のないこの言葉は絶対に本心ではない
If
カチ、カチ、とかすかに部屋の時計が秒を刻む音だけが耳に聞こえてくる
If
結局俺は起き上がって急いで準備をする
ないこは強がりだ。全然大丈夫じゃなくても、すぐに「大丈夫」なんて口にする。だから誰かが、それに気づいてやらんと
そしてそれをやらなきゃいけないのは
If
本心でないことに気づきながら見なかったことにするなんて、馬鹿だ
If
If
急いで荷物を持って家を出る
If
If
汗を拭って慌てて時計を確認すると、あと数分でないこの乗った電車が来るところだった
If
If
滑り込んできた電車を凝視していると一瞬桃色の髪が見えた
通り過ぎて行ったその車両を追いかけてホームを走る
If
聞こえる訳ないと分かりながら思わず声を上げると、車内のないこが弾かれたように顔を上げた
涙で潤んだ、俺の大好きな桃色の瞳とガラス越しに目が合った
ひな
ひな
ひな
ひな
ひな
ひな
ひな
ひな