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コメント
2件
え……記憶喪失? あかん、泣きそう……。 でも、晴明が無事だったのは本当に良かったε-(´∀`*)ホッ 明君が、あのクソ野郎を○さなかったのは本当に凄いわ。
更新が遅くなり申し訳ございませんでした!💦
あらすじ
ストーカー被害を受けていた晴明は 親友 神酒凜太郎とともに温泉へ行った先で
何者かに攫われ、廃墟で監禁。
その上性的暴行を受けていた。
そんな中、凜太郎は秦中や学園長などに 状況を報告、援助を求めた。
もう日も上りきった頃、 やっとの思いで見つけた廃墟の扉を いざ蹴破るのだが…?
⚠️エセ関西弁注意⚠️
⚠️喘ぎ声、R18注意⚠️
⚠️暴力表現、モブレ注意⚠️
ドガンッ
大きな音を響かせながら 僕らはその重い扉を蹴破った。
衝撃音と土煙が立ち込める室内を見回すと
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
そこに広がっていたのは 口にするのもおぞましいような、 衝撃的な光景だった。
頭をトンカチで殴られたような衝撃に 襲われながら僕はすぐさま 晴明くんの近くへと駆け寄った。
神酒 凛太郎
目は虚ろで、焦点が合わない。
手足は枷で封じられ、 首輪までつけられている。
その上衣服は脱がされ、 至る所に小さなアザや傷が 散らばっていた。
そして何より、口元と下半身には精液が 拭われもせずただ広がっていた。
部屋には吐瀉物と精液が混じったような 鼻をつんざく程の刺激臭が蔓延していた。
神酒 凛太郎
僕は今にも犯人に殴りかかりそうな 高橋先生に声をかける。
神酒 凛太郎
胸ぐらを掴み、振り上げた拳が 空中でピタリと止まった。
高橋 明
高橋 明
高橋 明
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
ニヤニヤとうざったらしい笑みを浮かべる ストーカーが反省の色も見せず 極めて和やかに僕に話しかけてきた。
こんな奴に答える義理はないだろうと 僕はその声をただ無視していた。
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
凜太郎が男の言葉を遮り、 必死に怒りを抑え込むように 深く息を吐きながら言う。
呑気な態度と楽しそうな表情に 吹きこぼれるような激情が抑えきれず 全身がわななき、 手には爪がめり込むほどに力が入る。
荒波のような感情が押し寄せ、 僕は男の不快な言葉を遮り声を荒らげる。
神酒 凛太郎
腹から湧き出るどす黒い感情に僕の体全てが支配された。
僕が怒りのままに拳を振り上げると、 今度は高橋先生が僕を止めた。
高橋 明
神酒 凛太郎
こんな、生きる価値すらないような 最低クソ外道を庇うなんて…と、 高橋先生にまで憤りを感じながら 強い口調で問いただすと 僕の予想に反して意外な答えが返ってきた
高橋 明
高橋 明
高橋 明
高橋 明
高橋 明
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
高橋 明
高橋 明
高橋 明
張り詰めていた緊張の糸が緩まるのを 感じながら、心の底から 安堵と感謝の声を出す。
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
高橋 明
高橋先生が男の首を乱暴に掴む
そのまま腕に力を込めて 持ち上げると、男の体は宙に浮いた
男が顔を歪め、苦しそうな表情をするが その手が緩まることはない。
ギリギリと首が締まっていく音がなる。
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
高橋 明
僕は渾身の力を腕に込め、 男の腹に強く叩き込んだ
その瞬間、後ろの壁が衝撃に 耐えられなかったのだろう。 壁は壊れ、男は宙に吹き飛ばされる。
ドンッと鈍い音がして、男が 外の砂に身体をうちつけられる。
男の首にはくっきりと 高橋先生の手形が残っていた。
先程体を打ち付けた時に 足を痛めたのだろうか、 男はズリ…ズリ…と足を引きずっていた。
今までの僕らの行動から殺されると 判断したのだろう、男は咳き込みながらも 必死に足を引き摺って逃げようとする。
しかし、まさか逃がす訳もなく。
僕らはすぐに走って男の元へと向かった。
足を怪我した男は上手く走ることが出来ず すぐに高橋先生に捕まった。
高橋先生は男に馬乗りになり 今度こそ逃がすまいと強く首を締め付ける
ぎりぎりと首の閉まる音と男の呻き声を 静かに聞いていると、 この静寂に似合わない大きな足音が ドタバタと忙しなく近づいてきた。
山崎 誠
山崎 誠
山崎さんが首を締め付ける手をゆるめようと高橋先生の手首をにぎる
高橋 明
高橋 明
高橋 明
いつものニコニコとした表情からは 想像できないような、大きく見開かれた 目がじっと山崎さんを見つめる。
まるで殺すことが当たり前とでも 言わんばかりの表情に同じく殺す気でいた 凛太郎さえもが恐怖を感じていた。
山崎 誠
山崎 誠
山崎 誠
山崎 誠
山崎 誠
高橋 明
高橋 明
高橋 明
高橋 明
高橋 明
より一層手に力が入り高橋先生は本気で 男を殺しにかかる。
男が白目を向き、首にがっしりと 巻きついた手を掻きむしる。
山崎 誠
山崎 誠
山崎 誠
山崎 誠
山崎 誠
それは警察官としての言葉ではなく、 ただひとりの友人としての言葉に聞こえた
初めは叫んでいた山崎さんの声が段々と 小さくなり悲痛な声に変わっていく。
山崎 誠
山崎 誠
その言葉に高橋はハッとし、手が緩まる。
山崎 誠
山崎 誠
高橋先生は手を止めて ゆっくりと男から離れた。
その様子を見て山崎さんがほっと 息を撫で下ろすのが見て分かる。
同時に僕も山崎さんの一言を思い返し ながら自分のしようとしたことを省みる。
ともかく一件落着、事件は収束した…
かに思えた。
山崎 誠
神酒 凛太郎
その言葉に驚き男の元へ走ると 確かに男は白目を向き、 失神しているように見えた。
高橋 明
高橋 明
山崎 誠
山崎 誠
山崎 誠
山崎さんが目に涙を貯めながら 高橋先生に向き合う。
高橋 明
山崎 誠
病院特有の強い消毒液の匂いが充満する室内で僕はピッ…ピッ…という定期的になる機械音をただ静かに聞いていた。
安倍 晴明
神酒 凛太郎
あの事件が解決してから2日が経った。
晴明くんはまだ目を覚まさない
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
自宅の騒動で魂の抜けた晴明くんや 枕返しの時の目を覚まさない晴明くんが 自然と脳裏によぎる。
もし、もしもこのまま目が覚めなかったら
このまま死んでしまったら
人間の寿命はただでさえ短く、 体も弱い。
このまま起きないんじゃないか、 死んでしまうのではないか、 自分が、目を離したせいで……。
何度もこの考えが頭を支配した
ぐるぐると考えがまとまらず この数日間、睡眠も食事もまともに 取れてなどいなかった。
神酒 凛太郎
神酒 凛太郎
ベッドに横たわる晴明くんのか細い手を ぎゅっと握り、その手をおでこに寄せる。
神酒 凛太郎
怒りと悲しみ、自己嫌悪や罪悪感 心配、不安、その全てが混じり合い 複雑な感情が僕の心に渦巻いた。
もうどうしていいのかも、何もかも全て 分からなくて
僕の瞳からはとめどない涙が ただ溢れ続けていた。
看護師
看護師
高橋 明
高橋 明
看護師
看護師
後ろから叫ぶ看護師の言葉を無視しながら 僕はお兄さんの病室へと足を急ぐ。
ガラリ。
最近立て替えたばかりで滑りの良い 引き戸を静かに開ける。
神酒 凛太郎
高橋 明
扉を開けて病室内を見回すと、 恐らくひとりで泣いていたであろう 神酒先生と目が合う。
高橋 明
高橋 明
神酒 凛太郎
神酒先生は腕でぐしぐしと涙を拭い、 鼻を啜って少し気まずそうに 目を逸らしながら返事をする。
ふたりでお兄さんを挟むように座り 僕らは黙ってただずっと見つめていた。
それから数十分が経っても、僕らふたりは まだお兄さんを見つめていた
そんな時だった。
安倍 晴明
ピクッ
お兄さんの瞼と指がほんの少しだけ ピクリと動いた。
その小さな動きはほんの数十秒で 大きな動きへと変わっていった。
人差し指だけでなく五指全てが 関節を曲げて反応し始め、 さらに両まぶたが何度も痙攣した。
神酒 凛太郎
高橋 明
神酒 凛太郎
高橋 明
ガタンッと大きな音を立て、 椅子が倒れるほど勢いよく立ち上がると ふたりは一斉に晴明に声をかけ始めた。
そしてようやく、その重い瞼が ゆっくりと持ち上がると
今まで何度も見慣れた、光に満ちた 丸くて赤い綺麗な瞳が 困惑した表情で2人を見つめた。
病院の蛍光灯が眩しいのか、 お兄さんは時折目をぱちぱちと瞬きながら 病室をきょろきょろと見回した。
安倍 晴明
どさっ。
お兄さんの目を追うように僕も お兄さんと同じ方向を向くと 病室の扉の前でお見舞い用であろう メロンを落として立ち尽くす、 お兄さんの双子の兄弟がいた。
安倍 雨明
雨明は落としたメロンなど気にも止めず 一心不乱に晴明の元へ駆け寄った。
安倍 雨明
安倍 雨明
安倍 晴明
安倍 雨明
神酒 凛太郎
高橋 明
安倍 雨明
安倍 晴明
安倍 晴明
安倍 雨明
第4話終了
続く