俺には兄さんが居た。まだオレが4つの時に亡くなったけど。
オレは兄さんが大好きだった。
何時も学校から帰ると遊んでくれた。今でもよく覚えている。
兄さんは「天才」だって皆言う。
俺は自他共に認める「出来損ない」
10つになる時には周りの大人は皆オレのこと「出来損ないだ。」と言い
俺は泣いていた。1人でずっと。
この位のことはもう完璧にこなしていたんだがな。
兄さんはもっと出来ていたわ。
軽蔑の目を何時もむけられていた。
あんたなんか…ッッ….!!!!!!
あんたみたいなのが産まれるってわかってたら産まなかったわよ…ッッッ!!!!
期待を返せ。
するだけ期待して勝手に落胆される。
勝手に期待しておいてさ……
???
頭を垂らしているそこの童。
ら
う…ぅっ…っ…ぁあ…っ…
ら
…ぁあ…っ……
???
童。頭を上げよ。
ら
…だ、れ…ぇ……?
???
はぁ……やっとか…。
ら
……?
???
妾は……否、名乗る程では無い。
ら
……
???
お前のことはよく知っているぞ。
ら
…す、ストーk……
???
あぁ、安心しろ。ストーカーではない
???
そんなことどうでもいい。
???
早速だがお前は何か夢はあるか?
ら
…………