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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

りお

じゃあ、行ってきます

お母さん

行ってらっしゃい☺️

お母さん

何かあったらすぐに電話かけてね?

お母さん

夜はあまり遅くならないように…

りお

分かってるって

りお

心配しないでよっ

りお

私もう高校生なんだし!

お母さん

…そうね、☺️

お母さん

気を付けてね

りお

はーい

りお

行ってきます

お母さん

行ってらっしゃい

ガチャン

お父さん

本当に大丈夫か、?

お母さん

大丈夫よ、

お母さん

…男の子がついてるから

お父さん

だから心配なんだよ

お母さん

もう高校生なんだから、

お母さん

彼氏くらいできるでしょ?

お父さん

お母さん

りおの笑顔、見れてよかった…。

お父さん

…☺️

りお

…和く〜ん

和也

お、りおちゃんっ

りお

ごめん、待ったよね、

和也

全然!

和也

今来たとこ!

りお

そっか、よかった☺️

和也

じゃあ行こっか☺️

りお

うん!

りお

わぁ…✨

和也

…☺️

和也

かわいい

りお

ねっ

りお

私次ペンギン見たいなっ

りお

ペンギンも絶対可愛いからっ☺️

和也

うん☺️

和也

(可愛いのは魚やなくて…)

りお

行こっ

和也

うん!

その後はいろんな魚を見て

写真を撮って

お土産を買って…

りお

はぁ〜

りお

楽しかった☺️

和也

俺も!

和也

めっちゃ楽しかった!

和也

また行こうね

りお

うんっ☺️

和也

…じゃあまた月曜ねっ

りお

うん!

りお

今日はありがとう

和也

こちらこそ!!

りお

じゃあ、またね☺️👋

和也

またね☺️👋

家に入るまで見守って

俺は歩き始めた

和也

俺ええ感じかなぁ…

和也

りおちゃんの笑顔を思い出して

和也

…//

顔が熱くなる

和也

もう…

和也

早く気付いてくれへんかな、

それから何回も和くんと遊んだ

和也

りお!

和也

今度新しい映画見に行こ!

りお

え、うん!!

りお

行きたい!

和也

よかった〜☺️

和也

また日にち見といてなっ

りお

うん☺️

「また約束しちゃった〜」

でもまた気になる

外から向けられる

あの2人の視線と

謙杜くんの視線が…。

ー次の日ー

何分経っても和くんは来なかった

りお

忘れちゃったのかな…

でも毎日のルーティンだし

和くんに限って忘れるなんてな、。

朝から気持ちはスッキリしないまま

私は学校に向かう事にした

りお

…、

少しフラフラと歩くりおの姿が見えた

謙杜

…りお?

りお

あ、謙杜くん、

りお

おはよう、☺️

謙杜

おはよ、☺️

りお

…和くん見なかった?、

謙杜

和也?

謙杜

見てへんな…

りお

そっか…

謙杜

一緒に行こ?

謙杜

学校

りお

…うん!

西畑

みんな着席して

珍しく早くに着席の指示があった

りお

(なんだろ…)

その時

和くんが引っ越した事を知らされた

りお

(え…?)

西畑

お知らせは以上

西畑

解散

まだ信じられなくて

謙杜

みっちー聞いとった?

駿佑

いや、何も…

りお

りおはただ黙って

誰も座っていない隣の席を眺めていた

りお

(何で言ってくれなかったんだろう…泣)

和くんとは連絡手段が1つもなかった

りお

(もう喋れないんだ…)

謙杜

…りお

りお

ねぇ謙杜くん

りお

和くんの連絡先って…

謙杜

知らへん。

謙杜

俺だって気になるし、

謙杜

急に引っ越してって…。

駿佑

事務所はどうしたんやろうな

謙杜

事務所まだ辞めてなかったらなんとか繋がれるかもしれへん

りお

お願い…。

西畑

りお

西畑

…これ、

西畑

和也がりおにって

りお

…これ、、、

ずっと和くんに貸していたノートだ

貼った覚えもない付箋のページを

ゆっくりと開ける

半分までめくったけど

何だか体がこれ以上動かなかった

りお

先生

西畑

ん、?

りお

1限目、

りお

休んでいいですか、。

西畑

西畑

うん、

西畑

2限目からはちゃんと参加するならええよ

りお

りおは黙って教室を出て行った

駿佑

そんな和也の事好きやったん、。

謙杜

…、

分かっていたけど

また現実を突きつけられた気がして

悲しかったし

悔しかった

屋上に来て

また改めてページを開けた

急に引っ越す事になって、 伝えられへんくてごめん。

最後に話したかったけど

時間ないから りおに借りっぱなしやった このノートに書くね

まず仲良くしてくれてありがとう

たくさん喋ってくれてありがとう

りおと行った場所は全部楽しかったし

どれも俺の大事な思い出!

朝早くの2人の集会は 今までの朝で1番楽しかった笑

音楽室で話して仲深まったのも しっかり覚えとるし、

りお、どんどん可愛くなってくでさ

俺はドキドキの毎日やったよ笑

もうなにわ男子も芸能の活動も辞める

本当は辞めたくないけど しょうがないでさ、

謙杜とみっちーの事よろしく

またどっかで会ったら声かけてな

今まで短い間やったけど

ほんまにありがとう

俺の事忘れんといてーな、笑

りお

…涙

りお

ばか…(涙

閉じかけたそのページの端に

小さく書かれている文字を見つけた

りお

…、?

「ずっと好きやったよ」

りお

…、

りお

もっと早く言ってよ…、。

りお

私も…

りお

(好きだったのに…。)

静かな屋上で1人涙した

ぎゅっ…

りお

っ…!?

後ろからハグをされた

最初は誰かと思ったけど

優しい甘い香りで誰かすぐに分かった

身長も低くて小柄だった私は

その腕の中にすっぽりと収まった

謙杜

1人で泣くとか、

謙杜

ええ度胸やな。

りお

だって…(涙

謙杜

俺、和也より良い男になる。

りお

…え、?

謙杜

りおに似合う男になるから

謙杜

…俺の事を好きになってや

りお

…、

謙杜

(…、)

謙杜

…じゃあ好きにさせる

謙杜

りおの事………

そう言いかけた時

りおは俺の手を優しく握った

りお

…ありがとう、涙

りお

…今日、授業戻れる気しないや、。

謙杜

…また帰るん、?

りお

帰らないよ、笑

りお

お母さんに怒られちゃうから…

謙杜

じゃあ一緒におろう

謙杜

ここに

謙杜

ずっと

謙杜

悔しかった事とか

謙杜

なんでも、

謙杜

なんでも…、

謙杜

俺が聞くから。

りお

…ありがとう、☺️泣

好きになってって言われても、

当分の間はなれる気がしない

そう思った。

のに…、。

みんなと違う私にも…

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