死ねないなんて聞いてない

注意！！！！ これは夢小説！！！！！

見た目

名前 夜銀 吏桜 やしろ りお 身長 163cm 体重 42kg 声 少し低め、高くする事も可能 好き 甘味、考察 嫌い 自分 性格 暗い 特技 偽る事 異能 なし 種類 人外 武器 不老不死 性別 女

自分は

生きる事が嫌いだ

だが

考える事は好きだ

他に生きる理由があるとすれば 最近友達から紹介された アニメを見た

ぶんすと？らしい

ハマってしまった

分からない事が多すぎる

それを考える事が楽しい

正直この世の全てがどうでもいいが

考える事を理由に 私は生きている

暴力と宗教の親も

くだらない人間関係も

“普通”という定義の暴論も

全てがどうでもよかった

だけれど

ただの一度も死なせて くれた事は無かった

自分の存在を認めてもくれず

生きることに意味もない

そんなこの世に 関心を持つ意味が分かり兼ねる

皆

消えて無くなればいい

日差しの強い 真夏

自分は

唐突な頭痛に襲われる

頭がｯ………われ………る

倒れ込んで咳き込む

……これは…

もしかしたら

死ねるかもしれない

………なんて

咳を抑えた手には血が着いていた

段々と視界が揺らぐ

やっと

死ねる………

気がつくと自分は

見知らぬ道端に立っていた

自分は先程倒れたはず

どうして見知らぬ場所に

異世界転生

という事か

どうして……

どうして……こんな……事が

何故

何故自分は死ぬ事が許されない

なんて事を

もう

終わりだと思ったのに

ダンッと壁を叩く

現状は最悪だ

家も知人も金も仕事もなく

死ぬことすら出来なかった

今どうすべきか

そんな事を考えていると

話し声が聞こえた

自分は呆気に取られた

そのまま彼らはすたすたと 過ぎ去っていく

太宰といった

その名が出てくるということは

ここは……

自分が見ていたアニメの中

文豪ストレイドッグス……の世界

ならば

自分は絶対に

……

自分は真相を知っている

そもそも今は何期の何話なのか

ドストエフスキーの能力も まだ完全にわかりきってはいない

自分は無意識に 考えてしまっていた

……関係ないか

どうせ今から自分は死ぬ

餓死、溺死、撲殺、刺殺

どれで死ぬかまような

1番効果が早そうなのは 餓死……

数日間 何もせず過ごせば そのうち死ねる

……よし

……このまま生きれば 真実が知れるかもしれないが

そんなことは期待するだけ無駄か……

「今度こそ終わる」