テラーノベル
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いつも見る、ありふれた光景
煩いほどに僕を信仰する同級生
何一つ気づかない教師
真っ先に気づく生徒会の皆
心配なんてかけたくないに決まってるだろ
きっと僕が苦しいって言ってら彼らは僕のことを心配してくれますし、解決へと事を運んでくれる
でも、
"僕"の為だけに手を煩わせたくない
___申し訳ない
こんなに弱すぎる自分の周りに居てくれる彼らに心から申し訳ないと思う
この事を言ったら彼らが憎まれるかもしれない、彼らに憎まれるかもしれない
それが怖くて、本当のことが言えない
そうやってこの負のループの感情を毎日続けていく僕は、きっと死んだら1人地獄に行くのだろう
死にたい
死にたくない
死ね
辛いのに
辛いのにどうして
どうして
どうして
涙が出ないのだろうか
そう思っている
さっさと死にたい
たすけて
星の本棚より 『海咲巡』 間話
コメント
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『海咲巡』のおはなし