私が恋に落ちたのは、 高校の入学式だった。
紗奈
やばい、貧血だ。
はぁはぁ、もう、ダメかも…。
はぁはぁ、もう、ダメかも…。
?
そこの人、大丈夫ですか?
紗奈
え?あ、大丈夫、
?
ほ、ホントに?顔、真っ青ですよ?
紗奈
あ、はは。
?
何年生ですか?
紗奈
今日、高一になります。
?
あ、じゃあ。
と、とりあえず後ろ乗ってください!
と、とりあえず後ろ乗ってください!
紗奈
え?あ、じゃあ、お言葉に甘えて…。
?
しっかり捕まっててくださいね!
目が覚めたら…
紗奈
(パチッ)
え?ここは…?
え?ここは…?
先生
あー、起きた??
紗奈
あ、はい。
先生
あ、イケメンの子が、保健室まで連れてきてくれたのよー。お姫様抱っこで。笑
先生
いやぁ、あれはカッコよかったぁー!もう先生までキュンキュンしちゃったー
先生
あ、もう、大丈夫??
なら、もう教室戻りなさい。
なら、もう教室戻りなさい。
紗奈
はーい。
教室
紗奈
(お、お姫様抱っこ。ま、まぁ、嘘かもしれないし。盛ってるんじゃ…)
?
おー!!すげぇー!!
紗奈
って。いるしー!!!
生徒
ん?
?
あ!!今朝の!!もう大丈夫なの??
紗奈
あ、は、はい。
大丈夫です。
大丈夫です。
?
ね、熱は!?
コツン
紗奈
へ!?///
ドキッ
?
ないね、よかったー、
あ、俺、佐野玲於。
よろしく。
あ、俺、佐野玲於。
よろしく。
紗奈
よ、よろしく
紗奈
(な、なんだったんだろ、あのドキって…あと、お姫様抱っこって聞いた時もヤケに嬉しかったな。)
紗奈
あ、分かった。私、佐野くんのこと。好きなんだ。大好きなんだ。
こんなことがあって恋しちゃったんです。






