テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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完璧女子でも勘違い

第5話 - 完璧女子でも勘違い

2020年02月15日

#ウザイ

#勘違い女

#友達

#学校

#完璧

ピノ

生徒

せんせー！

教頭先生

ん？

生徒

羽美華様が！こんな目に！

教頭先生

どれどれ？

生徒

このビデオです！

教頭先生

うわー。コレはちょっと退学処分になりかねないな。

教頭先生

取り敢えず生徒指導室かもな

生徒

今でもやられてるかもです、

教頭先生

少し行ってみようか

生徒

はい！

教頭先生

香利奈！

田中香梨奈

きょ、教頭先生。。。

教頭先生

何をしているんだ！

田中香梨奈

何をしてるって。。。

田中香梨奈

喧嘩してました

教頭先生

どこが喧嘩だ！

教頭先生

脅しているだけじゃないか！

田中香梨奈

違います！

田中香梨奈

私の体を見て下さい！

教頭先生

本当だ。お前も、結構やられてるな

富花羽美華

（でも、私の方がやられてるね。思ったよりやりすぎちゃったのかな。それにしても痛い。）

教頭先生

二人とも、保健室に行って一人ずつ、生徒指導室に来なさい

田中香梨奈

はい！

教頭先生

羽美華は、返事もしないのか？

富花羽美華

。。。

教頭先生

返事くらいしなさい！

富花羽美華

（喋れねーよ。逆にこの状況で喋れたらやばいし。）

生徒

先生。殴られた影響で喋られなくなったんじゃないですか？

教頭先生

そ、そうだな

教頭先生

確かにその可能性もある

富花羽美華

せ、せんせい。。。ぐふっ！

教頭先生

だ、大丈夫か？

教頭先生

羽美華？なんだ？

教頭先生

喋らなくていいぞ？

田中香梨奈

何よこれ！演技よ演技！

田中香梨奈

私の方が10分間ぐらい殴られたんだから！

田中香梨奈

それに比べて羽美華は3分ぐらいじゃない！

田中香梨奈

いくら私の力が強かったって、10分殴られた方が痛むわ！

教頭先生

どっちが先に殴られたんだ？

田中香梨奈

そ、そんなの。。。わたし！

田中香梨奈

（でも私が先に殴られたって言うと、わたし10分も殴られてるのに動けるはずがない！）

田中香梨奈

私が先に殴りました！

教頭先生

なんで殴った?!

田中香梨奈

向こうが

田中香梨奈

「お前がいると私が目立たないから消えろ！」

田中香梨奈

って言って殴ってきました！

生徒

香梨奈！私たち、全部みてたんだから！

生徒

羽美華様の頭をトイレの水に付けてました！

教頭先生

なんだと！

生徒

それに、香梨奈は、殴られてません！

教頭先生

どういう事だ？

生徒

それは、

田中香梨奈

違うんです！こいつらが見てたのは本当です。

田中香梨奈

でも、羽美華に、そうしろって言われたんです！

田中香梨奈

今も、言うなって思ってるはずです！

富花羽美華

（思ってねーよ。喋れないのを
いいことにして好き勝手言いやがって。全く。聞いてた噂と見た目とは全く似合わない性格してるな。もったいなすぎる。）

富花羽美華

（性格まで、）

富花羽美華

（完璧女子）

富花羽美華

（でいればいいのに）

富花羽美華

かり、、、な

田中香梨奈

羽美華⁈あ、喋らないでいいんだよ？

富花羽美華

喋れ、、、な、いことを、はぁはぁはぁ

富花羽美華

いい、、こと、、、、、に

富花羽美華

はぁはぁはぁ、

富花羽美華

好き勝手、、、、、言ってんじゃねぇ！

富花羽美華

ぐふっ！

富花羽美華

ぐふっ！ぐふっ！ゔぅぅぅぅ

富花羽美華

はぁはぁはぁ、

田中香梨奈

羽美華は、喋らなくていいから！

田中香梨奈

お願い！これ以上酷くなったら退学だよ！

教頭先生

香利奈！この状態でも、退学処分になりかねない

教頭先生

普通の公立学校じゃないんだ。

教頭先生

この市の中でいちばんの私立だぞ？

富花羽美華

わたし、、、、、、、、、、、、

富花羽美華

ゴホッ

富花羽美華

や、、、、、れなん、、、、、、、て

富花羽美華

ひとこ、、、、とも、

富花羽美華

いっ、はぁはぁはぁ

富花羽美華

言ってな、、、、、い。。。。。

ばたん！

生徒

羽美華様が倒れた！

生徒

保健室に行って！

教頭先生

お前ら連れてけ！

教頭先生

香梨奈は、生徒指導室！

田中香梨奈

どうして私なんです?!

田中香梨奈

私の方が痛いのに

教頭先生

そんなちょっとしたことで殴る事が意味がわからない！

教頭先生

気に食わないことを言われたからって殴ったのは誰だ?

田中香梨奈

私ですが、

田中香梨奈

完全に私が最初に殴ったのでは有りません！

田中香梨奈

羽美華が、言いながら軽く数発殴ってきたんです！

田中香梨奈

それで抵抗した時に私が殴ってしまって、

田中香梨奈

怒りで殴ってしまいました

田中香梨奈

結局はその後私がたくさん殴られたんですから、羽美華が、1番悪いです！

田中香梨奈

私が、悪いところなんてその5分の1ですよ！

教頭先生

証拠のビデオもあるんだ！

田中香梨奈

それはわたしが殴ってる最初の方ですよね？

教頭先生

違う最後の方だ。お前が立って、
羽美華が、倒れているのに

教頭先生

お前は容赦なく色々言ってるところだ

教頭先生

さっきのやつらも知ってるぞ？

田中香梨奈

どうして最後の方ってわかるんですか？

教頭先生

最初の方だったら、もっと傷が少ないはず！

教頭先生

でも、羽美華は、今の状態と全く一緒だ！

教頭先生

よって最後の方だ！

教頭先生

それに、最後の方なのに10分も
殴られて立てるなんてあるか！

教頭先生

先生がいない時も演技をするって言うのか？

教頭先生

それならお前が演技するなと言えばいいじゃないか。

田中香梨奈

それは。。。

教頭先生

それにお前その傷でよくたってられるよな

教頭先生

ビデオに写ってるからな

田中香梨奈

何がですか？

教頭先生

この傷の正体だ

田中香梨奈

正体ってなんですか？

田中香梨奈

羽美華に、殴られて血が出ている傷のことですよね？

教頭先生

そうか？

教頭先生

ちょとこい

田中香梨奈

私悪くないですって！

教頭先生

違う！クレンジングを用意する！

田中香梨奈

?!なんでですか？何に使うんですか？

教頭先生

その傷にかける。

田中香梨奈

なっ！そんなことしたら痛いじゃないですか！体罰ですよ！

教頭先生

うるさい！正体は知っているんだぞ？

田中香梨奈

離してください！

田中香梨奈

辞めてください！訴えますよ?!

教頭先生

かなり大きい傷掴んでるのに痛がらないな。

田中香梨奈

。。。へ？

教頭先生

しかも傷が薄くなってる。

教頭先生

あれ？俺の手にお前の傷のような色がうつってるな。

教頭先生

なんでだ？

教頭先生

お前の血が俺の手についたのか？

教頭先生

それにしてもお前の傷伸びてるな。
なんか汚い色になってるぞ？

田中香梨奈

そ、そうですよ！私の血がうつったんですよ！

田中香梨奈

あと痛いですから！

教頭先生

ほらやっぱり

教頭先生

正体わかってるのに

田中香梨奈

は、離してください！辞めてよ！ちょと離してよ！

田中香梨奈

ねぇ、キモイ！訴えるから！離して！訴えるよ?!

田中香梨奈

ねぇ、訴えるって言ってるじゃん！
なんで離さないの⁈訴えられるんだよ？

田中香梨奈

本当に訴えるからね⁈

田中香梨奈

いいの？訴えるんだよ？

田中香梨奈

色んな法律で訴えるからね！

田中香梨奈

何言っても訴え取り下げないよ⁈

田中香梨奈

後悔するからね？

田中香梨奈

離してよ！なんで離さないの？

田中香梨奈

今離したら訴えないであげる。

田中香梨奈

。。。

田中香梨奈

え？離さないの？訴えるから！訴えるから！訴えるからね！

田中香梨奈

ねぇ今静かにするから離してよ？

田中香梨奈

離してよ？離して離して離して！

田中香梨奈

訴えられたらせっかく儲けられる学校から離れなきゃならないんだよ？どうすんの？学校とか家族とか失うのにいいの？

教頭先生

わたしが訴えられるよりもみんなの方が大事だ！みんなの将来を作ってるんだ！これでお前が暴力を続けたり、
みんなが被害があったら悲しくなる！わたしが捕まるよりも悲しい！

教頭先生

みんなの安全の方が大事だ！

教頭先生

お前がどれだけ訴えようとわたしが死刑になっても拷問にあってもお前らの方が大事なんだ！黙って退学処分か停学だ！

教頭先生

。。でも、、、、このわたしが退学処分にさせないぞ！どんな手を使ってもこの学校の生徒を卒業させるんだ！

教頭先生

とにかくお前は停学処分だ！

田中香梨奈

そ、そんな。。。ずるい

教頭先生

と言うことで停学だぞ？

田中香梨奈

はい

ガラガラ

富花羽美華

失礼します

富花羽美華

だいぶ回復しました。２日かかりましたが。

富花羽美華

痛！

教頭先生

おっとー。無理するなー

教頭先生

で、なんだ？

富花羽美華

あの、私が香梨奈と喧嘩してる時の事を全て話します

教頭先生

よろしく

田中香梨奈

あー。羽美華は、いいよ。

富花羽美華

なんで？

田中香梨奈

私、もうほとんど話しちゃったし。
どうせ停学だから

富花羽美華

話が一致してなかったらどうすんの？

田中香梨奈

真実話してるから

教頭先生

一応話は聞くから、香梨奈は、黙ってなさい

田中香梨奈

だから、話さないでいいって。

教頭先生

羽美華、ほっといて話せ

富花羽美華

はい

田中香梨奈

ちょ、ちょっと！

富花羽美華

順を追って話します

富花羽美華

まず、更衣室でみんなで着替えてる時に

富花羽美華

香梨奈が、1りずつよ別室に来てって言ったんです。

教頭先生

そこまでは一緒だな。

富花羽美華

その後はトイレに順番に入ってねって言ったんです。

教頭先生

？

富花羽美華

で、着替えが、終わった子がいったんです

富花羽美華

で、もう1人行ったんです

富花羽美華

やっぱり2人とも帰ってこなかったんです

富花羽美華

次の人来て！って言うからほかの女の子が行こうとするけど、

富花羽美華

私は、

富花羽美華

私狙いだと察したので

富花羽美華

私が行きました。

富花羽美華

そしたらかなり色々言われてて

富花羽美華

なんか愚痴言われてる途中にトイレから助けて！っていう声が聞こえると共に

富花羽美華

ドアを叩く音が聞こえたんですよ。

富花羽美華

私がその後に、トイレからの声のことについて触れると

富花羽美華

殴ってきました。

富花羽美華

そして、トイレに頭をつ突っ込まれたので、

富花羽美華

今までみんながやられてたことが、だいたいわかって

富花羽美華

そのあとが予想できたので、何か、助けを呼ぶものはと、思って周りを見渡しました

富花羽美華

そしたら生徒が2
人いて、

富花羽美華

私が、かなりの長時間色々やられてる間にどこかに行ってしまいました

富花羽美華

すると教頭先生を連れた、生徒がいたのでこれで助かるということになりました

教頭先生

？

田中香梨奈

嘘よね？

富花羽美華

嘘よね？って、あなたがした事なのにわからないことは無いですよね。

田中香梨奈

違うわ！私そんなことしてないもの！

富花羽美華

この学校の子だからきずくことかもしれませんが

富花羽美華

私がもしあんたに殴っていたとすれば、

富花羽美華

私の拳や、靴のつま先にも血がべったりついているはずです。

富花羽美華

貴方が私に3分間殴ったと言いましたが

富花羽美華

3分間殴っただけで拳にたくさんの血がついていてつま先にもついていました。

富花羽美華

わたしが10分間殴ったとあなたは言っていましたが

富花羽美華

私には極少量の血しか着いていませんでした。

富花羽美華

それは私が殴っていないからです。

富花羽美華

傷を塞いだ時に付着した血が着いていただけなのですよ。

富花羽美華

ビデオに写っているはずよ。

田中香梨奈

ち、違うわ！それに、その敬語何？

富花羽美華

あなたとは縁を切らせて頂きたいので

富花羽美華

赤の他人の証として

田中香梨奈

(そんなことしたら、優真に近ずけなくなる！)

田中香梨奈

辞めてよ。冗談でしょ？

田中香梨奈

やだなー

富花羽美華

冗談ではないです。

富花羽美華

だいたい私を殴っているぐらいなんですから、

富花羽美華

いくらでも優真には近ずいてもよろしいのよ？

田中香梨奈

そうなんだ。じゃあいいか

教頭先生

では、香梨奈来なさい

田中香梨奈

はい

炎矢優真

羽美華大丈夫?!

富花羽美華

何そんなに驚いてんの？

炎矢優真

だって先生にお前は来るんじゃないとか言われたからさ。

富花羽美華

私は大丈夫。

富花羽美華

こんなことがあっただけ。

色々説明中

炎矢優真

何それ？

炎矢優真

そんとに言ってる？

炎矢優真

まだ痛むだろ？

富花羽美華

そりゃーそうだよ。

生徒

羽美華様、今日は私が送らさせていただきます

富花羽美華

ごめんね。送ってもらいたい人がいてさ

生徒

誰ですか？

富花羽美華

私がやられている時に助けを呼んでくれた子2人

生徒

残りの1人として私が行きます！

生徒

いや私が、

ざわざわ

富花羽美華

分かった。ちょっと待ってて。みんな行っていいかままに連絡する。

生徒

ほんと？私も行こ！

ザワザワザワザワザワザワザワザワ

富花羽美華

良いってさ

生徒

やったー！

富花羽美華

でも助けてくれた子には特別に振舞うからね。

生徒

全然良いです

富花羽美華

ちょうどチョコと、ケーキ作ってたから。

炎矢優真

じゃあ行こうか

富花羽美華

うん。

完璧女子でも勘違い

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ピノ

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