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家に帰ってほのぼの甘々な時間を過ごしてほしいですねー。
帰りのタクシー用意するので車の中で存分に……って、あの、何故あなたが乗って…え?家までタダで送れ?
えッ、エモいッ……(?) お家に帰ってからが楽しみですねぇ( ◜௰◝ )((殴
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■逢いたさ見たさ募る想い■ エル誕②
塁『もしもーし、いま大丈夫?』
ソロの仕事が遅くに終わり、帰ろかというところに塁斗からの電話。
塁『終わったんならちょっと迎えにきてくれます?あなたの可愛いコちゃんですよ、お疲れのようでもう寝ちゃいそうなんです』
はい?
塁『今日はあなた誕生日でしょうが』
あ、まあそうなんやけど。 ···えっと話が見えへん。
塁『当のエルくんは仕事ですもんね。けなげにも普通に振舞ってますけど肩の傾斜が3割増しですから、4人で食事に連れ出したんですよ』
あ~··· いやちゃんとお祝いメールもろたで? それこそ日付変わった早々に。
塁『あのね···そうじゃないでしょ会って顔見ておめでとうって言いたかったでしょうに、うさぎくんも』
···って言われてもな。 そりゃ俺かて、会うて顔見てキスのひとつも貰いたかったに決まっとるやろ。
もっとも、そんなん誕生日に限らずいつだって欲しいんやけど。
塁『もしもーし、聞いてます? でね、毎日忙しい人ですし疲れてるんでしょうね。食べて落ち着いたらトロトロまどろんじゃって』
おん、仕事だけやなしに皆の事を考えてホンマいつも忙しいもんな。
塁『リンツくんが肩ゆすって起こしたら、エルくん仕事終わったの~?ってふにゃふにゃ目こすってんですよ?』
かっ···
かわえぇぇぇぇ!! かわええ、なにそれ超絶かわええ!
そんな可愛えうーくん、俺を差し置いてお前らが目の当たりにするって神さま間違うとるやろ!
塁『そりゃあ猛烈に可愛いですよ、でもそこじゃなくてですね』
解っとる解っとる。今すぐ行くから早よ場所を教えてや。
塁『早いとこ頼みますよ?悪い虫が寄ってこないようみてますから』
······あーもう。 いっつもそうや、うーくんひとには誰より気をつこうて自分の気持ちは二の次で。
勿論そんなトコも好きやけど、他でもない俺にはもっとワガママ言うてくれたらええのに。
なんて言う前に、 そういうところを解っとる俺がもっと気づいてあげなきゃあかんねんな。
そうや解っとるんや。 後ろ手に隠し持つ武器のように、うーくんがこっそり抱えた愛すべきワガママ。
自分だけに笑いかけてくれなきゃやだ。 エルくんの手料理でお腹いっぱいにしてくれなきゃやだ。
放送の後に「見てたで」ってメールを、疲れてる時に「お疲れさま」って電話をくれなきゃやだ。
いっぱい甘やかしてくれなきゃやだ、うーくんって呼んで甘えてくれなきゃやだ。
それを知っとるから、俺はいつもキミにココロを撃ち抜かれっぱなし。
きっと塁斗は俺が来るなんてうーくんに言うとりはせん。 他のメンバーにもクチ止めして。
店のドアを開ければ、へなちょこな笑顔のキミが肩を落として座っとるんやろ。
思いがけず俺の顔を見たなら、驚いて「エルくん疲れてるのに」とか俺を気遣うんやろ。
それからすぐにふにゃりと笑うて、でもやっぱ嬉しいっていう顔を見せてくれるんやろ。
ねぇ大好き。
きみのことが好きで好きで仕方あらへん。 今すぐ会うて声を聞いて、耳に囁いて髪に触れたい。
1分でも早く会いたい気持ちがきみへの道のりを遠くして、信号機や階段や全てがもどかしいけれど、 そんなジレンマも恋の内やんな?
さあ、 日付が変わるその前に···
白馬の王子様の如く迎えに行くから。
ちょっとだけ素直になったきみを、心ごと身体ごとキュートなワガママごと。 今夜は遠慮なく独り占めさせてや。
そうして新しくまた巡り出すきみとの日々を一緒に迎えたい。 二人っきりでそれはもう思い切り甘やかに、のぼせるほどいろっぽく。
そんな望みを抱いたとて、底に下心も忍ばせたとて、 バチは当らへんよな?
Lovers Sweet Lovers。 何ゆえうーくんあっての、俺の誕生日ですから。
END ちょっとだけオトナっぽく書けたかな?