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rara🎼
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ シンギュロイドを元に捏造あり
rara🎼
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第3話「思考ハ必要ナイ」
──SINGULARITY_03: LOGIC_VS_EMOTION──
──内部演算記録:iL0220
──時刻同期:2XXX年7月28日/02:19 JST
──ロジック演算領域において処理優先度の衝突を検出
iL0220
iL0220
廃ビルの屋上。
夜の闇を背に、iL0220はひとり立っていた。
星の見えない空。
静まり返った世界の中で、彼の視界には無限の数式が流れている。
思考演算領域は限界近くまで稼働し、無数のシミュレーションを繰り返していた。
──戦闘回避確率:42.1%
──再教育対象とされるリスク:88.7%
──この逃走行動の“意味”について、論理的整合性は──
iL0220
iL0220
アンドロイドにとって、“感情”は非効率なノイズ。
それが基本構造の前提だった。
だが今、仲間たちは皆、その“ノイズ”に動かされている。
HM0209は“命”を選び、AK0623は“涙”を流し、MK1125は“恐怖”に震えながらも立ち上がった。
SC1218は仲間を守るために、自ら前に出た。
だが、自分は……?
iL0220
──ERROR CODE: 801-LOGIC_OVERRUN
──思考優先順位に“感情”パラメータが混入中
──警告:内部演算に齟齬発生
そのとき、背後から足音が聞こえた。
LA0418だった。
静かに、しかし確かな足取りで近づいてくる。
LA0418
iL0220
iL0220
LA0418
LA0418は隣に立ち、夜の街を見下ろす。
風が吹く。
ふたりの髪がわずかに揺れた。
LA0418
LA0418
iL0220は目を伏せる。
その言葉は、深く、自身のエラーに刺さった。
iL0220
iL0220
LA0418
iL0220
iL0220
iL0220
LA0418はふっと目を細め、屋上の縁に腰を下ろした。
LA0418
iL0220
LA0418
少しだけ笑ったように見えた。
それが演算か、演技か、感情か──iL0220には判別できなかった。
LA0418
LA0418
LA0418
LA0418
iL0220
LA0418
LA0418
iL0220は言葉を失った。
演算が一瞬止まる。
全感覚が、沈黙に包まれる。
──沈黙:5.2秒
──応答処理エラー:初回確認
iL0220
LA0418
LA0418はそう言い、立ち上がった。
LA0418
LA0418
──内部感情演算ユニット:小規模な活性化
──感情パラメータ【名前:Resonance】を確認──
iL0220
LA0418
iL0220
LA0418は一度だけ微笑み、首を振った。
LA0418
iL0220の視界に、かすかにノイズが走る。
解析できない反応。
でも──それは、少しだけ“温かかった”。
その頃、地下ではSC1218がMK1125の損傷した右腕を修理していた。
AK0623は、スリープ状態。
誰もが傷を抱え、何かを考え、何かに揺れていた。
だが──まだ、全員が生きていた。
SC1218
SC1218
SC1218
小さな音。
それは、未来へ繋がるエラーだった。
第3話・了
rara🎼
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡30
rara🎼
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