ヤスをささっと着替えさせて、俺も着替える。
紫
ヤスー?
ソファに座ってぼーっとしとる。
呼んでも気付いてないみたいやから、肩を優しく叩く。
びくっと跳ねるヤスの体。
ありゃ、驚かせてもうたな…
青
ッ…も、やめてッ…嫌ッ…ハァッ…ハァッ…
紫
ちょヤス!?
青
や、やッ…ゲホッ…ハァッ…ハァッ…
嫌嫌言うとるヤスを強く抱きしめる。
紫
ヤス?俺やで?怖ない怖ない。
青
んッ…信ちゃんッ…?ハァッ…ハァッ…
紫
大丈夫やからな。ゆっくり息しぃ。
呼吸を落ち着かせるために優しく背中をさする。
青
ごめん…信ちゃんッ…
紫
ええよ?
青
ってか、なんで今日来たん…?
紫
あぁ、今日お泊まり会する予定やったやろ?
すっかり忘れとったっていう顔するヤス。
ヤスが約束忘れるん、珍しいな。
青
ッ…ごめん!すっかり忘れとった…
怒られるとでも思っとるんやろか。
確かに俺、普段怒りっぽいかもしれんけど、こういうことは怒らんで?
紫
怒らへんよ。
紫
でもな?俺他のことで怒ってる。
青
ッ…?
紫
なんでこんなことする前に相談してくれんの?前も言うたやろ?しんどいときはいつでも相談してって。電話でもメールでもええ。もちろん逢いに来てくれてもええんやで?な。今度しんどいこととか、嫌なことあったらすぐ教えて。昼間でも夜中でも朝早くても、すぐ駆け付けるから。
紫
俺を信じてや。俺はヤスの彼氏なんや、ヤスを守りたいねん。
青
ごめんなさいッ…ふぇぇんッ…
子供みたいに声を出して泣くヤス。
紫
よしよし、泣きたいだけ泣きや。ずっと俺ここに居るからな。
ヤスを抱っこして泣き止むまで背中をさすり続ける。
…だいぶ落ち着いたやろか?
なんて思っとると、腕の中で小さくあくびするヤス
ふふ、可愛ええ…
紫
ヤス、寝れそうやったら寝てええよ?
青
ん、ありがと…
すぐに寝息をたてるヤス。
ゆっくり寝れるとええな。
ヤスを2階の寝室のベッドに寝かしてくる。
俺はお風呂の掃除するか!
あとリビングに洗濯物とか洗われてない皿とかあったし…
全部綺麗にしたろ!