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肯定もせず、否定もせず。
俺は……ただ、"お前の傍にいる"という道を選んだ。
それで、少しでもお前を……絶望から、救い出す事が出来れば。
救い出す事が、出来るのなら。
……そう、信じて。
いるま
LAN
いるま
LAN
おずおずと。
申し訳なさそうに、此方を見るらん。
いるま
いるま
LAN
いるま
いるま
いるま
財布の中身……良くも悪くもって感じだ。
小っ恥ずかしい事を言ってしまって、慌てて話を変えようとする。
LAN
いるま
久しぶりにらんの笑顔を見た気がした。
その表情を見て、ホッと安堵の息が溢れる。
いるま
LAN
すっかりいつもの調子に戻ったらんに、俺は。
いるま
LAN
いるま
LAN
そう叫ぶや否や、家を飛び出して行こうとするらん。
いるま
いるま
LAN
いるま
LAN
そして今度こそ俺の家を飛び出すらん。
俺も自分の部屋に入り、写真や日記を探っていると。
小さい頃の俺とらんが写ってる写真が、目に入る。
……らんとは、幼稚園の頃から仲が良かった。
家も隣で。……一般的に幼馴染とゆう奴だ。
中3まで、クラスも離れた事が無かった。
でも、あいつの親
ガミガミガミガミうるせぇ奴らで…
一言で表せば、毒親。
その毒親が彼奴に言ったんだ。
「いるまくんと仲良くするのはやめなさい」
「お前は勉強に集中していれば良いんだ」
「あんたは完璧じゃないとダメ」
「お前は俺たちの子なんだから」
それで俺とらんは高校が別になった。
それ以来ずっと彼奴には会っていない。
……だから。
あいつが…虐められている事など、知りもしなかったんだ。
いるま
拳を固め、床に叩きつけた。
ただ、ひたすらに……今までの自分の行動を。
悔いて、悔いて……後悔する。
もっと俺が早く気付いていたら。
もっと、気に掛けていたら。
……今更そんな事を考えたって意味が無いことぐらい…無駄なことぐらい
分かっているのに…
俺はただただ後悔した。