/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
ニキ
お、この間の動画再生数伸びてる
ニキ
伸びてる、けど
ニキ
アンチも増えてるな...
ニキ
50万人もいたらそりゃ、アンチも湧くか...
ニキ
正直、傷つくんだよな...
しろせんせー
お、ニキ
しろせんせー
編集終わりにしたん？
ニキ
うん、前の動画再生数すごくなってた
しろせんせー
へえ、よかったやん
ニキ
疲れたぁ...
しろせんせー
よう頑張ったな
ニキ
んん〜...
ボビーが頭を撫でてくれる
大きくて少し冷たい手が心地よくて。
ずっとこのままでいたいと思った
多くの人に喜んで貰いたくて 頑張って編集して、動画投稿をしている
喜んでくれる人もいる分、 傷つくことを言ってくる人もいる
正直俺はもう疲れていた
こんな思いをしてまで続けていく理由が わからなくなっていた
ニキ
ボビー...
しろせんせー
あ、俺用事あるんやった
ニキ
え、そうなん、？
しろせんせー
おん、飲み行く約束してて
ニキ
あー、そうなんだ、
頭を撫でていたボビーの手が離れ 予定を確認するためにスマホに手が伸びる
ニキ
（慰めてもらいたかった...）
しろせんせー
ほな俺行ってくるわ、０時には帰るから
ニキ
あ、うん、わかった
しろせんせー
寝ててええからな
ニキ
うん...行ってらっしゃい
バタン
ドアが閉まる音が1人の家に虚しく響く
ニキ
（...1人で暇だし、買い物でも行こうかな）
ニキ
（コンビニ行って...あ、スーパーも行こうかな...）
ニキ
（ん、？あそこにいるの...ボビー？）
女
しろくんと飲むのほんと久しぶり！楽しみ〜！
しろせんせー
おー、結構久しぶりよな
ニキ
...
ニキ
（俺だけのボビーじゃない、わかってる）
ニキ
（なのになんでこんなに、モヤモヤするの...）
店員
ありがとうございましたー
見たものを全部忘れたかった
アンチも、あの女も、ボビーのことも
全部忘れて楽になってしまいたかった
ニキ
（こんなことで落ち込んで、バカみたい、）
レジ袋の中身を鳴らしながら帰路についた
時刻は21時45分
ニキ
（ボビーが帰ってくる前に...）
レジ袋から小さな箱を取り出す
開けると薬瓶がでてきた
ニキ
（何錠飲めば忘れられるんだろ、）
ジャラジャラと音を立てて錠剤を手に出す
ニキ
（このくらい...？もうちょっと、？）
手のひらいっぱいの錠剤を 買った酒で一気に流し込む
ニキ
う、、
ニキ
（苦、、まず、、）
ニキ
（これで...全部忘れられる...）
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
