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死にたい君へ_。

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死にたい君へ_。

2 - 2.最終話「生きて欲しい…ッ,,」

♥

301

2025年07月10日

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ゆら🎲🐤

こんにちは!

ゆら🎲🐤

今回の話で最終話です!

ゆら🎲🐤

前回も沢山いいねありがとうございます!
ほんと嬉しいです💕

⚠️設定は一話のほうを見てください ❤️💬嬉しいです! 時差コメも嬉しいです! 地雷さんはUターンお願いします。

ゆら🎲🐤

すたーと!

ほとけ

ねぇねぇ、

ほとけ

空見てみ??

ほとけ

めっちゃ綺麗だよ

りうら

…わ、すご…!

さっきりうらが奢り、お店を出た。

そして外に出て空を見上げると、

水色と赤が混じった綺麗な夕焼けの空が広がっていた。

何で…もっと早く気づかなかったんだろう。

そう思わせるほど、 綺麗だった。

ほとけ

…僕ももっと早く、この美しさに気づけてたらなぁ…,,ボソッ

りうら

…ぇ??今何て??

ほとけ

ん??ニコッ

りうら

…何か言った…??

ほとけ

…ニコッ

ほとけ

言ってない!

りうら

そう…,,

ボソッと何かを呟いた君の顔は、造り笑顔だった。

辛そうに笑っていた。

…まるで、自分のようだ…。

りうら

…ほとけっt((

ほとけ

早く行こ!

ほとけ

あの海へ。

りうら

…うん、。

話しかけようとしたが、 上手く交わされたらしい。

今にも消えてしまいそうな儚い笑顔を造る君は、ほんとに自分みたいだ。

ほとけ

よし、ついたね。

りうら

…うん。

 

造り笑いをやめ、 暗い顔をする君。

何で…急にそんな顔するんたろう…。

ほとけ

…ねぇ、僕さ、

りうら

…うん、

 

 

ほとけ

生きて欲しいんだ…ッ

ほとけ

りうちゃんに…ッ,,

りうら

ッ…!?

 

君の口から飛び出た言葉は、自分では想像も出来なかった言葉だった。

りうら

…ごめん…無理…かな…,,ッ

りうら

どうしても…死にたいから…,,ッ

ほとけ

ッ…そっか…そうだよね…,,

 

ほとけ

僕がりうちゃんに「生きろ。」だなんて言える権利勿論ない。

ほとけ

だって、僕は他人だし。

ほとけ

今までがんばったのは、他の誰でもない。りうちゃんだから。

りうら

ッ…!!

りうら

ッ~ポロひぐッぐすっ

 

頑張ったって… 辛かったって… 認められた気がした。

ほとけ

僕は止めない…。

ほとけ

さっきのは聞かなかった事にしていい。

ほとけ

自分で…選んでね…ッ,,ニコッ

りうら

…ッ,,ポロ

また、造り笑いをする君。

辛そうに笑う君。

君は…何故そんなに辛そうに笑うの…??

 

りうら

…ほとけっち…っ

ほとけ

ん,,??

りうら

…ねぇ…何でそんなに辛そうに笑うの…??,,

ほとけ

ッ…!!

 

 

ほとけ

…りうちゃんが…昔の僕に似てるから…っ…ニコッ

りうら

…ッ,,

ほとけ

だからこそ…生きてほしい。

ほとけ

何て…無責任すぎるよね…僕。

ほとけ

でも、僕の願いなんて聞かなくて良い。

ほとけ

だから…りうちゃんが死を選ぶなら、僕と一緒に逝こう。

りうら

ッぇ…??

ほとけ

りうら

…,,

心中…ってこと…??

 

 

りうら

心中…??

ほとけ

…ううん、

ほとけ

僕さ…もう今日でりうちゃんに会えなくなっちゃうから…

りうら

ッへ…??

りうら

な…んで…,,っ

 

ほとけ

…ニコッ,,

ほとけ

だから…選ぶんだよ。自分で。

ほとけ

僕は君がどんな選択をしても君の味方だから。

ほとけ

絶対。

ほとけ

君には見えないかもしれないけれど、僕はずっと見守ってるよ。

りうら

ま…まって…っ

りうら

どういうことなの…っ

ほとけ

…ニコッ,,

 

また、作り笑いをする君。

どういうことなのか…。 全く飲み込めない。

でも、君は…君とは…ッ

もう…会えない気がした…。

りうら

ほとけっち…ッ

ほとけ

りうちゃん、僕、りうちゃんのこと大好きっ!!

ほとけ

ずっと、ず~っと大好きだよ!!ニコッ

ほとけ

そして、

ほとけ

ずっと、ず~っと、味方だから!!

ほとけ

絶対!!ニコッポロ

りうら

ッ…!!

 

りうら

りうらも大好きだよ…っ!!

りうら

ずっと、ず~っと!!

ほとけ

…!!

ほとけ

…ニコッ

ほとけ

ありがとう。ニコッ

ありがとう。と、 感謝の言葉を告げた君は、何故かりうらの前から消えていた。

 

なんの根拠もない。 ただの自分の仮説だが、何となく想像はついた…。

 

りうら

ほとけっち…ほとけっちぃ…ッポロ

りうら

りうら、生きる…生きるよ…っポロひぐッぐすっ

りうら

君のぶんまで…ッポロ

自分の泣き声が海の波の音に消される。

ほとけっち…,, 君にまた会いたい。

 

君に…会えるように 頑張って生きるよ…ッ,,

頑張るよ…ッ,,

あの日から、3日後。

この町の出来事が綴ってある資料を探しまくった。

りうら

…あった…っ!!

そこには、去年の出来事が綴られていた。

16歳 ダイス高校 ほとけ 海岸で自殺事故

りうら

ほと…けっち…ッポロ

りうらが死のうとした海岸で、 去年、今のりうらと同じ歳の君が自殺したんだ。

ほとけっち…君は 後悔しているのだろうか…。

だから自分の境遇に似たようなりうらを助けてくれたのだろうか…。

幽霊になって化けてまで…。

だからあのカフェのときに りうらに奢らせたのかな、?? 幽霊だからお金出せるわけ無いよね。

そういえば、店員さんに一名様でお間違いないですか??って聞かれたな…。

ほとけっち…ッ

りうら

もっと…早く知り合えてたらなぁ…ッポロひぐッぐすっ

 

同じ高校だし。 歳は1個違い。

君が…あっちの世界へ 逝ってしまう前に 会えていたら良かったのに…ッ

君に会うまでに、 沢山思い出話つくる…っ

それが、りうらが君に出来る一番のお礼なのかもしれない。

生きる意味が出来た…っ

その日から、 生きる事を決めた。

そして、りうらと、ほとけっちと同じ様な境遇に会って、死にたい。って思っている人を助けたい。

この願いを叶えるために、 毎晩、海へ来ている。

りうら

海岸にザァ…と波が打ち付ける。 あの時と同じ、海の潮の匂いが鼻にツーンとくる。

りうら

…ほとけっち、会いたいよ…,,

ほとけ

りうちゃんニコッ

ほとけ

頑張れ…っ!!

ほとけ

…死にたかった君へ_。ボソッ

りうら

ッ…!?

りうら

ほとけっち…!?

 

君の声がした。と 後ろを振り返るも、 君の姿はない。

りうら

ほとけっち…

君の声はしない。 ただ、波の音が五月蝿いだけ。

初兎

ッ…,,

りうら

あ…っ

自分より1個上くらいだろうか。 つまり、今ほとけっちが生きていたら、同い年なんだ…。

きっと、この人も 自分達と同じ様な境遇で、死にたいと思ったのかもしれない。

りうら

…よし、

りうら

りうら、頑張るよ。ほとけっちニコッ

ほとけ

ニコッ

りうら

!!

一瞬、君の笑顔が見えた気がした。

りうら

ニコッ…行ってくるね。話しをしに。

初兎

ッ…

りうら

ねぇ、

初兎

びくッ

初兎

もう嫌なんや…止めないでくれへん…??

りうら

ッ…

ほんとにりうら達と同じ様な子だね、ほとけっち。

この人りうらより年上だし、 正直怖いけど、頑張るよ。

君がりうらを助けてくれたように_。

りうら

死にたい君へ_。

~END._♡

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コメント

2

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最初の空の背景が2人のメンカラでエモ過ぎる😭😭めっちゃ感動しました😢🩷🩷

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