TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

⚠️注意⚠️ 地雷&純粋の方地球半周 nmnm キャラ崩壊注意

雨の日

ザザーッッ…

今日も僕は放課後

誰もいないこの1年C組のクラス

窓の近くに立ち寄ることが週間だ

今日は雨か…

僕は椅子に腰をかけて

ため息をひとつ

やだなぁ、、

僕、

雨きらい、

誰もいないけれど、僕はそう呟いた

その瞬間

俺は好きだよ

と、甘い声が聞こえた

…?クルッ

僕は後ろを向き誰かなのかを確認した

でも、全く知らない人

…?

上靴を見ると、赤色の上靴

2年生だった

ぁ…先輩

と、また呟くと

先輩はにかりと笑いながら

正解

と言ってくれた

僕は、一瞬ほっとしたが

その言葉の前の言葉

"俺は好きだよ"

俺の名前は桃

桃くんって呼んで

肩に優しく片手でポンって置かれ、

綺麗な青色の瞳を輝かせた

雨で、暗いはず

なのにこの人の目が輝いていた

ダメかな?

と、目をうるませて僕に尋ねてくる

正直、こういう人はちょっぴり苦手

でも、この人はあくまでも先輩

目上だから断る訳にもいかない

桃…くん

よっし!!

この人は雨の日なのにこんなにも明るくいられて

凄いなぁ

ねぇ!君の名前は?

あ、青です

青!

僕の名前を呼んでニコニコと僕に笑顔を見せてくる

この人は一体、なんなんだ?

青って呼んでいいかな?

顔を至近距離まで近付けて目をキラキラと輝かせてきた

ねぇ!いいでしょ?

このグイグイさ

こうやって友達沢山作ってきたのかが、よく分かる

はい、

戸惑いながらも僕は返事する

そしたらまたもや飛び跳ねて喜びを表してくる

桃…くんは、なにかに気付き

僕からへの視線をずらした

…?

嫌われるようなことしたのかな、って思った瞬間

声を1トーン下げてこう言った

なんで嫌いなの?

って言われた

…は?

僕は、嫌いなんて言ってない

なのに急に声の音色を変えてこう尋ねてくる

怒ってるのかな

あ、ごめん

主語足りなかったね

苦笑いしながら僕の方に振り向いた

あ、

桃くんは僕が顔を下にしているのを見て、僕の顔を見た

桃くんはタレ眉にさせて、こう言った

大丈夫…?

僕を心配してきたのだ

…泣いてる、じゃん

ぇ…?

思えば、僕のパーカーに涙が染みた跡がいくつか出来ている

泣くつもりなかったのに

嫌いって言ってないです…

それで心配になったわけ?

椅子を隣から引きづって僕の近くに座る

雨のことだよ

僕は一気に安心した

込上がってきてた涙が無くなり、笑顔に変わった

はい…

と相槌を打つと桃は声上げて笑い出した

あはははw

え、ちょ

この教室には、僕と桃くんしかいない

そのせいで桃くんの笑い声が響いてる

雨音と一緒に

ひぃッッ↑w

理由かわいいかよw

涙を流してまで笑ってくる

正直ムカついた

あれ、怒ってる?w

ごめんごめんw

俺ツボ深いんだわw

僕は時計に目線をずらす

あ、もうそろ帰る?

あ、まぁ…

なんか嫌な予感がしてきた僕は

唾を飲み込んだ

一緒に帰ろ!

ほら

嫌な予感的中…

帰り道一緒かわかんないけど、途中までは多分同じだから!

…はい

鞄を持って外へ出た

2人で肩並べて歩くの案外恥ずかしいんもんだ

隣を見るとニコニコ笑顔で傘をさし歩いている桃くん

なんで笑顔でいられるか分かんなかった

…?

…好き

突然"好き"と発した

僕は当然足が止まった

数歩桃は歩いた時に僕が着いてきてない事に気付いて戻ってくる

青!どうした?

と呑気なことを言った

今…好きって

あ"ッッッ…/////

桃くんは顔を赤らめ、目線をずらした

雨…のことだよ///

…//

自分で聞き出したのも、案外恥ずかしいもんだ

なんで、雨が好きなんですか?

つい、口が走り質問してしまった

そしたら桃は一気に笑顔に代わり、いいの?と聞かれ

いいよ

と答えた

桃の小さい頃

ザザーッッ…

あ、雨だっ!

急に降り始めた雨

帰りの下校中だったから俺は急いで雨宿りができそうな所に走った

はぁ…はぁ…

息が上がり、俺は前を見るともう水溜まりが出来ていた

しばらく、雨が止みそうにないなって思ってた

これだから雨は…

俺は当時、雨が嫌いだった

急に雨が降って、不愉快だし

雨音が好きっていう人たまにいるけど

俺は全く理解できなかった

雨音は不愉快音だろと思う

…"きらい"

と呟いたら

…!

目を丸くさせてこっちを見てくる青髪の子がいた

きらい?…

雨のこと…っ

俺より背が低い

多分俺より年下だ

あー…

んー

その青髪の子は考え込み始めた

でも、僕は雨すきだよ!

と笑顔を見せた

…!

だって、晴れの日には出来ないこと

あるじゃん!

たーくさんっ!

あるじゃんっ!!

体全体で伝えたいことを現している

正直なんなんだ、と思ったその瞬間

雨嫌いなんて、損してるよ!

俺は何だか心がムカムカして

"うるさい"…!!

と怒鳴ってしまった

その瞬間、その青髪の子は目をうるませて

ごめんなさ…

と言い、傘を置いて走り去ってしまった

…!

ねぇ、濡れるよ、

傘持っていきなよ、!

と俺は焦った

悪いことしてしまったのに焦ってる

雨がすきなら、濡れたって楽しいんだよ!

雨が嫌いなあなたに僕の傘プレゼント!

ふにゃふにゃと笑いながらスキップして去っていく後ろ姿が見える

傘を受け取り、さそうと思った

楽しい…

1歩、2歩と進み雨粒を浴びた

…!!

俺は意外と、雨に濡れて俺の心にあった雨への憎悪がどんどん綺麗にさせられるように思えた

俺は、この日から雨が好き

大好きになった

桃くんにそんな過去があっただなんて

青は?

澄んだ声で僕に尋ねてきた

…前は好きだった。

めっちゃ好きだった

僕が雨のこと嫌いなった理由は

青の小さい頃

くそ

おいおい、青くんw

後ろから声が聞こえ、僕は後ろを向いた

その瞬間

ドンッッ

え、っ

突然なことで僕は泣いてしまった

くそ

雨なのに、傘差してなくてスキップしてるとか気持ち悪w

僕は悔しかった

雨のことを悪く言われて、悔しかった

雨のことを悪く言うな!…

くそ

雨ってさーw

そこから、雨への悪口がどんどん

くそ

気分下がるしw

どんどん

くそ

うるさいしw

どんどん

くそ

滑るしw

どんどん

くそ

"雨"って存在自体、うざいしw

僕は耐えられなかった

くそ

それでも青くんは雨のことが好きなの?w

僕は頭がまわんなかった

すき…

くそ

きら、い…

すき、きらい…

す、き…きら、い…

僕は混乱してしまった

くそ

こいつ、気持ち悪いぞ

くそ

雨みたいにお前は不愉快だ、!!

不愉快だ、!!

不愉快だ、!!

不愉快だ、!!

僕は何か一つ、失ったような気がした

僕はこれ以来、雨が好きになることは1度もなく、

長い月日を過ごした

…って感じ

僕は話した

…青

急に声掛けられ、何と思ったその瞬間

俺を、雨を好きにさせてくれてありがとう

頭を深く下げてこう言われた

じゃあ…

何…

僕を

"もう一度"

"雨を好きにさせてください"!

桃くんはそっと微笑んで

こう言った

昔の君みたいだ

"もちろん"

"絶対好きにさせてあげる"

と僕達は一緒に

誓い合った

先輩×後輩

END

この作品はいかがでしたか?

122

コメント

6

ユーザー

うわぁ好き、_|\○_ 綺麗な終わり良き

ユーザー

むぅちゃん天才! 最高!!!!!!

ユーザー

やっぱり天才だ😭

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚