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オレとカノジョ 。

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オレとカノジョ 。

1 - オレとカノジョ 。

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2020年01月25日

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これは、小学生のときのオレとトモダチの話。

あるテスト期間中の時だった。その日担任から旧音楽室にある資料を取ってこいと言う任務を授かりオレは薄暗い旧校舎の階段を昇っていた。

2階に昇った時何処かか啜り泣いているような声が聞こえたんだ。

2階には旧音楽室、旧理科室、旧図工室、がある。 「旧」ってついてるくらいだからどれももう使われてないんだけどね。

誰か泣いてんのかー…?

と声のする方へ目をやるとそこには小柄な女の子が佇んでいた。

だ、…大丈夫か……?

なんて素っ頓狂な声を出して手を差し伸べてしまったのを良く覚えている。

すると少女は立ち上がって「ご、ごめんなさい…っ…」と言い立ち去っていった。

あ、ちょ…あんまり廊下を走ったらせんせーに……

ってか、こんなとこに先生来ねぇか……。

なんて言いながら俺はさっき差し伸べた行き場のない手を前に出していた。

誰だったんだろ。

うちの学校は1学年1クラスの人の少ない学校だった。ま、田舎だしね。そして何より校舎が古い。ナニか出てきても可笑しくないぐらいに。 旧校舎も本校舎も変わらないぐらいに古い。

いや、さっき言った言葉取り消す。旧校舎のが断然古い。 旧校舎は歩く度ギシギシと軋んでて薄暗れぇし正直教師も近ずかない。だからって言うのもあるけど女の子が居たのホントビビった。

顔。分かんなかったなぁ。

これがオレ、らっだぁとカノジョの出会いだった。

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