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ただ一緒に笑っていたいから

第37話 - ずっと前から

410

2024年07月24日

#恋愛

#青春恋愛

#一次創作

桜野はな

eto

楽しかったね〜！w

yuan

も〜笑わないでよ〜！w

eto

いやぁ〜だって面白かったもんw

yuan

ひっぱりすぎw

eto

www

一通りアトラクションに乗って

気づいたらもう日が暮れていた

eto

もう暗くなってきたね

yuan

.....時間も時間だし、観覧車乗ろっか、

eto

そうだね！

eto

おぉ〜、久々に乗ったな〜

yuan

あ、そうなの？

eto

うん！
遊園地自体、来るの久々だからねw

yuan

だからあんなにはしゃいでたんだw

eto

やめてよ恥ずかしいw

yuan

可愛かったから大丈夫だってw

eto

！

eto

そっ、か、

今日はetoさんに可愛いと思った時何度もそう伝えた

その度に少しおどおどしたり

若干顔を赤らめたり

いつもと違うetoさんが

なんだか新鮮で、可愛くて

やっぱり好きだなって

何度も思わされる

eto

まだちょっとしか上がってないのに

eto

すごい綺麗な夜景

etoさんは目をキラキラと輝かせる

yuan

1番上はもっと綺麗なんだろうね

eto

うん

そろそろ、言うべきだろうか、

yuan

あのさ、！

eto

.....あのさ、

eto

あ、なに？

yuan

あ、いや、etoさんからでいいよ

eto

えっと、話が、あるんだけどさ、

話を切り出すと同時に俯き etoさんの顔は急激に赤くなる

yuan

うん

eto

ずっと話すか悩んでて、

eto

話したらもう戻れない気がして怖かったんだけど、

eto

話さないことが苦しくなってきちゃって、

eto

だから、ちゃんと隠さず全部話すから、聞いてくれる、？

yuan

うん、聞くよ

不安げで緊張してる声

eto

気づいたのは、今年中なの

eto

yuanくんと一緒に、初めて2人だけで出かけた日

yuan

うん

俺が自分の気持ちに気づいて

jpapa達の協力でデートに行った日だ

eto

なんだろ、見方が変わったって言うのかな、？

eto

yuanくんが、yuanくんじゃないみたいに、知らない男の人みたいに見えて、

eto

それで、なんだろ、

eto

凄く変な感じで、

etoさんの言葉1つ1つに

俺の心臓が反応する

強く脈を打ち

緊張が高まる

eto

色んな人に相談乗ってもらったりして、

eto

やっと気づけたんだ

だめだ

eto

でも今思えば、もう少し前から

eto

きっと、こう思ってたんだと思う

俺の中にあるものと似ているもの

きっと勘違いだと思っても

期待してやまない、

eto

今を、壊したくなくて、

eto

ずっと伝えられなかった、

同じだ、思っていることが

eto

だけどやっぱり、

eto

なにもしないまま後悔したくないから、

eto

.....私、

eto

私ね、

少ししゃくり上げながら

ゆっくり、話を続けてくれる

eto

ゆ、yuanくんが、好きなの、

yuan

！

俺が、今伝えようと思っていたこと

ずっと、ずっと、想い続けた

yuan

etoさっ、

eto

いいの、！

yuan

え、？

eto

返事は、いいの、

eto

わかりきってる事だからっ、

自分で紡ぐ言葉に涙を流しながら

ゆっくりと話を続ける

eto

yuanくんには好きな人が居て、

eto

私は仲間で、家族だから、

eto

私とは付き合えないこと、わかってる、

eto

だから、伝えるだけ伝えたかったの、

eto

yuanくんを想ってる人が居ることを

eto

知っていて欲しかったの、

eto

だから、私はっ、

yuan

っ、！

俺を想いながら

泣いて苦しむetoさんを

ぎゅっと、強く抱きしめる

eto

ゆ、yuanくん、？

yuan

お願いだから、泣かないで、

eto

え、？

yuan

大丈夫、大丈夫だからっ、

yuan

俺の話も、聞いて欲しい
全部、ちゃんと話すから

eto

.....うん、

抱きしめたまま続ける

yuan

俺、好きな人が居るって話したよね

eto

う、ん、

yuan

歳上で、優しくて、可愛くて、

yuan

それだけじゃなくてさ
俺の好きな人は

yuan

何に対しても一生懸命で

yuan

人のために全力で頑張れて

yuan

ちょっと強そうに見えて実は涙脆くて、怖いの苦手で、

yuan

俺が気持ちに気づいたのは、初めて2人で出かけた日の少し前

yuan

俺がetoさんを出かけようって誘ったのは、それが理由なんだよ

eto

........え、？
ど、どういうこと、？

yuan

俺の好きな人は....、
etoさんなんだ、

eto

えっ、

yuan

俺もetoさんと同じで、

yuan

今思い返したら、ずっと前からこの気持ちはあったんだよ

yuan

ずっとずっと、好きなんだ、

yuan

俺の好きな人は、守りたい人は、大切にしたい人は、ずっと一緒に居たい人は

yuan

etoさんなんだよ、

eto

でもっ、私ずっと、yuanくんに嘘ついてたのに、？

eto

病気のこと、隠して居なくなったりしたのに、

yuan

etoさんは優しいから、俺が気づかないようにしてくれたんでしょ？

yuan

心配かけないように、

eto

........うん

yuan

それなら仕方ないよ

yuan

俺のためにしてくれたことなんだから

eto

こんな私で、

eto

本当に、いいの、？

yuan

etoさんだから好きになったんだよ

yuan

etoさんがいいんだ

eto

っぅ、

eto

夢じゃ、ないよね、

確かにふわふわして現実味がない

yuan

本当に夢みたいだけど、夢じゃないよ

yuan

俺は、心の底からetoさんが好きだ

eto

私も、yuan君が好きっ、

yuan

.....etoさん

yuan

俺の彼女に、なってくれますか？

eto

うんっ、

eto

よろしくお願いします、！

やっぱり涙は流したままだけど

これまで見た中で1番の笑顔で

俺の手を取ってくれた

yuan

これからも、よろしくね

eto

うん、こちらこそよろしくね

目を瞑って、お互いの肩にもたれる

観覧車はもうくだり始めていて

もっと綺麗なんだろうと話していた

1番上の景色は見られなかった

ただ一緒に笑っていたいから

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桜野はな

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