TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

好きだなんて認めたくないよ

一覧ページ

「好きだなんて認めたくないよ」のメインビジュアル

好きだなんて認めたくないよ

4 - 第三話 差し伸べた手。

♥

6

2022年03月13日

シェアするシェアする
報告する

こんにちは!

遅くなってごめんなさい!!

不定期とは言え、待たせすぎましたね…

すみません…

もしかすると、次も遅くなるかもしれません💦

それでは!

本編レッツゴー

壮五

どうして………

壮五

僕に、話しかけてくれたんですか…?

………

……ほっとけなかったから…

壮五

………

壮五

………優しい方なんですね…

……当たり前のことしただけっすよ

それより………

何かあったんすか…?

前は、あんなに笑ってたのに…

壮五

前……?

壮五

………あぁ

壮五

プロポーズしたときの………

うん…

壮五

………

あの…

よかったら、俺に話してよ

知らない人の方がさ

話しやすいかなって……

壮五

………

壮五

うん………

壮五

ありがとう…

ありがとう、そう言って顔を上げた

涙で目が腫れていたけれど

やっぱり、綺麗な顔立ちをしているなって思った

プロポーズしたときの、自信のあった顔じゃないけど

十分、綺麗で

それこそ、モデルとかアイドルってくらいだ

壮五

僕………

壮五

婚約破棄をされたんです…

………

え?

信じられない

こんなに素敵な人を振るなんて…

……けど、やっぱりあの女の人は

笑っておいて、婚約破棄をした……

最低な女だな………

壮五

彼女………

壮五

浮気をしていたんです…

壮五

僕、全然気づかなくて………

………

壮五

家を出て行くように言われて…

壮五

実家行きです…

………なにそれ…

壮五

……え?

んだよ、その女

こんなに本気だった人のこと振るとか

どうかしてんじゃねーの?

壮五

………

壮五

君が怒らなくても大丈夫………

いいや!こんなん誰だって怒んだろ!

怒られねーの?

壮五

………

壮五

怒るというか……

壮五

悔しいというか……

壮五

………

壮五

もう

壮五

どうでもよくなったよ…

っ…

また………

また泣いちゃいそう………

これ、使って

ハンカチ

壮五

ごめん………

謝んなくていいって

壮五

うん………

壮五

それより………

壮五

こんなことして、大丈夫なの…?

え?

壮五

君、モデルだろ………?

………

今は仕事モードの『四葉環』じゃねーから

壮五

………

壮五

そっか………

大和

お待たせ致しました

大和

抹茶ケーキです

ヤマさん

大和

ん?

俺も欲しい

壮五

僕のと…

壮五

半分こしませんか…?

えっ、いいの?

壮五

はい…

大和

(タマのやつ、うまくいったのか…?)

あ、そうだ

家、追い出されんだろ?

実家どこ?

壮五

東京…

壮五

近くだから………

………

近くっつってもな………

こんな状態で実家に戻っても

両親が心配するんじゃ…?

なら………

じゃあさ

俺ん家、来いよ

壮五

……え?

大和

おい、何言ってんだ

自分でも、変なこと言ってんの分かってんよ

けど、普通に心配

それに、荷物とか取りに行くんだろ?

壮五

でも………

大和

はぁ………

大和

全く………

俺がこんなこと言うの

珍しいぜ?

大和

ほんとに珍しいな………

壮五

………

………

壮五

………?

俺の手の上に

あんたの手を乗せたら

俺ん家に来るってこと

大和

………

壮五

………

男の人は、俺とヤマさんの顔を交互に見た

迷っている姿も可愛いな、なんて思う

そんな彼に、俺はにっこりと笑顔を見せた

すると、彼もはにかんだように笑って

壮五

お願いします…

と、俺の手を軽く握った

大和

言っておきますけど

大和

こいつの家、結構汚いっすよ

ちょ!

汚くねーから!

壮五

………ふふっ

少し楽になったのか

ヤマさんと俺の話しに、くすっと笑ってみせた

壮五

お邪魔します…

壮五

って

壮五

全然汚くないじゃないですか…?

当たりめぇだろー

壮五

………

壮五

優しい人だなぁ…

ん?

何か言った?

壮五

あ…

壮五

いえ、何でもないです

そっか

あ、そーだ

名前、まだ聞いてなかった

壮五

そうでしたね

壮五

僕は逢坂壮五

へぇ、じゃあ、そーちゃんな

壮五

ふふっ、わかったよ

俺は四葉環

壮五

人気モデルさんだね

えへへ

壮五

じゃあ、僕は環くんって呼ぶよ

わかった

ちなみに、歳は………

えっ

そーちゃん、俺の一個上なん…?

壮五

みたいだね…

壮五

環くん、背も高いし体格もいいから

壮五

てっきり年上かと思っていたよ

なんか、変な感じ…

壮五

僕も

……それより

荷物、いつ取りに行くの?

壮五

そのことなんだけど

壮五

明日、取りに行こうかなって

明日……

あ、俺、明日空いてるから

一緒に取りに行こうぜ

壮五

えっ、いいの?

おー

力仕事は任せろ!

壮五

ふふっ、頼もしいな

壮五

改めて、ありがとう

いいっていいって

壮五

それじゃあ

壮五

よろしくお願いします

この作品はいかがでしたか?

6

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚