ほと💙の部屋
I💙
ほと💙は穏やかな顔で眠りについた。 ほと💙が眠りについたので、 俺も一旦休憩を入れることにした。
I💙
することないな〜…
まわりを見渡しても どうやらすることは無さそうなので、 俺はスマホを手に取る。
I💙
めっちゃ連絡とか
来てるやん…w
I💙
スマホのトークアプリには 通知が11件も来ていた。 どの通知もメンバーからで、 ほと💙の容態を心配している内容だった。
I💙
ほと💙抜きのやつやねんな…
どうやら、 「ほと💙に心配のメッセージを送って ほと💙が返信に忙しく(5人もいるので)、 身体を休めることが出来ない可能性がある。 それは流石に良くないだろう」という 彼らなりの気遣いだろう。
I💙
ほと💙のことを元気にし隊 (5)
しょ💜
い💙くん、大丈夫なん?
ない💕
ない💕
本当に大丈夫?
りう❤
心配なんだけど…
しょ💜
家に凸(とつ)る?
りう❤
ゆうす💛
大丈夫やと思うで〜
ゆうす💛
連絡とか来てたし!
ない💕
どんな内容だった?
ゆうす💛
わからん」って来たで?
しょ💜
ほんまに大丈夫なん?
I💙
ちゃんとアニキに
教えてもらったから!
ない💕
やっと返信来た〜!
しょ💜
I💙
りう❤
どんな感じなの?
I💙
お粥を作って、
食べさせて、
薬を飲ませて、
寝かせたで?
ゆうす💛
やってくれてんな!
ゆうす💛
I💙
出来ることはちゃんと
やったで〜
ない💕
家事は出来るのかな…?
I💙
何やねん!w
りう❤
「家事が苦手」って
話してたもんねw
ゆうす💛
I💙
看病ぐらいは出来るわ!w
しょ💜
せえへんねんなw
I💙
I💙
どうなってんねんw
ない💕
『ほと💙を元気にし隊』!
しょ💜
元気になってもらう為に
しょ💜
話し合いとか
しようと思って!
りう❤
ばっかりは任せられない
からね!心配だし…w
I💙
余計なのでは?w
りう❤
ゆうす💛
ゆうす💛
負担はかけたくない
からやねんで?w
I💙
ありがとうな!
ない💕
買う物とかあったり
したらここに連絡
してよね!?
しょ💜
グループを作った
意味がないからな!?
I💙
I💙
仲間思いやな〜
俺はスマホの画面越しに みんなの優しさや 気持ちの暖かさを読み取った。
ほと💙
I💙
ほと💙が眠りながら咳き込むと、 俺は当然のように ほと💙のことを撫でる。
彼氏でもないのに、こんなことをしてもいいのか。 そんな思考が頭をよぎる。
I💙
告白出来ひんだけ…ボソッ
I💙
ほと💙が眠っている中、 俺は小さな声で本音を呟く。
誰にも聞こえないような、そんな声で。
I💙
こんな恋、叶うわけ
ないのにさ…w
そう。こんな恋は 実るはずのない恋なのだ。
そう自分に言い聞かせても、 心が「そんなことない」って醜く暴れる。
I💙
…泣くな、俺ッ…!
叶うわけない、実るはずのない、 そんな恋をしてしまった俺は、 君からどんな罰を受ければいい?
君には、幸せになってほしいから。 だから俺は、自分の心を投げ捨てて 君の幸せを遠くから願い、見守る。
…前に、そう決めたのに。
どうしていつも、俺は君から目を離せない? どうしていつも、君は俺に笑いかけてくれる? どうしていつも…側にいてくれるのか?
疑問ばかり浮かぶ脳内。 そう、俺はいつも君のことばかり。
I💙
I💙
お前には幸せになって
ほしいんやで…ボソッ
そう言いながら俺は、 君の頭を優しく撫でる。
I💙
目からたくさんの雫が溢れ出る。 …これを『悔し涙』とでも言うのだろうか。
告白する勇気すら出ない俺。 情けない自分、君には到底釣り合わない。 …やっぱり、こんな自分が 情けなくて、悔しいんやろうな。
I💙
こんな俺が、お前の
ことを好きになって…
後悔の念が後を絶たない。
…俺は、君に恋をしたことを 後悔しているのだろうか。
そんなことない…きっと。 後悔なんてものは1つもないのに。
君のことを考えると、 申し訳なく思ってしまうんだ。
「こんな俺が好きになってごめん。」
…この言葉を聞くと、 君は一体、どんな顔をするのだろう。
呆れられるのか、 「当たり前だろう」と言われるのか。
君が放つ言葉全て 俺はありのままの意味で 受け止めてしまうから。
…この思いは、本当に伝えるべきなのだろうか。
I💙
I💙
したことなかったから…
そう。俺の初恋は君だよ。
I💙
慣れっこなんか…?w
意外と、といえば怒られるかもしれないが ほと💙は可愛い系男子なので、 女子から好かれることが多かった。
…モテる男も大変なのだろうが、 叶わない恋をし続ける側も 大変なんだぞ?wと言ってやりたい。
I💙
『経験者』に聞いてみるか…
そう呟きながら、 俺はまたトークアプリを開いた。